2020.01.21[買取入庫情報]いすゞ 117 クーペXC
いすゞ117クーペといえば、初期のハンドメイドモデルか最終型の角目DOHCエンジン車が人気というのが相場。
今やハンドメイドは400万円とも500万円ともなり垂涎のマト。
だから排ガス規制により途絶えてしまったDOHCが復活した最終の角目が人気になった。
一時は相場をガクンと落とした角目だが、最近の旧車人気で相場はグングン上昇中。
でも乗ればわかるがDOHCエンジンとは言え、117は重くてホイールベースが長いからベレットみたいなスポーティさはない。
エレガントに流すのが似合うから、SOHCエンジンでも全然イイのだ。
ということでオススメしたいのがハンドメイドの後で量産になった丸目モデル。
1973年から1976年までの3年間だけしか生産されなかったから、最終の角目ほど残っていない。
でも希少価値ではハンドメイドが上だから、イマイチ注目されていない。
だが、ジウジアーロが描いた117のスタイルは、やっぱり丸目で成立する。
だから今こそ量産丸目に注目したいのだ!
今回紹介するのは量産丸目の昭和51年式いすゞ117クーペXCだ。
まずは写真を見て欲しい。
これだけ美しいスタイル、他のクルマじゃ絶対成立しない。
下回りにもサビは極小だから、一生いい状態で乗り続けることができるだろう。
量産丸目XCというと、ビニールレザーの内装というイメージだが、こちらはインジェクションになった1976年モデルだから、内装はモケットで上質。
ハンドメイドばりのウッドパネルも健在だから、外装同様にうっとりしちゃうくらいエレガントな内装なのだ。
インジェクションになったエンジンは上まで廻りたがらないから全然スポーティじゃないけれど、おっとりした性格だから運転していて疲れない。
おまけにクーラーがバッチリ使えるから季節を問わず楽しめる。
エンジンルームにサビはなく、走行距離は驚異の11万5000km台だから、旧車入門にも、人生最後の旧車にするにも最適な状態だ。