2020.02.18[買取入庫情報]日産 フェアレディ2000
国産車で初めて時速200kmを可能にしたのがSR311。
そう、Zが付く前のフェアレディ2000だ。
もともと1500でスタートしたフェアレディはアメリカ市場からの要望に応えて、高性能2リッター・ツインキャブエンジンを載せたのだ。
馬力としては145psと目立ったことはないものの、フレーム式ボディの車重は910kgしかなく5速ミッション採用だから205km/hもの最高速を誇った。
今回はそのSR311、しかも右ハンドルの国内仕様が出てきたぞ!
紹介するのは昭和43年式だから1968年のフェアレディ2000。
ライトブルーメタリックのボディは硬派さと同時にオシャレさも感じさせる。
写真からもわかるように、そのボディはもちろん内装や幌までバッチリ仕上げてあるから、何も手を加えるところはないはずだ。
ボディ下回りに若干サビはあるものの、フレームは別だから剛性には関係ナシで安心できる。
エンジンはノーマルながら純正のSUに代えてソレックスキャブを2連装。
さらに軽量フライホイールが入っているので軽い操作感でビュンビュン回るエンジンを楽しめる!
電装系がフルトランジスタなので、エンジンの調子が安定していることも安心材料だ。
さらにいいのは、なんとワンオフして装着されたクーラーがあること。
旧車は夏乗れないからなぁ、なんてボヤキはこのSRとは無縁の話だ!
じっくり見れば、内装の素晴らしさにも気がつくはず。
これだけしっかり張られているのは、SRのスペシャリストによるものだろう。
そして曇りがちな幌のスクリーンもクリアなまま。
クラシカルな趣と205km/hの最高速という、最高の旧車の1台。
探している人は絶対見逃せないし、古いオープンカーが欲しいなんて人にもピッタリなはずだ!