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車のヘッドライトにも気を使おう。種類別の特徴を知り快適なカーライフを

車のヘッドライトにも気を使おう。種類別の特徴を知り快適なカーライフを

暗い夜道やトンネル内、霧や雨天時などで当たり前のように使用しているヘッドライト。これによりドライバーにとっても運転がしやすくなり、事故防止にも繋がります。

しかしながらライトが突然切れてしまい、困ってしまった経験をされている方も多いのではないでしょうか。

いざと言う時に困らないよう、ヘッドライトを交換するタイミングや、どこに依頼すべきなのか知っておくことが必要です。

そこで今回は車のヘッドライトに使用されているランプの種類から、交換するタイミングなどについて説明していきます。

1 ヘッドライトの種類別、それぞれの特徴と交換費用の目安

ヘッドライトのバルブは「ハロゲン」「HID」「LED」が主な種類です。ここでは、それぞれの特徴や価格について説明していきます。

1-1 安価で入手ができ、自分でメンテナンスできる「ハロゲンタイプ」

ハロゲンランプは、1990年代にHIDタイプが登場するまでヘッドライトのほとんどに使用されていたタイプ。フィラメントと呼ばれる電球の中にある細い線が発光することで、対向車に優しい淡い暖色系の光を放つのが特徴です。

雨天時や霧の中でも前方を明るく照らすことが可能で、比較的安価で入手できることもポイント。また自分でも簡単に交換することができることも魅力の一つ。

しかしながら、HIDやLEDタイプと比べ明るさはなく消費電力が多い上に寿命が短いこともネック。ハロゲンタイプを購入する際の費用は一般的に1,000〜2,000円程度。メーカーなどにこだわらないのであればコストを抑えられます。

1-2 光が最も明るい「HIDタイプ」

HIDタイプは高輝度放電ランプとも呼ばれ、1990年代に普及がスタート。購入価格は2,000〜10,000円が相場です。

ハロゲンランプのようにフィラメントがないので、空中放電を発生させることで発光するため、寿命が長いことがメリット。また他のバルブに比べ光が最も明るい点と、消費電力についても35〜55Wと省電力で済むこともポイント。

ただ点灯してから最大の光量に達するまでの時間がかかってしまうため、パッシングを多用する場合は不向きと言えます。その他に交換作業が難しいこともネックの一つ。HIDは電圧の負荷が大きく、交換作業を誤るとスパークして火災を引き起こすなんてことも。そのため交換には専門知識が必要になるため、信頼できる業者に依頼しましょう。

1-3 寿命が長く省エネ性に優れている「LEDタイプ」

LEDタイプは発光ダイオードを使ったライトを指します。購入する場合の値段は2,000〜10,000円程度を想定しておきましょう。

他のバルブに比べ寿命が長く、最大15年程度持続してくれることが特徴。消費電力は20Wと少なめで、発熱もほとんどありません。ハロゲンタイプであれば寿命がくると突然切れてしまいますが、LEDの場合は次第に光力が弱くなっていきます。光の明るさはHIDに比べ劣ってしまいますが、すぐに最大の光量に達することが魅力です。

2 ヘッドライトを交換する判断基準

ヘッドライトにハロゲンランプを使用している場合、いつの間にか切れているなんてこともしばしば。交換する判断基準は、ランプの黒ずみがあるかを確認しましょう。これはランプの劣化によるものなので、発見した際は交換することをおすすめします。また使用をスタートしてから3年程度経過していれば交換するタイミングなので目安として覚えておきましょう。

HIDランプを使用していれば、発色の変化を交換する目安にします。このランプにはキセノンガス・水銀・ヨウ化金属などが封入されています。これらの物質の混合比で色味を調整している訳です。使用を続けると少しずつガスが抜けていき発色が変わるため、明らかな発色の変化があれば交換時期と考えてください。

LEDランプのケースは、光のチラつきが気になり始めたら交換するタイミング。このランプはハロゲンやHIDとは違い、IC制御による精密機器です。振動や熱によって損傷し、一部の素子が発光できなくなったりチラつきが発生する場合もあります。LEDランプは、寿命が長いことがメリットですが熱に弱いことがネック。日光による蓄熱もダメージの原因になることを覚えておきましょう。

3 ヘッドライト交換の前に確認しておきたい球切れ以外の原因と対処法

ヘッドライトを交換するタイミングはバルブの寿命により交換することがほとんど。しかしながら、バルブ以外に原因があることも覚えておきましょう。

ここではバルブ以外の原因と、その対処法について説明していきます。

3-1 左右のヘッドライトが点灯しない場合

左右のヘッドライトが点灯しなくなった場合は、電装部品を過電流から保護するヒューズという部品が原因かもしれません。

ヒューズの状態を調べるには、ヒューズボックスの中の銅線を確認する必要があります。その際に銅線が切れてしまっているのであれば、ヒューズを交換しましょう。ヒューズボックスの位置は車によって異なります。ダッシュボードの裏やエンジンルームに設置されていることも。確認する場合は事前に説明書を読んでヒューズボックスの位置を把握しておきましょう。

