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シャープなデザインと革新的な技術「グロリア430型」の魅力に迫る

シャープなデザインと革新的な技術「グロリア430型」の魅力に迫る

旧車と呼ばれる車には、生産が終了してもなお時代を超えて愛され続ける多くの「名車」が存在しています。

日産自動車が提供していたクラシカルなセダン「グロリア」もその一つ。

同社を代表するハイエンドなセダンとして多くのファンを魅了してきたシリーズです。1959年に初代グロリアがデビューして以来、1999年に11代目が生産終了するまでの間、40年以上にわたって愛され続けてきました。

本記事でスポットを当てるのは、数あるグロリアの中でも特にエンジン面において評価の高いグロリア430型。当時における革新的な技術を搭載した6代目グロリアの魅力に迫ります。

1 日産屈指の高級セダン「グロリア」とは?

グロリアは日産が販売していた、スポーツ性を前面に押し出した高級セダン。車名の由来はラテン語で“栄光”の意。1959年に初代がデビューしたのを皮切りに、11世代に渡って多くのファンを虜にしてきたシリーズです。

初代グロリアはスカイラインの派生モデルとしてスタート。当時は日産での提供ではなく、後に吸収合併されるプリンス自動車工業で製造されていました。国産車としては戦後初となる3ナンバー車。

当時の天皇に納入されたことにより、高級国産車として君臨した一台です。

4代目グロリアはセドリックと姉妹車となったことで、通称「セドグロ」と呼ばれ注目の的に。用途は自家用車のみならずタクシー、教習車、パトカーなどの業務用車としても採用され、幅広いシーンで活躍しました。

2 1979年にデビューを飾った「グロリア430型」

グロリア430型は、1979年に発売された通算6代目にあたるモデル。

国産車で初となるECCS(Electronic Concentrated engine Control Sysytem)、通称「エックス」呼ばれるエンジン統合制御システムが導入されたことでも話題を集めました。また日本初のターボエンジンを搭載したモデルでもあります。

革新的なECCSに加え、走行時特有のノイズを最小限に抑えることで優れた静粛性を確保したことから、キャッチフレーズは「サイレント・グロリア」に。最新技術と高級感のあるデザイン、高いレベルでバランスと取れた403型の売れ行きは非常に好調で、新車登録台数の累計は約11万台を記録したほど。

現在でも多くのファンを虜にしており、旧車市場でも高い人気を誇るモデルです。取引価格は車の状態によって異なりますが平均して150万円前後が相場。

3 グロリア430型の特徴

3-1 注目を集めた革新的エンジン

前述した通りグロリア430型は、ECCSと呼ばれるエンジン統合制御システムを導入した初の国産車。

ECSSは、エンジンを点火するタイミングや燃料噴射量等を各種項目をマイクロコンピューターが制御する仕組みのこと。旧来のエンジンよりも、燃費はもちろん排気ガスの低減も可能。パフォーマンスを大きく底上げする画期的な技術として大きな注目を浴びました

リリース当初のエンジンは以下の通りです。

  • L28E型 2.8L 直6
  • L20E/L20S型 2.0L 直6
  • SD22型 ディーゼル2.2L 直4
  • SD20型 ディーゼル2.0L 直4
  • L20P型 LPG2.0L 直6
  • Z20P型 LPG2.0L 直4

2L直6SOHCキャブレター仕様の「L20S型」「L20E型」2.8L直6SOHCエンジン仕様の「L28E型」のガソリン3タイプが主力。その他にディーゼル仕様の2L直4OHV「SD20型」及び2.2L直4OHV「SD22型」の2種類をラインナップ。また法人車向けにはLPG仕様の2L直4SOHC「Z20P型」及び2L直6SOHC「L20P型」の2種類を揃えていました。

トランスミッションは、4速及び5速MTと3速トルコン式ATを設定。

その後、6気筒ディーゼルLD28型エンジン搭載車を追加ラインナップ。またL20E型エンジンにターボチャージャーを装備したL20ET型エンジン搭載車、さらには国産の乗用車では初となる直6ディーゼルLD28型エンジンを搭載したモデルがデビューするなど話題を集めました。

グロリア430型がリリースされた翌年には、ターボエンジン搭載車に4輪ディスクブレーキが備わる最上級グレード「ターボブロアム」が追加。またマイナーチェンジにより、グレード体系の一部見直しなどを実施します。その際にL28E型エンジンを改良。当初の最高出力が145psに対し、改良後は155psを記録。最大トルクは23kgmから23.5kmgに向上しています。

3-2 先代よりシャープで洗練されたボディ

5代目グロリアよりも、直線的でシャープなボディデザインへと一新。先代特有の華美な装飾は排除され、シンプルで洗練された佇まいが魅力的なデザインに。各種スペックは以下の通り。

  • 全長:4,690mm
  • 全幅:1,690mm
  • 全高:1,410mm
  • 重量:1,380kg
  • ホイールベース:2,690mm
  • エンジン:直列6気筒2.0L
  • 最高出力:130ps
  • 最大トルク:17.5kgm

ボディタイプは「4ドアハードトップ」「4ドアセダン」「ステーションワゴン」「ライトバン」の4種類をラインナップ。中でもワゴンタイプは通称「グロワゴ」と呼ばれ、アウトドア好きなユーザーから高い支持を得ました。

サスペンション形式はフロントはダブルウィッシュボーン式を採用。リアはリジッド・リーフ式から5リンク式に変更し、駆動方式はFRを先代より踏襲しています。

まとめ

シャープなボディデザインと革新的な技術。グロリア430型は、より現代的なセダンへと歩みを進めた1台でした。

何と言っても特筆すべきはECCS。高性能エンジンを積んだ430型は、マーケット全体に「高い技術力を有する日産」というブランドイメージを強く印象付けるする狙いもあったと言えるでしょう。

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