2025年1月27日
【完全版】車のワイパー交換方法!種類や選び方、注意点までご紹介
雨の日などに視界を確保するために装備されている車のワイパーは、安全なドライブに欠かせない存在です。
しかしながら「なんだかワイパーの水切れが悪い…」と感じていてもそのままにしてしまったりと、こまめに点検・交換を実施する方は意外にも少ないのではないでしょうか。
ところが、ワイパーのメンテナンスをおろそかにしてしまうと、利用中に異音がしたり、フロントガラスに傷がついたりなんてことも。
安全だけではなく、愛車を綺麗に維持するためにも、ワイパーのメンテナンスは重要と言えるでしょう。
今回は車のワイパーについて、交換する目安や選び方、交換する方法やその際に注意すべき点までお伝えします。
目次
1 ワイパーを交換する目安
ゴムが使われている車のワイパーは、日々の利用によってはもちろんのこと、車にあまり乗らない場合でも徐々に劣化します。
そのため、定期的なメンテナンスや交換が不可欠です。
本項ではワイパーを交換する目安や、交換前にチェックすべきポイントについてお伝えします。
1-1 ワイパーの交換前にチェックすべきポイント
ワイパーを交換する前にチェックすべきポイントは以下の3つ。
- ワイパーゴムが正しく装着されているか
- フロントガラスに油膜や撥水剤が残っていないか
- ガラスに傷がついていないか
ワイパーの交換を考えるポイントとして、まず挙げられるのが水切れの悪さなどの劣化です。
そこで、まずチェックしたいのがワイパーゴムがワイパーブレードに正しく装着されているかという点。そもそもワイパーゴムが正しく装着されていない場合は、交換したばかりでもうまく水を切れていない場合があります。
特に自身で交換を行なっていた場合には注意が必要です。
次にチェックしたいのが、車のフロントガラスに油膜や撥水剤が残っていないかどうかという点。
もし一部に油膜や撥水剤が残っていると、ワイパーを使った際にフロントガラスにムラができてしまうことがあります。
ワイパーの交換前には、フロントガラスの汚れを取り除くとともに、クリーナーを利用してガラスの状態をチェックすると良いでしょう。
最後にチェックしたいのが、フロントガラスの傷です。
フロントガラスに傷がついている場合、ワイパーを動かしてもガラス面が綺麗にならないことがあります。このような場合は、ワイパーの交換前にフロントガラスを修理・補修を行うことをおすすめします。
以上のチェックポイントを踏まえ、ワイパーの交換時期やその目安を見ていきましょう。
1-2 ワイパーの交換時期
車のワイパーを交換するのは、主にワイパーゴム、ブレードが劣化したタイミングです。
これらのパーツは、たとえワイパーを利用していなかったり、あまり車に乗っていない場合でも時間の経過とともに劣化するのが特徴です。
ワイパーゴムに関しては、6ヶ月から1年に1回のタイミングで交換するのがおすすめ。
フロントガラスに直接接触するワイパーゴムは、ワイパーブレードと比較すると劣化しやすいのが特徴。さらに、ゴムを利用していることから紫外線や熱、水などによっても劣化が進みます。
そのため、屋外駐車場を利用している車の場合、日光などにより屋内に駐車している車よりもワイパーの劣化は早くなります。
一方、ワイパーブレードの劣化の進行速度は、駐車場所や車の利用頻度などによって大きく変わるものの、1〜2年程度に1回を目安に交換するといいでしょう。
ワイパーブレードは、ゴムを使ったワイパーゴムと比較すると劣化しにくくなります。しかしながら、ワイパーの稼働部にあたるワイパーブレードは少なからず負荷がかかるため、劣化は免れません。
1-3 ワイパーのゴムが劣化した時
ワイパーゴムの劣化を判断する目安となるのは、以下の3つ。
- 利用した際にガタガタと異音がする
- ワイパーゴムが波打つ
- 細かい筋状の拭き残しや滲み、ムラができる
ただし、これらの症状がある場合でも、ワイパーゴムが正しく装着されていない、フロントガラスに油膜や撥水剤が残っているガラスに傷がついているなど、ワイパーゴム以外に原因があることもあります。
そのためこれらの症状が出た場合には、実際にワイパーを触り、ゴムの硬化、ひび割れや亀裂、変形などの異常がないかを確認しましょう。
1-4 ワイパーブレード本体が劣化した時
