1960年代を彩った旧車10選!!

【1960年代前半の旧車】懐かしの旧車をご紹介します!

日本では元号が平成から令和に変わり、新しい時代を迎えました。
時代の変化とともに車も新しい製品がどんどん登場してきています。

しかし、時代を重ねても色褪せない魅力を持ち合わせた旧車も多く存在するものです。
今回は、魅力溢れるヴィンテージもののひとつとして、今回は1960年代を代表する旧車をご紹介します。

1960年代はどんな時代?

1960年代は元号でいうと昭和35〜44年にあたります。
当時の日本は、高度経済成長の真っ只中にあり、1964年には東京オリンピックが開催されました。

1960年から、カラーテレビの本放送がはじまります。
最初に登場したカラーテレビはなんと1台50万円もかかるため、冷蔵庫や自動車に並んで憧れの対象とされていました。
NHK連続テレビ小説や大河ドラマの放送開始、大人気なクイズ番組、プロ野球中継など、お茶の間を明るくする存在としてテレビは大活躍しました。

テレビの活躍に並び、車の存在も次第に欠かせないものになってきます。
第二次世界大戦が終局した1946年の日本は、車の生産設備に多大なるダメージを受け、乗用車の生産が禁じられていたため、国産車が走っている姿は見られませんでした。
それが1949年に乗用車の生産が解禁されてからは一気に発展、日産自動車がイギリスから最新の技術を学びながら自動車を生産するなど国産車が大きく成長を遂げました。

1963年には名神高速道路、1968年には東名高速道路ができ、自動車の需要もとても高まります。
東名高速道路ができた同年1968年にGNP(国民総生産)世界2位という記録を残しました。

シンプルに自動車が欲しいという需要よりも、より価値のある大きな自動車を求める日本人がどんどん増えていきました。
現在でも世界中で愛されているカローラの初代が1966年にトヨタから誕生しています。
当時は、トヨタ車と日産車が激しい販売競争を繰り広げていました。

さらには、1963年に第1回日本グランプリが開催された影響を受け、国内車の高性能化が促進されます。
1960年代後半には本格的な性能を兼ね備えた国産スポーツカーも生まれました。
ロマン溢れる熱い時代だったといえるでしょう。

1960年代を代表する旧車は?

1960年代は、東京オリンピックの影響もあって自動車の需要が非常に高くGNP2位を記録しています。
今回は、1960年代で人々の憧れとして注目を集めていた自動車たちを1960年代の前半と後半に分けてご紹介していきます。

1960年代前半を代表する旧車

【1960年代前半の旧車】懐かしの旧車をご紹介します!

1960年代前半というと、東京オリンピックが1964年に開催されるなど、自動車の需要が非常に高かった時代です。
価値のある乗用車が求められた時代でもあり、非常に希少な乗用車も産まれました。
スポーツカーも製造されましたが、当時はまだ技術がなかったために、工夫を凝らしている面も見受けられます。

1960年代前半を代表する旧車として、日産・三菱・プリンス・マツダ・ホンダから1台ずつご紹介します。

1:日産セドリック

セドリックは、日産から1961年に誕生した純国産の中型乗用車です。
1961年から2004年の間で、初代から10代目まで製造されていました。
コーン型のステアリングホイールやヘッドランプを左右で2つずつつけたデュアルランプ、前輪と後輪の両方に採用されたサーボブレーキといった特徴があります。

4人乗りから5人乗り仕様になるなど、初代は登場してからも進化を遂げました。
これは、40mmほど後部座席の幅を広げることで実現しています。
小型のタクシーでも料金はそのままで定員を増やすことができ、当時のタクシー業界に革命を起こしました。

2:三菱ジープJ10

ジープは、三菱から1953年に誕生した四輪駆動車です。
1961年に流行しました。
ジープ自体は1953年に産まれてから2001年まで製造されていました。
なかでも、J10型は定員数を増やしたいという需要に応えて、6人乗り仕様を実現しています。
頑丈なフレームとボディが後方へ伸ばされています。

70馬力を誇っており、250kgもの積荷をしても35度の坂を登っていけるのが魅力です。
すべてスチールで作られているため、非常に丈夫な作りとなっています。

3:プリンススカイラインR21B型

スカイラインは、プリンスと日産から製造されている乗用車です。
1957年に初代が誕生してから、13代目として現代でも製造されています。今回ご紹介するのは、そのなかでも1962年に製造されたBLRA-3型(R21B型)です。
チャイニーズ・アイと呼ばれているつり目のような形状をした4灯ヘッドライトが目を引きます。

ボディのほとんどがイタリアの技術をもととして作られているために、製造費が非常に高くついてしまったことに加えて、国内の市場がついていけなかったために、生産されたのは全部で60台のみです。
コンバーチブルとクーペという2種類が存在しました。
ベースになったとされているグロリアが115万円で販売されていた一方で、コンバーチブルは195万円と倍近くの値段でした。
現在、コンバーチブルの価値は3,000万円を超えます。

