車の天井が剥がれてしまった場合のやってはいけないことや修理方法

天井が剥がれてしまって見栄えが悪い、中央が剥がれて垂れてきてしまっているなど、自動車の天井の内張りの剥がれに関する悩み。

外車で起こりやすいとトラブルとされ、特に欧州車や旧車に乗っている方は天井の剥がれに悩まされている方も少なくはないのではないでしょうか。

そして、天井が剥がれてしまうと、自分で綺麗に修理するのは至難の業。なかなか元通りには治せません。

ヴァ･ベーネでは、天井の張り替えはもちろんのこと、修理やメンテナンス、車検まで、どんな修理や整備でも柔軟に対応可能です。

車に関してお困りのことがあれば、こちらの修理・整備依頼フォームよりお気軽にご相談ください。

今回は剥がれてしまう原因や、簡単な応急処置の方法、修理方法まで自動車の天井についてお伝えします。

1 自動車の天井の内張りはなぜ剥がれるの？

欧州車やアメリカ車などの外車で起こりやすいとされている天井の剥がれ。中でも欧州車の天井は特に剥がれやすいと聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。

その原因は、日本の気候と内張りの貼り付けに使われている接着剤の違いにあります。

日本の夏場は気温が高いのはもちろんのこと、湿度も高いため車内が高温多湿な状態になることも珍しくはありません。反対に冬場は低気温で乾燥するなど、季節によって寒暖差・環境が大きく変化します。

そのため、天井の貼り付けに日本の気候に合わない・耐えられない接着剤が使われている場合、劣化を早めてしまうことがあります。

また、旧車など、製造から長い期間が経過した車の場合も注意が必要です。経年により国産車であっても気温や湿度の影響を受けやすくなるのはもちろんのこと、生地の裏側に貼り付けられたウレタンが劣化によりポロポロと剥がれたり、接着剤が粉状に加水分解してしまうこともあります。

天井の内張りが剥がれてしまった場合、まずはその原因が接着剤によるものか、経年劣化によるものかを見極めましょう。

接着剤が原因の場合は簡単な応急処置が可能ですが、経年劣化した天井は一度剥がれてしまうとなかなか綺麗に直すことはできません。張り替えになるため、プロの業者に相談しましょう。

2 車の天井の内張りが剥がれしまった時の応急処置の方法

車の内張りが剥がれた場合、まち針や画鋲を使う、糊や両面テープを使って止めるなどの応急処置があります。

まち針や画鋲を使う場合は天井が剥がれたり、垂れている部分を押さえ、まち針で仮止めをしましょう。剥がれている箇所を確認しやすいというメリットがあります。

天井の端側が剥がれている場合には、糊や両面テープを使って一時的な処置ができます。しかしながら、ボンドや接着剤、スプレー糊などを利用すると、乾燥後に天井に凸凹ができてしまう、後で修理する際に剥がすのが大変になる、白化してさらに補修が必要になるなどのデメリットがあるため、注意しましょう。

自分で作業するのは基本的な応急処置までに留めておくのが安心です。

3 車の天井の内張りが剥がれしまった時の修理方法

車の天井の内張りが大きく剥がれてしまった場合、基本的には張り替え作業が必要となります。そして天井の張り替えは、プロの業者に依頼するのがおすすめです。

天井の張り替えの作業内容は、自動車から天井のライナーを取り外し、生地を剥がしてからウレタン材や接着剤を除去、生地を貼り付け、再び天井に取り付けるという流れ。

シンプルな作業工程に見えるものの、実際にはプロの技術を要する作業です。実際に自分で作業するとなると接着剤が生地の表に染み出てきたり、天井が凸凹になり滑らかに仕上がらないなど、さらに見栄えを損なってしまうことも。

天井を綺麗に仕上げるには、ウレタンや接着剤を綺麗に除去する技術や、接着材を満遍なく均一に塗る技術など、さまざまな技術が必要です。

そのため、基本的にはプロの業者に依頼することをおすすめします。

自動車の天井の内張りの修理はプロに依頼するのがおすすめ

自動車の天井が剥がれてしまう原因は、日本の気候と内張りの貼り付けに使われている接着剤の違いです。旧車など、製造から長い期間が経過した車の場合は、経年による劣化が主な原因。

そして、天井が剥がれてしまった場合は、まち針や画鋲、糊、両面テープなど使って応急処置ができます。ただし、ボンドや接着剤、スプレー糊などを利用すると、さまざまなデメリットがあるため注意しましょう。

車の天井の内張りが大きく剥がれてしまった場合は、張り替え作業が必要となります。張り替えはプロの技術を要する難易度の高い作業のため、プロの業者に依頼しましょう。

ヴァ･ベーネでは、天井の張り替えをはじめとしたさまざまな修理・整備にも柔軟に対応可能です。車に関してお困りのことがあれば、こちらの修理・整備依頼フォームよりお気軽にご相談ください。