ワイパーゴムと比べて、ワイパーブレードは劣化しにくいのがポイント。
しかしながら前述したような症状が出ている場合は、ワイパーゴムの劣化と合わせてがたつきや異音などがないか、ワイパーブレードの状態もチェックしておくことが大切です。
もしワイパーブレードの金具が劣化していたり、本体に錆などが発生している場合、劣化が進行している可能性が高いため、ワイパーゴムと合わせて交換するのがおすすめです。
2 ワイパーの種類
ワイパーは一般的な雨用ワイパーと、寒冷地向けのの冬用(雪用)ワイパーの大きく2つに分けられます。
さらに、ワイパーゴムと、ワイパーブレードにはそれぞれ4つづつ種類が用意されています。
それぞれ特徴や利用を想定したシーンが異なるため、交換する際は種類について事前に把握し、最適なものを選びましょう。
2-1 ワイパーゴムの種類
ワイパーにおいて、直接ガラスの水を拭き取るワイパーゴムには、主に4つの種類があります。
- スタンダードワイパー
多くのモデルで標準装備として取り付けられているワイパーゴム。安価で一般的な性能を持っています。 - グラファイトワイパー
ゴム表面がグラファイトでコーティングされたワイパーゴム。コーティングにより稼働時の摩擦抵抗が減るため、滑りが良いのが特徴です。フロントガラスの撥水コーティングの劣化防止や、ワイパーの引っ掛かりを防ぐ効果があり、価格は基本的にスタンダードワイパーより高くなる傾向にあります。 - 撥水ワイパー
撥水効果のあるワイパーゴム。稼働時にフロントガラスに撥水コーティングができ、高い水捌け性能を誇ります。価格はグラファイトワイパーよりさらに高価なものの、撥水コーティングが不要となるのが魅力です。 - 冬用(雪用)ワイパー
雪や寒さに強い素材が使われたワイパーゴムは、低温環境でも硬化しにくいのが特徴。冬用(雪用)ワイパーを利用する際は、併せて雪用ブレードを利用することを推奨します。
2-2 ワイパーブレードの種類
ワイパーブレードの種類は、主に以下の4つ。
- トーナメントワイパー
多くの日本車に標準装備されている一般的なワイパーブレード。その名称は大小のフレームの組み合わせが、トーナメント表のように枝分かれしていることに由来します。全体に均一に力がかかるのに加えて、骨組み自体の強度も高く歪みにくいことや、曲面ガラスに対する拭き取り性能の高さが特徴です。 - フラットワイパー
1999年、ドイツの自動車機器メーカー「ボッシュ」によって開発されたワイパーブレード。ガラスへ密着するため高速走行でも浮きにくく、見た目がシンプルかつ水捌けが良いのが特徴です。欧州車をはじめとした外車に装備されることが多く、トーナメントワイパーよりも高価かつ、ワイパーブレード・ゴムが一体化したものもあります。ただし、ワイパーゴムの交換ができない場合もあるため注意が必要です。 - デザインワイパー
デザイン性に優れたワイパーブレード。曲面が多いガラスに対する拭き取り性能が高く、高速走行時にも浮きにくい、トーナメントワイパーとフラットワイパーのメリットを併せ持ちます。フラットワイパーと同じくトーナメントワイパーと比較して高価なものの、近年では標準装備している国産車も多く見られます。 - 冬用(雪用)ワイパー
雪の降るような寒冷地向けのワイパーブレード。ブレードに凍結防止カバーを備えているものも多く、凍結や雪に対応できる強度を持ちます。ブレードのサビ予防策として、中にはステンレス製のものも提供されています。
3 ワイパーを交換する際の選び方
交換時にワイパーを選ぶ際は、適合するものを選ぶのはもちろんのこと、価格や性能、純正・社外製など、おさえるべきポイントがあります。
本項では交換時のワイパーの選び方について見ていきましょう。
3-1 愛車に適合するワイパーを選ぶ
ワイパーを選ぶ際にまず初めに確認すべきポイントは、自身の愛車に適合しているかどうかです。
適合していないワイパーは、車につけることはできません。適合するワイパーの型を見つけるためには、商品パッケージやメーカーのホームページ、カー用品店などに用意されているワイパーのカタログで確認しましょう。
適合するワイパーを探す際には車種や型式、年式などの愛車の情報が必要となるため、あらかじめ確認しておくと安心です。
一方、純正ワイパーブレードが取り付けられていない旧車などの中古車の場合、純正パーツに適合するワイパーゴムを見つけたとしても取り付けられない可能性もあります。
