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旧車 クラウン入庫情報 ニッポンの高級車

旧車 クラウン入庫情報

クラウンといえば誰もが納得の日本を代表する高級車である。
たとえレクサスが凄かろうと、あちらはアメリカ市場を見据えた世界戦略車。
だがクラウンは違う。
1950年代当時、ライバルメーカーが海外メーカーのクルマをノックダウン生産して技術を蓄えた。
だがトヨタは日本独自の技術と純国産にこだわり初代クラウンを生み出した。
それ以来、連綿と日本ならではの価値観を模索してきた。
VIPを乗せて不快にさせることなく、あくまでクルマは脇役なのだが主張するところは主張する。
こうしたスタンスが破られるのはいわゆる「ゼロクラウン」と呼ばれる12代目。
クラウンらしさを払拭して走行性能に磨きをかけた。
では「クラウンらしさ」とは何か?
それは船のようにゆるかやな挙動を示すサスペンションと弾けるような高出力より豊かなトルクでユルユル加速させるエンジン。
そして、これを端緒に感じることができるのが1987年に発売された8代目、S131系というわけだ。

当時はバブル景気のド真ん中。
豊富な開発資金と製造コストが用意されており、押し出しの強いフロントマスクにはフォグランプ一体の仰々しいメッキグリルがグンと前にせり出し、4ドアハードトップボディはソアラのお父さんみたいにムッチリとしていた。
細かいフィン模様のホイールにはクラウンの王冠が大きくあしらわれ、どこからみても威風堂々たるサイズ感を演出。
これだけ豪華に、そして押し出しの強いスタイルはクラウンといえどS131系までと言っていいだろう。
そんな8代目クラウンが今、目の前に新車のような姿で現れたら、どうだろう?

この手のクルマは新型へモデルチェンジするたびに代替えされて行く。
旧型にはあまり価値を見出されない。
だから安くなった中古車はヤンチャな向きの格好の素材になって行くのだが、中には新車時のまま維持保管されているケースもある。
当然、ディーラーでフルメンテを受けることが当たり前。
でも頻繁に長距離を走るでもなく、なんとなく家に居座る。
当然裕福な家庭で維持されたか、社用車として社長の家と会社を往復するだけに使われたとか、ともかく程度がいい場合がほとんどだ。

そんなクラウンを発掘した。
まずは写真をじっくりみて欲しい。
すでに27年落ちの大古車なのだが、そんな事実を微塵も感じさせない姿を保っている。
これだけのクルマにケチをつけようというのは無理がある。


だって、カタログから抜け出てきたかのようにフルオリジナルを保った、ほぼ完璧なのだから。

しかもグレードは最もパワフルなスーパーチャージャーのロイヤルサルーン。


アクセルを全開にすると今でも十分以上に加速してくれるだけの実力を備えている。

クラウンがクラウンらしかった、そして最も豪華さと緩やかさが尊重された時代の貴重な生き残り。


乗れば古さというより時代の空気が濃厚に感じられる1台。
何者にも代え難い価値がここにある。

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