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[旧車入庫情報 アルシオーネ]バブルの産物?

[旧車入庫情報 アルシオーネ]

 スバルといえばボクサーエンジン。つまり水平対向型。
シリンダーが水平に並ぶことでエンジンの全長を短く抑えることができ、かつシリンダーが真横をむくため左右方向に規制はあるもののエンジンの高さを低くすることができる。これにより重心高が低くなるのでハンドリングが軽快になる。
しかもクランクシャフトが短くて済むので高回転でスムーズなマナーを備える。
いわばスポーツエンジンとして理想的な形式。
だからインプレッサやレガシィもいいけれど、もっとスポーティなルックスによる本格的なスポーツカーが欲しいところ。

 そこで開発されたのが初代アルシオーネ。
80年代当時アメリカで爆発的なヒットジャンルとなったセクレタリーカー、つまり働くスマートな独身女性をメインターゲットにしていた。
だから本格的なスポーツカーというより、スタイル優先の実用性を重視した、いわばスペシャリティカー的存在。
アメリカではそこそこ売れたけれど、日本じゃいまいちパッとしない。
そこでスバルはモデルチェンジさせるに当たり、とんでもない飛び道具を開発。
それが唯一無二のエンジン、水平対向6気筒ユニットEG33型だ。
名前もアルシオーネSVXと一新して91年に発売された。

 ポルシェ911という強力なライバルと同じエンジン形式。
でもSVXはフロントエンジンによる4WD。
しかもボディはジウジアーロによる近未来感を全面に押し出した流麗なスタイル。
メーカー内のデザイナーに手直しされたとはいえ、今見ても古さを全く感じない。
でもバブル景気が終焉する時期の発売で新車価格は300万円半ばから後半。
ターボをつけて280ps出ていれば違う結果になったのかもしれないが、NAで240psのクルマということで販売は低迷。
年々廉価モデルを追加したものの、結果には結びつかなかった。

 孤高の存在なので中古車市場でも完全に希少車扱い。
でも探している人にとっては他で代用できないクルマ。
お探しの人、お待たせしました!

 今回は驚異の1オーナー・フルオリジナル物件が登場だ!
 平成5年式のバージョンEなので、廉価バージョンのS40も追加されていたが、ちゃんとバージョンEというところに好感が持てる。
走行距離こそ13万キロをオーバーしているが、これは逆に今までしっかり現役を続けてきた証拠。
いくら走行距離が伸びていなくても、普段乗らなかったクルマというのは意外にゴム系やブッシュ系が劣化する。


それよりも常に動いていたほうが全体のコンディションは維持できているものだ。

 すでに25年前のクルマなのに、このキレイさはどうだ!

 ボディはどこにも傷や凹みがなく、ジウジアーロが目指した近未来感をそのままに伝えてくれる。


室内だって痛みは極小で日頃から丁寧な扱いと清掃を続けてきたのだろう。


もちろんエンジンや駆動系にも問題はなし。


輸出前提で開発されているので、下手したら1年や2年で10万キロくらい走ることも海外では当たり前。
10万キロくらいで不具合が出るような設計じゃないのだ。

 手塩にかけて維持すれば、これからの10年をともに過ごすに相応しいSVXだと断言しよう。

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