そのような場合は、現在取り付けられているワイパーブレードの商品名や品番などをあらかじめ確認し、それに合ったワイパーゴムを調べておくと良いでしょう。
3-2 ワイパーの価格や性能で選ぶ
社外製のワイパーゴム・ブレードを選ぶ際は、価格・性能や用途の2通りの選び方があります。
価格重視で選ぶ場合はあくまでも適合車種のみ把握し、安価なものを選びましょう。
一方、性能や用途でワイパーを選ぶ場合は、前項のワイパーゴム・ブレードの種類を参考に、特徴や用途などを考慮したうえで選ぶのがおすすめです。
撥水コーティングが面倒な方は撥水ワイパー、フロントガラスをコーティングしている方はグラファイトワイパー、寒冷地にお住まいの方は冬用(雪用)ワイパーの様に、愛車や環境にあったワイパーを選びましょう。
3-3 純正ワイパーと社外製ワイパー
一般的に車のワイパーは標準装着のメーカー純正品のワイパーと、市販されている社外製のワイパーの2つ。
ディーラーから購入する純正品のワイパーは、社外製ワイパーと比べて高価なものの、デザインが施されているモデルや、特殊なワイパーを採用したモデルの場合は、外観を損なうことなく利用できるメリットがあります。
一方、社外製のワイパーの場合、純正ワイパーより安価なものはもちろんのこと、高性能なものが用意されているのがポイント。
また、デザイン製の高いワイパーもあるため、カスタムにこだわる方にも人気です。
4 プロにワイパー交換を依頼する場合の費用感
ワイパーの交換は自身でも可能ですが、作業に不安のある方や一部の外車など特殊なワイパーを採用しているモデルの場合は、プロに依頼するのが安心です。
ワイパーの交換をプロに依頼する場合はワイパーブレード・ゴムの購入費用に加えて、工賃がかかるのがポイント。
メリットとしては自分で作業する手間がかからないことや、失敗を心配しなくても良いことなどが挙げられます。
依頼場所ごとの工賃は以下を参考にしてください。
- カー用品店で交換する場合
300〜1,000円程度 - ガソリンスタンドで交換する場合
500〜1,000円程度 - ディーラーで交換する場合
1,500〜2,000円程度
カー用品店で交換する場合は、ワイパーブレード・ゴムともに豊富に用意された中から選択することができます。
そのためデザインや機能性でワイパーを選びたい方は、カー用品店での交換がおすすめです。また、費用に関しては3つの中で最も安価に交換できる点も魅力の一つ。
一方、ガソリンスタンドはドライブ中に不具合が起きた場合などにも早急に対応可能です。ただし在庫数がカー用品店と比べて少ないことや、ワイパーブレード・ゴムのセットのみ取り扱いの店舗もあり、ワイパーゴムのみの交換に対応していない場合があることを覚えておきましょう。
工賃に関してはカー用品店と大差なく、比較的安価に交換できます。
ディーラーでワイパーを交換する場合は、工賃が他と比べて割高になりがち。
そして基本的に標準装備のワイパーを購入することになるため、ワイパーブレード・ゴムの本体価格も社外製のものと比較して1,000〜2,000円程度割高になります。
そのため、交換費用をおさえたい方は、カー用品店もしくはガソリンスタンドで依頼するといいでしょう。
ヴァ・ベーネでは、ワイパーの交換や点検はもちろんのこと、修理やメンテナンス、車検まで、どんな修理や整備でも柔軟に対応可能です。
車に関してお困りのことがあれば、こちらの修理・整備依頼フォームよりお気軽にご相談ください。
5 自分でワイパーを交換する際の注意点と手順
自分で作業する方法がワイパー交換費用を最も安くおさえられます。
しかしながらメンテナンスに慣れていない方や初めてワイパー交換するという方は、不安を感じていたり、そもそも方法がわからないという方も多いはず。
本項では交換する際の注意点、用意すべきもの、交換方法の手順で自分でワイパーを交換する方法についてお伝えします。
5-1 ワイパー交換をする際の注意点
ワイパーを交換する際に気をつけておきたいポイントは主に以下の2つ。
- ガラスを保護する
- 慎重に作業する
ワイパーの交換中にやってしまいがちなのが、愛車のガラスを傷つけてしまうという失敗です。
