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【2024年度版】25年ルールが解禁される人気モデル

【2024年度版】25年ルールが解禁される人気モデル

アメリカには、通称「25年ルール」と呼ばれるクラシックカー登録制度が存在します。

基本的に日本車はアメリカで走行することはできません。アメリカは“安全上の問題がある”という理由から右ハンドル車の輸入は認められていないんです。

ただ、製造から25年が経過していれば、アメリカ国内におけるクラシックカーとして認定されます。これにより右ハンドル車であっても厳しい安全規制は免除され、さらにはアメリカ国内でも走行が可能になります。

今回は2024年度に25年ルールが解禁される、1999年に製造された人気モデルを5つ紹介します。

1 国産量産車初のシーケンシャルマニュアルトランスミッションを採用した「MR-S」

トヨタが手掛けたMR-S。オープンタイプのスポーツカーで、1999年にデビューを果たしました。

MR2の後継車でエンジン性能は控えめですが、軽量化により加速と運動性の良さ、オープンドライブなど運転を楽しめるライトウェイトスポーツカーとして開発された一台です。

エンジンは直列4気筒DOHCを搭載し、トランスミッションは国産量産車初のシーケンシャルマニュアルトランスミッションが採用されました。

2 ロングセラーモデルの「セリカ7代目T230型」

トヨタが開発したセリカ。1970年に初代が登場し、7世代に渡り2006年まで販売されたロングセラーモデルです。

セリカシリーズの中で、1999年に発表されたのが7代目セリカT230型。

歴代車種に比べ幅広い層のユーザーを想定した「ライトな新感覚GT」として、人気を集めた一台です。

先代との見た目が変わり、縦長のヘッドランプが特徴的なモデル。流線型でありつつも、エッジの効いたキャラクターラインにより躍動感を感じさせるデザインを採用。

ボディカラーはスタイリッシュで個性的なフォルムをビビッドに演出してくれるスーパーブライトイエローを含む、計7色を設定しています。

エンジンは排気量をダウンサイジングした、高性能1.8L4気筒自然吸気エンジンの2タイプをラインナップ。ロングホイールベース、ショートオーバーハングにより高速安定性が向上したこともポイントです。

サスペンションはフロントがマクファーソンストラット式サスペンションを採用。またリヤ部分は新開発のダブルウィッシュボーン式サスペンションが装備され、ロードホールディング性に優れた上質な乗り心地を提供してくれます。

その他にもカラード本革巻ステアリングホイールやアルミペダルなどの、スポーツ性能を重視した装備も魅力の一つ。軽快な走行性能や、スタイリッシュで若々しいデザインがユーザーの支持を集め発売当初から高い人気を誇りました。

3 シルビア最後のモデル「7代目S15型」

日産が生産していたシルビアは、1965年に初代が登場。7世代に渡り、2002年まで提供されたシリーズです。

人気シリーズのシルビアですが、25年ルールが適用されるのは7代目S15型シルビア。

先代で3ナンバー化されましたが、5ナンバーに戻されました。ボディサイズは大ヒットを記録した5代目シルビアに近いサイジングに。

グレードは5代目から続くJ’s・Q’s・K’sから、スペックS・スペックRに変更。スペックSは自然吸気エンジンのSR20DE型。スペックRには、ターボエンジンのSR20DET型を搭載しています。

スタイリングは、つり目型のヘッドライトや大型のテールランプなどの変更が加えられ、スポーツカーらしく仕上げられています。またインテリアには、運転席側のAピラーに油圧計やブースト計をセットされたこともポイント。

ただ、排ガス規制やスポーツカーの人気の低迷などの時代背景があり、2002年に販売を終了。結果的に7代目シルビアがシリーズ最後のモデルとなりました。

僅か3年11ヶ月しか販売されなかったモデルですが、現在も人気は高いモデルです。

歴代シリーズの中にはアメリカ市場で販売されているモデルもありますが、7代目シルビアは展開されていません。そのため、高値で取引されることが予想される一台です。

4 ホンダ創立50周年を記念し開発された「S2000」

ホンダ創立50周年を記念し1999年に発表したS2000。

S800以来のFR車ということもあり、人気が高いモデルです。

フロントミッドシップに許容回転数が9000回転の直列4気筒の「VTECエンジン」を搭載し、その最高出力は250ps。1リッター125psという、レーシングエンジンにも引けを取らないスペックのエンジンを搭載していたのが印象的です。

またエンジンの回転数だけでなく、ボディが専用設計であったことも特徴。S2000には「ハイXボーンフレーム構造」という手法が導入され、剛性を意識したデザインを実現しました。エンジンの回転数などとも相まって、軽快な走りを楽しめるスポーツカーとして人気を集めています。

アメリカでも販売が行われていたため、当時アメリカで購入できなかったわけではありません。しかしながら左ハンドル仕様での提供だったため、右ハンドル仕様は高値で取引されるのではないでしょうか。

5 三菱を代表するスポーツカー「ランサーエボリューションVI」

三菱が開発したランサーエボリューション。

1992〜2016年まで提供されたスポーツカーです。三菱を代表するモデルで多くのファンを虜にしており、「ランエボ」の通称でも知られています。

ランサーエボリューションI – III、ランサーエボリューションIV – VI、ランサーエボリューションVII – IX、Xでそれぞれ基本となる車体が異なります。第1世代、第2世代、第3世代、第4世代で分類されるシリーズ。

25年ルールが解禁されるのが、1999年に登場したランサーエボリューションVI。5代目ランサーをベースにしたランエボ第2世代(IV〜VI)の完成形として、今もなお人気が衰えないモデルです。

熱狂的なファンが多いことからカルトカーなどど称されることも多く、市場では高値で取引されることもしばしば。チューニングのベースとしても高い人気を誇るモデルです。

まとめ

今回は、2024年度に25年ルールが解禁されるモデルを5つ紹介しました。

どのモデルも高い人気を誇っており、アメリカ市場でも高値で取引されることが予想されます。

逆に日本の中古市場では、価格が高騰してしまう可能性も少なくありません。また所有されている方は盗難などの被害も考えられるため、対策を十分に実施しておきましょう。

製造されてから25年の時が経ち、アメリカで再び脚光を浴びる25年ルール。

今後も当ルールをきっかけに、車によっては中古市場の取引価格が高騰するかもしれません。購入を検討している車があるのであれば、製造された年を確認しておくことをおすすめします。

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