車の定期点検の実施項目について解説

車の定期点検の実施項目について解説

車の点検と聞くと“車検”をイメージする方が多いでしょう。

しかしながら、点検は自分で実施する日常点検と、期間ごとに受ける定期点検が存在しています。車の所有者は、点検を実施し車を適正で安全な状態で使用しなければいけません。

そこで今回は車検と定期点検の違いや、自分で行う日常点検方法についても説明していきます。

1 定期点検とは

車における定期点検は安全走行を維持するための検査方法で正式には「定期点検整備」と言います。法定点検とも呼ばれており、自動車の故障を未然に防ぎ、その性能維持を図るために行う予防点検のこと。

定期点検は道路運送車両法の第47条で規定されており、車の所有者は定められた期間ごとに国土交通省が定めた点検項目で、車を点検することが義務づけられています。

定期点検を依頼する場合は、ディーラーや整備工場で国の認証を受けていなければ実施することはできません。

自家用車であれば定期点検は1年ごとに行う12ヶ月点検と、2年ごとに行う24ヶ月点検があり、点検内容はそれぞれ項目が異なります。また3ヶ月点検及び6ヶ月点検もありますが、対象車はバスやタクシー、レンタカーなどの事業用自動車、または貨物自動車等です。

車種ごとの定期点検の実施時期と点検項目数は以下の表の通り。

対象車種 定期点検の実施時期 点検項目数
自家用乗用車・自家用軽自動車 1年ごと 26項目
2年ごと 56項目
自家用中小型トラック 6ヶ月ごと 22項目
レンタカー(乗用車) 12ヶ月ごと 82項目
バス・トラック・タクシー 3ヶ月ごと 50項目
自家用大型トラック
レンタカー(乗用車以外) 12ヶ月ごと 99項目
二輪自動車 1年ごと 33項目
2年ごと 51項目

2 定期点検の実施項目

2-1 愛車の状態を知るためにも必要な12ヶ月点検

自家用車の12ヶ月点検は、26項目の点検を実施する必要があります。点検箇所は、大きく「走行装置」「ハンドル回り」「ブレーキ回り」「動力伝達装置」「エンジン回り」「マフラー回り」の7箇所。

実施項目は以下の通り。

点検箇所 主な点検箇所 点検内容
走行装置 ホイール タイヤの状態
ホイール・ナット及びホイール・ボルトの緩み
ハンドル回り パワーステアリング装置 ベルトの緩みや損傷
ブレーキ回り ブレーキ・ペダル 遊び、踏み込んだときの床板とのすき間
ブレーキの効き具合
ブレーキ・ディスク及びパッド ディスクとパッドの隙間
パッドの消耗
ホース及びパイプ 漏れ・損傷・取付状態
マスタ・シリンダホイール・シリンダディスク・キャリパ 液漏れ
ブレーキ・ドラムブレーキ ドラムとライニングの隙間
シューの摺動部分及びライニングの摩耗
動力伝達装置 クラッチ ペダルの遊び、切れた時の床板とのすき間
トランスミッション・トランスファー オイル漏れ、オイル量
プロペラ・シャフトドライブ・シャフト 連結部の緩み
エンジン回り 点火装置 点火プラグ(スパーク・プラグの状態)
点火時期
ディストリビュータのキャップの状態
バッテリ ターミナル部の接続状態
本体 排気の状態
エア・クリーナー・エレメントの状態
潤滑装置 オイル漏れ
冷却装置 ファン・ベルトの緩みと損傷
水漏れ
エグゾーストパイプとマフラー マフラー 取付けの緩みと損傷
ボディ回り ボディ回り ランプ類
ワイパー類

12ヶ月点検を実施する時間は、半日から1日程度かかることを想定しておきましょう。車種によって金額は異なるため、実施する際は問い合わせておくことをおすすめします。

2-2 車検と同じタイミングで実施すべき24ヶ月点検

車検と同じタイミングになるので、セットで行うことが多いのが24ヶ月点検。点検箇所の数は8箇所で、12ヶ月点検に比べ大きくは変わりません。その分点検項目が12ヶ月点検に比べ多くなり、その数は自家用乗用車の場合56項目に及びます。

