2019.02.23[買取入庫情報]トヨタ TE27前期モデル
カローラ・レビン、スプリンター・トレノの初めてのモデルがTE27。
1970年に発売された2代目カローラに、やはり同年発売されたセリカ用1.6リッターDOHCの2T-Gエンジンを載せた、軽量パワフルなマシンだ。
開発当初からラリー参戦が前提だったことでもわかるよう、その走りは刺激的の一言。
アクセルをひと踏みすれば、どこからでもテールを振り出す豪快な特性。
カローラよりも固められた足回りに、オーバーフェンダーを標準装備して太いタイヤを履かせることができたから、コーナリングでは敵なしだった。
今回はTE27レビンのド初期である昭和47年式の前期モデルが登場だ!
この前期レビンは翌年にマイナーチェンジして顔つきが変わる前の、わずかに1年弱作られただけの希少モデル。
とはいえ、エンジンや足回りは前後期とも共通だから、刺激的な走りはそのまま。
TE27といえばボアアップするのが定番だが、このクルマはタコ足とマフラーで吸排気をチューン。
さらにオイルクーラーを追加。肝心のキャブは純正ソレックスではなくΦ44の大口径。
つまり、弾けるパワーは純正以上。さらにフロントに車高調、リヤは板バネでローダウンしてRSワタナベの13インチホイールを装備。
そもそも標準で5速MTだが、このクルマはAE86の5速を装備。もう走りに関して完全にまとまっているぞ!
ダッシュパネルにはシルバーカーボンのカッティングが貼られて黒一色の純正とは異なる趣。
こにナルディのディープコーン・ステアリングを装備して、運転席にはレカロSRⅢミレニアムを奢る。
チンスポを装備した外装ともども、コーナリング前提で仕上げられているのだ。
ここまでキマッた前期レビンは非常に珍しい。後期乗りと鉢合わせても十分以上のアピアランス。
TE27でしか味わえないドリフトを楽しもうじゃないか!