レストア・チューニング

[コスモスポーツレストア②] コスモを剥ぐ

 前回、割と程度が良さそうに見えるコスモスポーツが入庫したことをお伝えした。
一見良さそうに見えてもどうなっているかわからない。
安易に手直しして販売する、そうした姿勢が旧車系ショップの良くないところで、せっかく大金を用意して買った憧れの旧車なのに納車と同時に嫌になって旧車から離れてしまう人を増やした原因だ。
諦めず直そうと思ったユーザーから修理を依頼される弊社のような存在が必要だ。

うちでは、このコスモスポーツ、安易な売り方はしない。
まずは丸ハダカにして現状を確かめないことには、売る方だって心配のタネを増やすだけ。
そこで早速、外装部品を取り外してボディの状態を確認することにした。

だが、入庫した時点で左フロントの塗装が剥がれていたり、ひび割れていた。
ランプケースやエンブレムを外すなら、まずこの塗装をなんとかしなくてはならない。
そこで部品を外すのと同時に軽く塗装を剥いで見ると、これが面白いようにポロポロと取れてしまう。
おそらく過去に事故を起こしたかブツけられたかして、この部分は再塗装されたのだろう。
その質が良くなかったようだ。

外装から灯火類を外したら、さらにボンネットやトランク、ドアも外してしまう。
ここまで外しただけで「フルレストアしかない」と判断した。
そこでボディからはガラスも全て取り外し、エンジンやミッション、それにプロベラシャフトなどの駆動系も外してしまうことに。
こうして部品を外していくことで、クルマの正確な状態が見えるようになる。そこでわかったことは……。

左フロントフェンダーの傷み具合から事故歴アリと判断したが、それだけでは済まなかったようだ。
ガラスを外してピラーやルーフの状態を確認すると、ルーフにまでダメージが広がっている。
 
最悪の場合、横転した可能性も疑える。
この時点でボディは総剥離をしてイチから板金する必要が出て来たというわけだ。
そうなると短期決戦というわけにはいかない。
ここから長いレストアの旅路が始まった。

早速、ボディ表面の塗装を剥がすことにする。
自動車の塗装は鉄板の上に下地と呼ばれる塗装を施した上で、何層にも塗料を重ねて新車になる。
それを剥がすのだから簡単なことではないが、根気よく、そして元のプレスラインを崩さないよう慎重に塗装を剥がしていく。

するとやはり過去に何度かボディ自体も修復されていたことが判明した。
腐りやすいフェンダーの下側などには当て板を溶接して修理した跡がクッキリと残っているし、新車製造時に使われていないパテも盛り込まれていた。

ボディの表面だけではない。
フロアにも相応のダメージが見つかっている。

ブレーキやクラッチのマスターシリンダーがある下側は、案の定フルード漏れによる腐食が進行していたし、シートの後ろにあるバッテリー置き場周辺のパネルも腐って穴が空いている状態。
そのまま手直しして乗れそうに見えたコスモスポーツだが、本格的に部品を外して観察すると、これだけ悪いところが見つかるのだ。
これではきっと、エンジンやミッション、足回りも苦労することになりそうだが、必ず復活させる!

続く



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