12ヶ月点検の点検箇所に「公害防止装置」部分が追加され、計8箇所。実施項目は法定12ヶ月点検の検査項目・内容に、以下の点検を加えたものです

点検箇所 主な点検箇所 点検内容
ハンドル回り ハンドル 操作具合
ギヤ・ボックス 取付の緩み
ロッドアーム類 緩みや損傷
ジョイントのダスト・ブーツの亀裂と損傷
かじ取り車輪 ホイール・アライメント
パワーステアリング装置 オイル漏れ・オイル量
取付の緩み
マスタ・ドラムブレーキ・シュー 機能・損傷・摩耗
ブレーキ・ドラムブレーキ ドラムの摩耗及び損傷
ブレーキ・ディスク及びパッド ディスクの摩耗及び損傷
走行装置 ホイール フロント・ホイール・ベアリングのがた
リヤ・ホイール・ベアリングのがた
援衝装置 サスペンションの取付部と連結部 緩み・がた・損傷
ショック・アブソーバ 油漏れ及び損傷
動力装置 プロペラ・シャフトドライブ・シャフト 自在継手部のダスト・ブーツの亀裂と損傷
デファレンシャル オイル漏れ、オイル量
電気装置 電気配線 接続部の緩み及び損傷
エンジン 燃料装置 燃料漏れ
公害防止装置 ブローバイ・ガス還元装置 メターリング・バルブの状態
配管の損傷
燃料蒸発ガス排出防止装置 配管などの損傷
チャコール・キャニスタの詰まりと損傷
チェック・バルブの機能
一酸化炭素等発生防止装置 触媒反応方式等排出ガス減少装置の取付の緩みと損傷
二次元空気供給装置の機能
排気ガス再循環装置の機能
減速時排気ガス減少装置の機能
配管の損傷取付状態
エグゾーストパイプとマフラー マフラー マフラーの機能
ボディ回り フレーム・ボディ 緩み及び損傷

24ヶ月点検を実施する時間は、2〜3日程度かかることを想定しておきましょう。車種によって金額は異なるため、実施する際は問い合わせておくことをおすすめします。

3 定期点検を検討されているのであればヴァ・ベーネにお任せください

ヴァ・ベーネでは定期点検を受付ており、乗り続けたい方も全力でサポート。担当するのは国家資格を保有した整備士が担当し、国土交通省認証の自社工場で点検整備を行います。

定期点検はもちろんですが、レストアやオーバーホールなどの整備も対応可能です。また改造車の公認車検や構造変更の実績も過去に多数あるので、些細なことでもご連絡お待ちしています。

業歴30年以上の実績は信頼の証。旧車・改造車・不動車のことでお困りごとがあれば、経験豊富なヴァ・ベーネにお任せください。

4 定期点検を実施しないと罰則があるのか

自家用乗用車は、定期点検を実施しなくても罰金や罰則はありません。逆にバスやトラック、タクシーなどの事業用車は定期点検を受けなければ運転停止命令、もしくは30万円以下の罰金を支払う必要があります。

しかしながら定期点検を行わないと大きな故障に繋がることもあるので、安全なカーライフを楽しむためにも定期点検を実施しましょう。

また車の点検は定期点検の他に、日常的に車の状態をチェックする点検方法もあります。定期点検は整備工場やディーラーなどに依頼するのに対し、日常点検については所有者が実施するものです。

日常点検の方法ですが、まずは車の周囲を見回しましょう。何か物が落ちているとタイヤなどを傷つける恐れがあるので、除去しておきます。その他にはタイヤの空気圧を触って確認し、最後にエンジンを始動して警告灯のランプがついていないかどうか確認すれば点検は終了です。

日常点検の実施する頻度や時期は特に定められておらず、所有者が車の状態に応じて自分で決めることになっています。

タイヤやブレーキパッド、バッテリーなどの消耗品は、日々の点検をしていればトラブルが起きる前に交換することが可能です。点検を適切な頻度で実施していないと、気づかないうちに整備不良になってしまうことも。これにより違反点数が付いたり、罰金を取られたりすることもあるので注意しましょう。例えば、ライトやランプが切れたまま走行していると減点1点、罰金7,000円(普通車)などのペナルティが発生してしまいます。

まとめ

今回は車の定期点検について、実施項目内容などについて説明してきました。

定期点検は12ヶ月点検と24ヶ月点検があり、点検内容は実に様々。12ヶ月点検については実施しなくても罰則にはなりませんが、大きな故障に繋がることもあるので、安全なカーライフを楽しむためにも定期点検を実施しましょう。

旧車や改造車を所有されている方であれば、是非ヴァ・ベーネにお任せください。

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