2021年7月16日
日産を代表する高級車「初代レパード」に迫る
旧車には数々の名車が存在しており、日産が提供していた「レパード」もその一つ。
レパードは高級パーソナルカーとして一世を風靡したモデルです。4世代に渡り多くのファンを魅了し、現在でも語り継がれている程。
その中でも初代レパードは時代をリードするボディデザインを採用したり、革新的な技術を搭載するなど、日本だけではなく海外でも高い評価を得た一台です。
今回はレパードシリーズの中でも一際目立つ、初代レパードにフォーカスしていきます。
目次
1 ハイソカーの先駆けとなったレパードとは
レパードは日産が生産・販売していた高級パーソナルカー。初代レパードF30型が誕生したのは1980年のこと。前期と後期に分類され、1986年まで続いた一台。累計新車登録台数は約7万台を記録しています。
当時のCMには加山雄三氏がイメージキャラクターとして出演。キャッチコピーは「パワーエリート」「自由に何を賭けるか」「最先端は、愉快だ」「鋭く挑む、華麗なる豹」などがあります。
初代レパードは、世界初や国内初となる様々な取り組みを実施していることも特徴のモデルです。
2 時代を先駆けたボディデザイン
初代レパードは時代をリードしていたボディデザインが特徴です。
大きく傾斜したヘッドライトやフロントガラス、広大なグラスエリアからなる先進的なデザインを採用した一台。フロントグリルやリア・ガーニッシュに透明樹脂を使用し洗練されていたことも特徴の一つ。これにより「近未来」を感じさせたデザインに仕上がっています。
またリアウインドーの付け根が車体側面と揃っていないこともポイント。現在の車では一般的ですが、まさに先駆けと言えるデザインでした。
3 国内や世界初となる装備を採用
初代レパードは、装備面でも先進技術が取り入れられていたことが特徴です。
4つの機能を一つに集約したマルチ電子メーターや光通信ステアリングスイッチ、オートレベライザー、ドライブコンピュータなどがあります。オートレベライザーは車高を自動調整できる機能のこと。
また国内初となるオートボリュームコントロールオーディオを採用。その他にもチルト&テレスコピックステアリングや、オートエアコンなど多くの話題を集めた一台でもあります。さらに極め付けは世界で初めて採用した、ワイパー付きフェンダーミラーを装着したことです。
このように初代レパードは、世界初や日本初と謳われるエレクトロニクス装備を多数搭載したモデル。日本はもちろんですが、海外の自動車メーカーからも高く評価されたことでも有名です。
4 パワーエリートのキャッチコピーが付けられた搭載エンジン
初代レパードはブルーバード910型をベースに開発されました。
エンジンは直列6気筒2800ccのL28E型と直列6気筒2000ccのL20E型、直列4気筒1800ccのZ18型の3種類をラインナップ。いずれも日産の定番のエンジンを搭載しており、「パワーエリート」のキャッチコピーでデビュー。
開発の担当したのは、スカイラインの開発に携わったことでも有名な櫻井眞一郎氏が担当しています。
5 後期はよりスポーティな仕上がりに
初代レパードが誕生してから2年後にはマイナーチェンジを実施しています。
直列6気筒2000ccSOHCターボを搭載した「ターボZGXスーパーエディション」をラインナップ。ボディデザインも改良され、ラジエーターグリルやテールライトを変更されたことがトピック。
さらに1984年には、V型6気筒3000ccのVG30ET型エンジンを搭載した「300ターボグランドエディション」を追加。これは当時のフェアレディZにも装備されていた、日産が誇る最新の高性能エンジンを搭載したモデル。また60偏平率タイヤ&メッシュタイプのアルミホイールを装着し、よりスポーティなスタイリングに仕上がった一台です。
まとめ
今回は、日産を代表する高級パーソナルカーの初代レパードについて解説してきました。
初代レパードの特徴は実に様々。時代を先駆けたボディデザインや日本・世界初となる、エレクトロニクス装備を多数搭載していたこともポイント。
現代の最新車種では味わえない、旧車ならではの雰囲気を楽しんでみてはいかがでしょう。
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