
2025年9月19日
急ぎの車修理に!板金塗装を即日対応してもらうためのポイント
車をぶつけてしまった、擦ってしまった…。
そんなとき、できればすぐに直したいと思うのが当然です。
特に通勤や買い物などで毎日車を使う方にとって、板金塗装の修理が長引くのは困りもの。
「即日で対応してくれる板金塗装業者ってないのかな?」という方のために、板金塗装を即日で対応してもらうためのポイントや、対応可能なケース・注意点をわかりやすく解説していきます。
急ぎで車を直したい方は、ぜひ参考にしてください。
目次
1 板金塗装の「即日対応」に関して
「即日対応」と聞くと、朝に車を預けてその日のうちに修理が完了し、夕方には引き取れるというイメージを持つ方も多いかもしれません。
実際に、軽度な損傷であれば即日での板金塗装が可能なケースはありますが、すべての修理がそうとは限りません。
ここでいう「即日対応」とは、以下のようなパターンを指すことが一般的です。
- その日のうちに修理作業を開始してもらえる
- 小規模な傷やへこみであれば、数時間で完了して当日中に引き渡しが可能
- 部品交換や特殊塗装が必要な場合でも、相談に即応じてもらえる体制がある
つまり、「即日対応」とは「即日完了」ではなく、「即日着手・短納期対応」の意味合いで使われることも多く、業者によって定義に幅があります。そのため、「即日対応OK」と書かれていても、どの範囲まで可能なのかを事前に確認することが非常に重要です。
2 即日対応できる板金塗装の条件とは?
板金塗装を即日で対応してもらうには、いくつかの条件を満たしている必要があります。
業者側の体制だけでなく、車の損傷状況や依頼のタイミングなど、さまざまな要素が影響します。
2-1 軽度な損傷であること
即日対応が可能となるのは、あくまで小規模な修理に限られます。たとえば以下のようなケースです。
- ドアやバンパーにできた浅い擦り傷や引っかき傷
- 小さなへこみ(パネル交換不要)
- 塗装の一部が剥がれた程度の損傷
一方で、部品の交換が必要な大きな損傷や、フレームにまで影響があるようなケースでは、即日対応は難しくなります。
2-2 パーツ交換を伴わない修理内容であること
損傷部位に部品の交換が必要な場合、在庫や取り寄せに時間がかかるため、即日での作業は現実的ではありません。
逆に、パテ埋めや研磨、再塗装など、補修だけで済むものであれば、即日対応が可能なことが多くなります。
2-3 一般的な塗装色・車種であること
車の色も即日対応可否に関わる要素です。よく使われるホワイト、ブラック、シルバーなどの標準色であれば、塗料の在庫が豊富にあり、すぐに塗装作業へ入ることができます。一方、パール系や特殊カラー、輸入車専用色などは、調色や塗料の準備に時間がかかる場合があります。
2-4 午前中に来店できること
即日での修理を希望する場合、来店時間も重要です。
午前中、できれば開店直後の時間帯に車を預けることで、当日中の作業完了の可能性が高まります。午後からの来店では、他の作業が立て込んでいる可能性があり、当日中に終わらないこともあります。
3 修理を急ぐなら事前予約がカギ
即日対応の可能性を高めたいなら、事前の予約が何よりも重要です。
特に平日や週末、繁忙期などは、飛び込みの来店だけでは対応できないことが多いため、少しの準備が大きな差を生みます。
多くの板金塗装業者は、事前にその日の作業スケジュールを組んでいます。そのため、たとえ技術的に即日対応が可能なケースでも、すでに他の修理作業が入っていれば当日の作業開始ができません。
したがって、「その日のうちに直したい」と考えている場合は、前日または当日の朝に電話予約をしておくことが理想的です。
事前に予約をしておくことで、業者側は必要な塗料や機材、人員の調整がしやすくなります。
また、損傷の程度を電話や写真で伝えておけば、修理内容をある程度事前に想定できるため、来店後すぐに作業へ入れる可能性が高まります。
とくに最近では、専用フォームなどで写真を送って見積もりを依頼できる店舗も増えており、こうしたサービスを活用することで、よりスムーズな即日対応が期待できます。
4 即日修理のメリット・デメリット