自分で確認が難しい場合、近くの業者に問合せることをおすすめします。

3-2 十分な明るさが得られない場合

ヘッドライトを点灯した状態の運転時に、十分な明るさが得られないなんてケースも。そのようなケースは、ヘッドライトカバーの黄ばみを疑いましょう。

ヘッドライトは紫外線を浴びたり、細かな傷がついたりすると黄ばみが目立つようになります。黄ばみがあることで光量が下がってしまいますし、放置してしまうとヘッドライトの表面がひび割れを起こすなんてことも。最悪の場合はヘッドライトの本体ごと交換しなければいけないので注意が必要です。

ヘッドライトに黄ばみが出た際の対処法は、まずヘッドライトの表面に付着した汚れやホコリを水で洗い流しましょう。泥や砂などが付着した状態で磨いてしまうと、さらにヘッドライトの表面を傷つけてしまう可能性があるので注意が必要です。

次にマスキングテープを使用し、ヘッドライトの周りを保護します。耐水ペーパーに水を含ませ、ヘッドライトの表面を磨きます。最後にコンパウンドを使って研磨して終了。

上記の内容はヘッドライトの外側に黄ばみがある場合の対処法です。内側の黄ばみが気になる場合は、ヘッドライトカバーを外して内側をコンパウンドで磨きましょう。

ヘッドライトの取り外しや取り付けが必要になるので、作業に不安な方は業者に依頼することをおすすめします。ヘッドライト本体の交換となると大きな出費になるため、黄ばみが目立ってきた際はなるべく早めに対処することがポイントです。

4 ヘッドライトの交換方法

ヘッドライトを交換する際に、依頼する業者は様々。一般的に「ディーラー」「カー用品店」「ガソリンスタンド」「整備工場」が挙げられます。

依頼する場所によってコストが異なり、またそれぞれにメリットやデメリットがあることを覚えておきましょう。

4-1 費用はかかっても安心できるところへ依頼したい方は「ディーラー」

ディーラーでヘッドライトの交換を依頼するメリットは、純正パーツを使用し交換するので安心感があること。また工場の設備や整備士の技術も高いことも特徴です。

その反面、交換する際のコストが高くなる傾向にあるのがネック。バルブを交換するだけでも4,000円以上の工賃がかかってしまう場合がほとんど。

ヘッドライトの交換を、費用はかかっても安心できるところへ依頼したい方はディーラーがおすすめです。

4-2 コストパフォーマンスを重視するのであれば「カー用品店」

カー用品店でもヘッドライトの交換を依頼することが可能です。全国に展開しているチェーン店であれば、自宅付近の店舗で気軽に依頼ができることが魅力の一つ。

また他の業者と比べるとコストを安く抑えやすいことがポイント。カー用品店のバルブ交換の工賃は、安い所だと500円で実施してくれるなんてことも。ただ、店舗によっての技術力の差が激しいことがデメリット。

そのためコストパフォーマンスを重視したい場合や、自宅付近に店舗があり利用しやすい環境にある方はカー用品店がおすすめです。

4-3 突然の故障などの場合に利用するなら「ガソリンスタンド」

ガソリンスタンドに依頼するメリットは全国に店舗を構えており、場所によっては夜遅くまで対応してくれること。

また前述したカー用品店同様に自宅近くに店舗があるのであれば、すぐに交換してもらえることも魅力の一つ。ガソリンスタンドでヘッドライトを交換する際は、バルブ交換のみで一般的に2,500円程度のコストがかかることを覚えておきましょう。

店舗によって技術力が異なることがネック。信頼できる店舗がある場合や、突然の故障などの場合に利用をおすすめします。

4-4 技術力を求めつつ、コストを抑えたいのであれば「整備工場」

整備工場でヘッドライトの交換を実施するメリットは、高い技術力を持った整備士に対応してもらえること。かかるコストは、バルブ交換のみで一般的に2,000円前後を想定しておきましょう。

しかしながら整備工場の規模によっては、車のメーカーや車種によりますが対応できないなんてことも。

ヴァ・ベーネも国土交通省認証の自社工場を完備しています。

愛車の定期点検や車検、改造からレストアに至るまで幅広く対応が可能です。もちろん、車のヘッドライトの交換も対応しますのでお気軽にお問い合わせください。

まとめ

今回は車に搭載されているヘッドライトについて、使用されている主な種類の特徴や交換時期などについて説明してきました。

ヘッドライトに使用されている光源は、「ハロゲン」「HID」「LED」の3つが主流です。ヘッドライトが切れてしまうと前方を明るく照らせなくなるだけではなく、事故にも繋がりますので早めの対処が求められます。

もしライトが切れてしまった場合は、自分が信頼できる業者に依頼し対応してもらいましょう。

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