ワイパーを交換する際は、ワイパーアームを立てて作業します。ワイパーブレードを取り外したタイミングでワイパーアームが倒れると、ワイパーのバネによって強くガラス面にあたってしまいます。
するとガラスを傷つけてしまうこともあり、場合によっては割れてしまうこともあるため注意しましょう。
このようなトラブルを防ぐためにも、ワイパーの交換作業中はフロントガラスにタオルなどの布を置き、保護することが大切です。
そして、ワイパーを取り扱う際は慎重に作業しましょう。
ワイパーブレード・ゴムの交換時、パーツがうまく抜けない・はまらないことがあります。
そんな時、無理に力を入れて作業をすると、パーツが破損してしまうことがあるのはもちろんのこと、金属部などで怪我をしてしまう危険性があるので十分に注意しましょう。
そのため、パーツがうまく抜けない・はまらない場合にはまず、パーツの向きや方向を確認し、慎重に作業を進める必要があります。
5-2 ワイパーの交換前に用意すべきもの
注意点をチェックしたところで、次は交換前に用意すべきものを見ていきましょう。
- 汚れても良い服装
- 軍手などの手袋
- ガラスの保護に使うタオルなどの厚手の布
- 交換用のワイパーブレード・ゴム
ワイパーは汚れていることも多いため、交換作業時には汚れても良い服や軍手など、作業用の服装を用意しておくと安心です。軍手は怪我から手を守るのにも役立ちます。
前述の通り、フロントガラスの傷や破損を防ぐためにも、タオルなどの厚手の布を用意してください。また交換用部品に関しては、ワイパーブレード・ゴムを必要に応じて用意しましょう。
5-3 ワイパーの交換方法
ワイパーの交換作業を行う際には、まずは軍手などの手袋を装備しましょう。
手袋をつけたらワイパーとフロントガラスが接触する面に、事前に用意したタオルなどの布を敷き、ガラスを保護してください。
次は、実際にワイパーを触ってゴムの硬化、ひび割れや亀裂、変形などの異常がないかワイパーの状態をチェックします。
この時、ワイパーブレードの錆や金属の劣化、稼働部の金具の緩みなども確認しましょう。
状態の確認が済んだらワイパーアームを立て、実際に作業を始めます。さの際にワイパーの先などをもつのではなく、根本部分を持って立ち上げましょう。
ワイパーアームを立てたら、アームとブレードの接続部にあるストッパーを押さえながらワイパーブレードを手前側に引いて取り外します。スライドする方向が間違っている場合はスムーズに外れないことがあるため、無理に力を入れずに正しい方向を探しましょう。
ワイパーブレードが取り外せたら、あらかじめ敷いた布の上にワイパーアームを寝かせてください。アームが勢いよく倒れてガラスを傷つけないためにも、作業中は必ず寝かせておきましょう。
ワイパーブレードを交換する場合は、取り外した時と逆の手順で用意していた交換用のワイパーブレードを取り付けてください。
ワイパーゴムのみ交換する場合は、ワイパーゴムをロックしている穴に注意しつつ取り外したワイパーブレードからワイパーゴムを引き抜きましょう。次に交換用のワイパーゴムを取り出し、金属部を固定しているパーツを取り外してください。
そして、交換前のワイパーゴムを抜いた側から、金具のツメをワイパーゴムの溝に通しながら差し込みましょう。この時、方向を間違えないように注意が必要です。
根本まで新しいワイパーゴムを差し込み、金具のツメをロック穴にはめ込んだら、ゴムの溝とブレードが噛み合うように調整しましょう。
ワイパーゴムの交換が済んだら、ワイパーブレードを取り外した時と逆の手順で取り付けてください。
保護用の布をフロントガラスから取り除き、ワイパーアームをゆっくりとガラス面に戻したら作業完了です。
6 ワイパーを長持ちさせる6つの方法
前項で説明した通り、ワイパーは徐々に劣化します。
そして、その交換時期に関してはワイパーゴムで6ヶ月から1年に1回、ワイパーブレードで1〜2年程度に1回が目安です。
しかしながら、保存状態や利用方法が適切でない場合、目安となる期間が経過する前に性能が低下してしまうことも。
そうならないためにも、日々のメンテナンスや気をつけるべきポイントをおさえておくと安心です。
本項ではワイパーを長持ちさせる6つの方法をお伝えします。
6-1 こまめにワイパーを掃除する
ワイパーゴムの劣化を進める1つの要因として汚れがあります。