板金塗装の即日対応は非常に便利なサービスですが、すべての人にとって最適とは限りません。スピードの代わりに発生するリスクや制約についても、事前に理解しておく必要があります。ここでは、即日修理の主なメリットとデメリットを整理します。
4-1 即日修理のメリット
すぐに車が使える
日常的に車を使う人にとって、修理中に車が手元にないことは大きなストレスです。
即日対応であれば、仕事や買い物、子どもの送り迎えなどへの影響を最小限に抑えることができます。
保険を使わずに済ませやすい
軽度な損傷なら、保険を使わず自費での修理を選ぶ方も多くいます。即日修理は比較的低コストで済むことも多く、手続きが煩雑な保険申請を避けたい人にも適しています。
4-2 即日修理のデメリット
作業内容が限定される
即日対応可能な修理は、あくまで軽度なキズやへこみに限られます。構造的な修復や部品交換が必要な場合は、日数をかけた丁寧な作業が必要です。
仕上がりに妥協が必要な場合も
短時間で仕上げる関係上、完璧な塗装のなじみや細部の仕上がりについては、通常の修理より多少の妥協が求められることがあります。見た目を重視する方は、事前に仕上がりレベルを確認しておくとよいでしょう。
費用が割高になるケースもある
即日対応には、人員や作業工程の調整が必要になるため、通常より高めの費用設定になることがあります。見積もりを取ったうえで、納得できる価格かどうか判断することが大切です。
このように、即日修理にはスピードという大きな魅力がある一方で、内容や仕上がりに制限があることも理解しておく必要があります。
5 念のため確認しておきたい保険の適用
板金塗装の修理費用は、損傷の程度によっては数万円から十数万円に及ぶことがあります。即日修理を希望する場合でも、自動車保険が適用できるかどうかを確認しておくと、費用負担を大きく減らせる可能性があります。
5-1 小さな傷でも保険の対象になることがある
たとえば、駐車場での接触や縁石へのこすり傷など、自損事故や単独事故であっても、車両保険を付帯していれば修理費用が補償されるケースがあります。保険を適用できれば、高額な修理も自己負担なし、あるいは少額で済むこともあります。
5-2 即日修理と保険申請の両立はできる?
業者によっては、即日で修理を進めつつ、後日保険会社とやりとりを進めてくれるケースもあります。
ただし、原則として保険会社への連絡・確認を行う前に修理を始めてしまうと、補償対象外になるリスクがあるため注意が必要です。
即日対応を希望する場合でも、「保険での修理が可能かを保険会社に確認したい」と業者に相談すれば、柔軟に対応してくれる可能性があります。
5-3 免責金額や等級ダウンにも注意
保険を使えば費用負担を減らせる一方で、以下のような注意点もあります。
- 免責(自己負担)額が設定されている場合、一定金額までは自費になる
- 翌年以降の等級が下がり、保険料が上がる可能性がある
- 一部の保険では、軽微な損傷に対して補償対象外となることもある
このように、保険を使うかどうかの判断は費用面だけでなく、将来の保険料や補償範囲を踏まえて慎重に検討することが大切です。
即日対応の板金塗装は「条件」と「準備」がカギ
急な傷やへこみができたとき、できればすぐに修理を済ませたいと思うのは当然のことです。
板金塗装の即日対応は、軽度な損傷であれば十分に可能ですが、そのためにはいくつかの条件と準備が必要です。
とくに、修理内容が限定的であること、午前中に依頼できること、業者が即日対応に対応していることがポイント。信頼できる業者を事前に探しておき、いざという時にすぐ連絡できる体制を整えておくことが、スムーズな修理への第一歩となります。
また、費用面では保険の活用も視野に入れつつ、即日修理のメリットとデメリットをしっかりと理解しておくことが大切です。
日々の暮らしの中で車が欠かせない方にとって、即日対応の板金塗装は頼れる選択肢のひとつです。万が一の時に慌てないためにも、情報を事前に整理し、自分に合った修理方法を冷静に選べるようにしておきましょう。
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