【旧車】ブラックマスクの豆知識

2000初頭までは、トヨタの手頃なスポーティモデルといえば「セリカ」

 トヨタの手頃なスポーティモデルは今なら86。だが2000年代初頭まではセリカがその座にあった。1970年の初代発売から、長らく若者に人気の2ドアクーペと3ドアハッチバックボディを備え、代々DOHCやターボエンジンによる鋭い走りが人気だった。

 1981年に発売された3代目セリカは、中でも後輪駆動FR最後の世代として長く人気を維持した。セリカで初めてターボエンジンが採用されたのも3代目だし、リトラクタブルヘッドライトが採用されたのも最初だった。さらには、3ドアモデルのノーズを伸ばして6気筒エンジンを積むXXシリーズが生まれた世代でもあり、記念すべきモデルだ。

「ブラックマスク」の名前の由来

 3代目の発売当時はリトラではなくポップアップ式ヘッドライトだった。1983年のマイナーチェンジでリトラが採用され、これと合わせてグリルがライトと同じ幅に変更される。このためライトを閉じた状態で前から見ると、フロントマスク全体がブラックで統一されていた。このマイナーチェンジが非常に好評でファンが急増。これに伴いポップアップ式ライトの前期型と区別するため、「ブラックマスク」という愛称が生まれた。これと前後して、前期型をライトが動作する様子から「ヒラメ」と呼ぶようにもなった。

A60セリカオーナーズクラブ「ブラックマスク」の結成

 このブラックマスクは誰が呼び始めたのか微妙なところなのだが、自然発生的に呼び方が普及していく。また1985年にはフルモデルチェンジしてFFになる4代目へと切り替わっているが、FR人気を反映して1987年にA60セリカオーナーズクラブ「ブラックマスク」が結成されている。

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