4:マツダファミリア800

ファミリアは、東洋工業から製造されている小型自動車です。
東洋工業は現代ではマツダと名前を変えています。
日本における小型自動車の開拓者ともいえる1台です。
バンとクーペの2種類があり、1963年に誕生してから現代でも製造されています。
今回ご紹介するファミリア800は初代にあたり、およそ40万台製造されました。
軽量化されたエンジンから生み出される軽やかな走りが自慢です。

5:ホンダS600

S600は、S500に続いて1964年にホンダから製造された小型のスポーツカーです。
1965年の12月まで販売されていました。
当時の日本には、まだスポーツカーの技術が成熟していなかったところをカバーするために、フォーミュラカーやオートバイによって積み重ねてきた技術を用いることによって形にしています。
そのため、自動車としては珍しい作りがいくつも見受けられます。

エンジンは、DOHCと4連キャブレターを兼ね備えていることで、限られた600ccの排気量にも関わらず馬力を出せる工夫がなされています。

1960年代後半を代表する旧車

【1960年代後半の旧車】懐かしの旧車をご紹介します!

1960年代後半になると、東名高速道路もできたことで、より日常的に乗用車を使うようになってきました。
また、第1回日本グランプリが開催された影響で、性能を重視したスポーツカーも多数登場しました。
1960年代後半に登場した旧車として、トヨタと日産から合計5台ご紹介します。

6:トヨタ・スポーツ800

トヨタ・スポーツ800は、1965年にトヨタから販売された小型のスポーツカーです。
度重なる実験をもとに空気抵抗をできるだけ減らすことを目的としてデザインした結果、全体的に丸く角が目立たない形状となりました。
小型で丸いデザインは愛嬌があると注目を集めています。

エンジンには、ツイン・キャブレターを装備することで排気量790ccを実現しました。
しかし、これでもなお非力な部類に入っていましたが、空気抵抗を極限までなくしたボディのおかげで時速155kmという最高速度を誇っています。
当時、好敵手とされていたホンダS600が重い高性能エンジンを装備することで速度を出そうとしていたのに対し、軽いエンジンと軽いボディで速度を出すというアイデアは実に対極だといえます。

早いものの車体が重いために曲がりにくいホンダS600に対して、軽いエンジンでありながら空気抵抗がないおかげで操作性も非常に優れています。
優れた走りで、レースにさまざまな伝説を残しました。

7:日産シルビア

シルビアは、1965年に日産から販売された乗用車です。1965年に初代が誕生してから7代目にあたる2002年まで製造されていました。高級感あふれるデザインが非常に目を引きます。ボディパネルからはできるだけ継ぎ目を排除することで、美しいデザインを実現しました。

ボディラインからはシャープなデザインが目立ちますが、これはクリスプカットとよばれているものです。一方で乗り心地は少々タフとされており、美しいデザインとのギャップも人によっては魅力となるポイントでしょう。

8:トヨタカローラ

カローラは、1966年にトヨタから販売された乗用車です。
1966年に初代が誕生してから今も製造されており、現在は12代目にあたります。
1960年代後半では、民間の手に渡っていた車がほとんど1,000ccであったのに対して、100ccを上乗せすることで1歩優れた性能を持っていることが特徴です。

カローラの優秀さを証明する耐久実験も行われています。
ロッキー山脈を越える北米大陸1万1,000万kmの横断を成功させました。
頑丈なため、現在でも安心して乗れるでしょう。

9:日産スカイライン2000GT-R

スカイライン2000GT-Rは、1969年に日産から販売されたスポーツカーです。
1966年にプリンススカイラインを生産していたプリンス車と日産自動車が合併し、1969年に初代スカイライン2000GT-Rが誕生しました。

その後、進化しながら2002年まで製造されています。
当時の日産の最高級だと太鼓判を押されて世に出回った2000GT-Rは、その売り文句に恥じない性能を持っています。
トップレベルの高性能エンジンが搭載されているため、当時では最高級の走行性能を持っていました。

快適に運転するための作りが充実されている一方で、必要ないものは削りきっているのも特徴です。
助手席用のシートベルトやサンバイザー、後部座席用のシートベルトまでもがオプション装備です。

10:トヨタ2000GT

トヨタ2000GTは、1967年にトヨタとヤマハから共同して販売された乗用車です。
1967年から1970年の間で製造されていました。
スポーツカータイプでもあり、国際的に見ても優れた性能を持っています。
238万円もする高級車であり、これは当時民間の間で愛されていたカローラが6台買える値段です。

低い車高や全体的に丸みを帯びているデザインは、美しさと速度の両立を実現させています。
また、映画撮影のために2台だけ製造された幻のオープンカータイプも存在します。

1960年代は優れた乗用車が多数登場した素晴らしい時代

高度経済成長の真っ只中にあった日本から産まれたということもあり、戦後間もないとは思えないほど優れた乗用車が多数産まれたのが1960年代です。
それだけに、現在でも目劣りしない性能を持ち合わせている旧車も多数あります。
決して容易に手が届く値段ではありませんが、誇れる1台であることには違いないでしょう。

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