汚れがついたままの状態でワイパーを動かすと、余分な摩擦によりゴムの劣化が早まってしまうことがあります。そのため、ワイパーに付着した汚れを取り除いくことで、ワイパーゴムの寿命を延ばすことが可能です。
その方法はワイパーゴムをクロスなどでこまめに拭き取るだけの簡単なもの。
洗車時やメンテナンス時に併せてワイパーを拭き取るだけで摩擦が軽減され、劣化の進行を遅らせる効果が期待できるでしょう。
6-2 乾いた状態でワイパーを動かさない
晴れた日などにフロントガラスが乾いた状態でワイパーを動作させないのも、長持ちさせるためには重要なポイントです。
乾いた状態でワイパーを動かすと、ガラスについた汚れを広げてしまうのはもちろんのこと、摩擦によりガラスとワイパーゴムの両方を傷つける恐れがあります。
そのため、晴れた日にワイパーを動かす際は、ウォッシャー液を噴射してからワイパーを動作させるようにしましょう。
6-3 ワイパーで汚れを落とさないようにする
汚れ落としにワイパーを使うのも、ワイパーを劣化させてしまう要因です。
ガラスに汚れがついた状態でワイパーを動かすと、汚れによる摩擦によって劣化が進むのはもちろんのこと、ゴムがダメージを受けてしまいます。
そのため、走行時などのやむを得ない場合を除き、汚れを発見した場合はできるだけ水などで洗い流すようにしましょう。
6-4 ワイパーがフロントガラスに張り付いた状態で動かさない
ワイパーはゴム素材のため、高温・低温になる夏場や冬場には、ワイパーゴムの表面が溶ける、凍るなどしてフロントガラスに張り付くことがあります。
そして、ワイパーゴムがガラスに張り付いた状態でワイパーを動かしてしまうと、切れたり歪みが生じるなど、ダメージの原因となってしまいます。
そのため、夏場は車を利用する前に水をかけてワイパーを剥がす、冬場はぬるま湯やデフロスターで溶かすなど、事前にワイパーを剥がしておくことが大切です。
ただし、フロントガラスは急激な温度変化によってヒビが入ってしまう恐れがあるため、熱湯をかけるのは避け、あくまでもぬるま湯を利用することがポイントです。
6-5 気温が高い時や雪が降っている場合はワイパーを立てておく
先に説明した通り、高温・低温になる夏場や冬場には、ワイパーゴムがフロントガラスに張り付くことがあります。
それをあらかじめ予防するのも、ワイパーを長持ちさせるのに重要なポイントです。
高温・低温が予想されるような日には、あらかじめワイパーを立てておくことでフロントガラスへの張り付きを未然に防げます。
冬の場合には、積雪によるワイパー破損を防止する効果もあります。
6-6 ガラスに撥水コーティングをする
車用のガラス撥水剤は本来の効果のみならず、ワイパー保護にも有効な手段です。
撥水剤によってガラスの表面がコーティングされると水滴や汚れが付着しにくくなるのはもちろんのこと、ワイパー利用時にゴムとガラス面の摩擦も低減する効果があります。
施工する際は下地処理が非常に重要。ガラス表面の油膜や残っている撥水剤を充分に落とすことでコーティング乗りがよくなり、強い撥水効果が期待できます。
そして、撥水コーティングを施した場合は、グラファイトワイパーを利用するのがおすすめ。フロントガラスの撥水コーティングの劣化防止や、作動時の引っ掛かりを防ぐ効果が期待できます。
ワイパーにこだわってワンランク上のカーライフを
今回は車のワイパーを交換する目安や選び方、交換方法や注意すべき点についてお伝えしました。
車のワイパーは雨の日の視界確保など、安全に運転するためには欠かせない装備です。
ところが普段何気なく使っているが故に、引っかかりなどの違和感を感じても、メンテナンスせずにそのままにしている方も少なくないはず。
しかしながら、メンテナンスを行うことで快適な状態で長く利用できるのはもちろんのこと、その種類について知り自身に合ったタイプを選択することで、より良い環境でのドライブが実現できるのも事実です。
ヴァ・ベーネでは、ワイパーの交換や点検はもちろんのこと、修理やメンテナンス、車検まで、どんな修理や整備でも柔軟に対応可能です。
車に関してお困りのことがあれば、こちらの修理・整備依頼フォームよりお気軽にご相談ください。
本記事を皆さんのカーライフのお役に立てていただけると幸いです。
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