1966年に発売された初代から1995年に生産終了した5代目までの歴代ルーチェには、意外なことにずっとロータリーエンジン搭載車がラインナップされていた。
高級車なのにスポーティなエンジンを用意するのが当時のマツダ流。
でも今じゃ歴代ルーチェは数を減らして全然残っていない。
特に排ガス規制最中の3代目は希少。
ルーチェより上級イメージで売り出したルーチェレガートのことだ。
今回はそのレガートが出てきたぞ!
出てきたのは昭和52年式ルーチェレガート4ドア・スーパーカスタム。
物凄く長い車名だが、当時はこれが高級車らしい演出。
そしてエンジンは12A型2ローター・ロータリー。
たまにレガートが出てくることはあるけれど、大体レシプロエンジン。
今回はまさに掘り出し物の希少物件なのだ。
チンスポとワーク・エクイップ14インチアルミを履く姿はきっちりローダウン。
純白のボディにメッキが輝き、雰囲気は完全に昭和のワルだ。
懐かしいPIAAのハーフカバーがかかるシートは、モケットの痛みが少ないから前後とも純正のまま。
インパネには小径ウッドステアリングに水中花シフトノブ。
もう定番中の定番。
キレイなボディに程度の良い室内だから、このまま迫力のスタイルとロータリーの鋭い加速が楽しめる。
賭けてもいいけれど、これだけ上物のレガートなんて二度と出てこないと断言しよう!