エアサスペンションに変更したら車検に通る?そもそも変更するメリットは?

エアサスペンションに変更したら車検に通る?そもそも変更するメリットは?

車のエアサスペンションを変更することでのメリットやデメリットについて、実は詳しく把握できていないという方も多いのではないでしょうか。

今回は、エアサスペンションを新しく導入したい方のために、エアサスペンションの概要について改めて解説し、メリットやデメリット、費用について解説していきます。

また車検や乗り心地についての疑問についても説明しているので、エアサスペンションについて詳しく知りたい方も是非ご参考ください。

1 通称“エアサス”と呼ばれるエアサスペンションとは

エアサスペンションは、空気バネが採用されたサスペンションを利用して車高を調整し、走行時に車体にかかる衝撃を和らげられるパーツ。

一般的な乗用車はコイルスプリングを使用したサスペンションを使用していますが、エアサスペンションは一部の高級車やバス・トラックに採用されています。

車体にかかる負担によって高低が変化することがメリット。車種によってストロークは異なるものの、8〜12cm前後が一般的で、段差を超える際は高く走行時には低くするなどコントロールできることが魅力。

エアサスペンションは、カスタムパーツとしても人気の高いアイテムの一つです。

2 エアサスペンションを構成する大切な5つのパーツ

エアサスペンションを構成するパーツは主に「ショックアブソーバー」「エアバッグ」「コンプレッサー」「バルブ」「メーター」の5つ。

ここではそれぞれの役割を説明していきます。

2-1 走行時の揺れを軽減してくれる「ショックアブソーバー」

ショックアブソーバーはダンパーとも呼ばれるもので、走行時のスプリングの揺れを抑制してくれるパーツ。

車の構造はスプリングの上にボディが設置され、下部にはブレーキやタイヤなどのサスペンションユニットがあります。上下に重たい部品を繋げているスプリングは、衝撃を受けるとすぐには揺れを抑えることができません。

そのスプリングの揺れを軽減するためのパーツがショックアブソーバーの役割です。通常の乗用車には各輪1本ずつ、4本のショックアブソーバーが備わっています。

2-2 エアサスペンションを構成する重要な「エアバッグ」

エアバッグはエアサスペンションにおける重要なパーツの一つ。前述したショックアブソーバー上部に装着されているもので、樽のような形状となっていることが特徴。

エアバック内部の空気圧を高くしたり低くすることで、車高が高くなったり低くなったりすることができます。空気の量がたくさんエアバッグへ送られると膨らんで車高が高くなり、逆に空気が抜かれるとしぼんで車高が低くなる仕組み。

このようにエアバッグの厚みによって車高を調整することができるので、エアサスペンションにとって欠かすことができないパーツということです。

2-3 エアバッグ内部へ空気を供給するための「コンプレッサー」や「タンク」

コンプレッサーやタンクは、前述したエアバッグ内部へ空気を送るためのパーツ。

タンクはエアバッグに送り込む空気をまとめておくための場所です。

コンプレッサーは大気中の空気を取り込む役割を果たすもの。モーターによって空気を吸い込み、圧縮しながらエアタンクに空気を生み出していく役割を果たしています。コンプレッサーの数や大きさ次第で、空気の貯まる速度が変わってきます。

2-4 空気圧を調整するための「バルブ」

バルブはエアバッグ内部の空気圧を調整するパーツ。

コンプレッサーとタンクがあるだけではエアバッグ内部の空気圧を調整することはできません。そのためにもバルブはエアサスペンションを構成するために欠かすことができないパーツの一つです。

操作方法に種類が2つあり、1つはスイッチを押すと機械的にバルブを操作できる手動の機械式タイプ。2つ目は電磁バルブが装着され電気を用いてバルブを操作する自動の電気式タイプです。

2-5 エアバッグ内部の空気圧の数値を視覚的に確認するための「メーター」

メーターはエアバッグ内部の空気圧の数値を示すためのもの。これにより空気圧を確認しながら調整することが可能になり、車高の高さや乗り心地を設定することができます。

またコンプレッサーを回すためには電源を確保しなければいけません。空気を送るための配管コンプレッサーとバッテリー電源を繋ぐ配線作業も必要です。

前述してきた「エアバッグ」「エアータンク」「コンプレッサー」「スイッチ」などをホースで繋ぐ配管作業を行い、空気を送るルートを確保することでエアサスペンションは構成されています。

