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トヨタが開発した“ダルマ”の愛称で親しまれている初代セリカについて迫る

トヨタが開発した“ダルマ”の愛称で親しまれている初代セリカについて迫る

初代セリカは今でも名車の誉れ高い1台

 初代セリカは今でも名車の誉れ高い1台だ。1969年の東京モーターショーで発表されたコンセプトカー、EX-1をベースに急遽市販車に仕立てたのが初代セリカ。GT以外のグレードではエンジン・外装・内装などを自分好みに選べるフルチョイスシステムが導入され話題になった。販売が好評だったため、1970年の発売開始から実に1977年まで生産された長寿モデルである。

「ダルマ」の名前の由来

 このセリカを後に「ダルマ」と呼ぶようになる。なぜダルマなのかといえば、1973年に追加発売したセリカLB(リフトバック)と区別するための名称として生まれた。リヤにテールゲートを備えるLBは「リフトバック」と呼ばれ大人気になる。かたや、当初からのクーペを単に「セリカ」と呼ぶのでは「リフトバック」なのか「クーペ」なのか分かりにくい。そこでクーペに対する新たな呼び方が必要になった。

 「ダルマ」の由来はボディラインが丸く湾曲していることが由来とも、フロントバンパーがダルマの髭に見えるからとも、諸説ある。クーペの初代セリカをダルマと呼ぶようになったのは、意外と後になってからのことだ。

「ダルマ」のクーペはモデル末期まで生産

 そのダルマは1973年にLBが追加された翌年の1974年にフロントノーズが変更されている。ボンネットが長くされ、LBと同じ顔つきになるのだ。その翌年である1975年に排ガス規制への対応によりボディが長く、幅広くされた。衝撃吸収バンパー、通称5マイルバンパーが採用されたもの、このタイミングだ。また1.6DOHCである2T-Gエンジンが廃止された。スポーティな走りが可能なモデルは18R-Gエンジン搭載の2000GTだけになるが、これも排ガス規制への対策により出力ダウンが余儀なくされている。「ダルマ」のクーペはLBとともにモデル末期まで生産された。

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