3 エアサスペンションのメリットやデメリット

エアサスペンションは、独特かつ気持ちの良い乗り心地を実現できることがメリット。コイルスプリングとは違い、空気を活用するエアサスペンションの柔らかな乗り心地は、体験すると病みつきになる方も多いはず。

また、エアサスペンションを導入することによって、走行中の状況に応じて車内から車高の調整をすることが可能になります。

一方で、複雑な構造からメンテナンスに手間がかかってしまう点がデメリット。

コイルスプリングと比較するとパーツが多いため、知識や技術がないと難しさを感じてしまう方も少なくありません。構造の複雑さから、コイルスプリングよりも高価になってしまうこともネックの一つ。標準的なエアサスペンションでも40万円程度で、高価なものだと80万円近くにもなります。

また、エアサスペンス用のコンプレッサーやタンクといった付属品を用意しなければいけません。付属品の用意に費用がかかってしまうだけでなく、車内にスペースを確保する必要があります。

エアサスペンションの導入を検討される場合は、メンテナンスや費用、スペースといった観点がネックになることを覚えておきましょう。

4 新しく取り付ける場合の一般的な費用や期間

エアサスペンションを取り付ける場合、車種などによって金額は変動しますが基本的な工賃として約15万円程度必要です。大型車だと50万円ほどかかってしまうこともあるので、検討されている方は予め確認しておくことが大切。

また、エアサスペンション自体を用意する費用もプラスされるため、非常に費用のかかる作業であるということを事前に把握しておきましょう。

ディーラーや専門業者に車を預けてエアサスペンションを設置する場合は、エアチェックの期間などを含めておよそ1週間ほどかかるのが一般的です。

5 エアサスペンションを導入することでの注意点

エアサスペンションを追加で導入した場合、残念ながら車検を通すことはできません。これはエアサスペンションを搭載してスペックを変更してしまうことが、車検証の内容が変更されるためです。

車検は車の登録データが基準になるため、いわゆる改造のような形でスペックを変更してしまうと、車検に通らない車になってしまう訳です。

エアサスペンションを搭載した車を車検に通すためには、改造公認済みである認証を取得しなければなりません。そのためエアサスペンションの搭載を検討する際は、車検を通すことを前提にして業者などに相談や問い合わせをしておくと良いでしょう。

また、場合によっては改造の公認ではなく記載の変更のみで対応可能です。こちらも、どういった対応をすることで車検が通るかを事前に相談し、確認しておきましょう。

ヴァ・べーネは国土交通省の認証を取得した自社工場を完備しています。業歴30年以上の実績と信頼があり、今回紹介しているエアサスペンションの取り付けや公認車検はもちろん、定期点検や修理などにも幅広く対応可能です。

大切な車に乗り続けたい方を全力でサポートしますので、お気軽にお問い合わせください。

6 エアサスペンションと車高調による乗り心地の違い

エアサスペンションと比較されるものとして、車高調が挙げられます。これは「車高調整式サスペンション」の略称で、車高の高さを調整できるといった点ではエアサスペンションと同様の機能です。

乗り心地の調整などといった観点では、エアサスペンションと車高調には大きな違いはありません。しかしながら、エアサスペンションがコントローラーやスイッチで簡単に車高を変えられることに対して、車高調は車高を変更するたびに調整が必要になってしまいます。

そのため車高調には車高を変えるのに時間と費用がかかってしまうため、エアサスペンションと比較した場合はデメリットとなるかもしれません。

一方で、取り付け工事自体の費用はエアサスペンションよりも車高調の方がコストを抑えられることが魅力。前述した通りエアサスペンションの工賃は、15〜50万円ほどかかってしまいます。対して車高調であれば2万円程度で設置することができるので、取付だけに限っては車高調の方が明らかにコストパフォーマンスが良いと言えるでしょう。

いわゆる「初期費用」か「維持費用」どちらを重要視するかが、エアサスペンションと車高調を比較するうえでの重要な判断材料になります。

まとめ

今回は、空気を活用して車両への負担を軽減し、車高と調整する機能を持ったエアサスペンションについて紹介しました。

エアサスペンションを導入することで独特かつ気持ちの良い乗り心地を実現できることがメリット。しかしながら、取り付ける際にかかる費用は高額になりがちになることを覚えておきましょう。また取り付け作業だけではなく、改造車扱いになるため公認車検を受ける必要もあります。

愛車にエアサスペンションの導入を考えている方は、ぜひ本記事の内容をご参考ください。

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