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カーエアコンと燃費の関係から利用効率を上げる3つのポイント

カーエアコンと燃費の関係から利用効率を上げる3つのポイント

真夏や真冬のドライブを快適に楽しむために重要な車のエアコン。フロントガラスの結露を解消し、視界を確保するのにも欠かせません。

運転中、普段からエアコンを利用してはいるものの、燃費との関係について詳しくは知らない方も少なくありません。カーエアコンを利用すること自体が燃費を悪くすると考えている方も多いはず。

より快適にドライブを楽しむためにも、カーエアコンの仕組みを正しく理解し、効率的に利用することが大切です。

そこで今回は車のエアコンと燃費の関係や、おさえておきたい機能についてお伝えします。

1 エアコンは燃費に関係するのか

結論から言うと、エアコンの使用は車の燃費に影響を与えます。ただし、燃費への影響は冷房か暖房のどちらかによって異なるため、まずはカーエアコンの仕組みを理解することが大切です。

そもそもカーエアコンの仕組みは、冷房と暖房でそれぞれ異なります。

冷房の場合は、エアコン内部でコンプレッサーと呼ばれる装置を用いてエアコンガスを圧縮し、送り出します。このエアコンガスが液体から気体へと変化する過程で空気を冷やし、冷房の冷たい風を送り出す仕組みです。

そして冷房を利用する際に利用するコンプレッサーは電力消費が激しいため、車のバッテリーのみでは足りず、エンジンの動力を必要とします。走行に加えてエアコンにもエンジンを利用するため、冷房の使用は燃費への影響が大きいのです。

一方で暖房の場合は、エンジンが発する熱を利用する仕組み。車のエンジンは稼働時に高温になり過ぎるのを防ぐために、冷却水で冷やす必要があります。そのエンジンを冷やした冷却水の熱を利用して、温風を車内に循環させるのです。つまり、カーエアコンで暖房を利用する際は冷房と比べて余計な電力を使用せず、燃費への影響は少ないと言えるでしょう。

2 燃費への影響を抑える3つのポイント

2-1 A/Cスイッチのオン・オフを使い分ける

そもそもカーエアコンのA/Cとは「Air/ Compressor」の略称のこと。そして、A/Cスイッチとはエアコンのオン・オフボタンのことです。

このA/Cスイッチのオン・オフによって、車の燃費への影響が大きく左右されます。オンにするとコンプレッサーが動き、冷房・除湿機能が作動。燃費に関しては、最低でもおよそ10%以上悪くなるとされています。

しかしながら、夏場に冷房を利用する場合は、A/Cスイッチをオンにしないと冷たい風が出てきません。そんな理由から、冷房使用時は燃費が悪くなりやすいとされています。

一方で、暖房の場合はA/Cスイッチがオフのままでも車内を温められるのがポイント。そのため、暖房利用時は湿度が高くなってフロントガラスが曇った時など、必要時のみスイッチをオンにして車内を除湿することで、燃費への影響を抑えることが可能です。

また、カーエアコンにAUTO機能があるモデルの場合は、車内の状況に応じて自動的にA/Cスイッチがオンになることがあります。そんな場合はAUTOスイッチをオフにするのがおすすめ。手動でエアコンを操作することで、意図せず燃費が悪くなってしまうのを防げます。

2-2 外気導入と内気循環を使い分ける

カーエアコンには外気導入と内気循環の2つの設定があります。燃費を良くするためには、この2つの設定を使い分けることが大切です。

外気導入は車内の空気と外気を入れ替えて換気する設定。窓ガラスの曇り解消や、車内の環境改善に利用できます。しかしながら、外気導入のままエアコンを利用すると、効率が悪くなってしまう点を覚えておきましょう。

一方、内気循環は車外からの空気を遮断する設定。内気循環にすることで、効率よくエアコンを利用することができます。

ただし、夏場に冷房を利用する際は、外気導入と内気循環の使い分けが重要です。車内に熱気がこもっている場合は、まずは窓を開け外気導入に設定。併せてA/Cスイッチを入れることで、熱気を外へと逃して空気を入れ替えましょう。充分に換気してから窓を閉めて内気循環に切り替えることで、燃費への影響を抑え効率よく車内の温度を下げることができます。

2-3 冷房の設定温度

日本車の場合、冷房使用時の設定温度は、25℃がおすすめです。

前述の通り、カーエアコンの仕組みは車のバッテリーやエンジンの動力を利用します。そのため家庭用エアコンと比べると、温度調整による燃費への影響はそれほど大きくありません。

しかしながら、冷房を利用する際は車内の温度と大幅に異なる温度に設定すると、燃費が悪化する原因になってしまいます。つまり、車内の温度より低すぎても高すぎても良くないということです。

そもそもカーエアコンの冷房は車内の空気を0℃近くまで冷却し、設定温度に応じてエンジンからの熱と混合、調整して循環させます。そのため、夏場に燃費を良くしようと温度を高く設定するのは、温度差のある空気を再度冷却することになってしまうため逆効果に。冷却にエネルギーを要するため、バッテリーで補えない電力を余分にエンジンを動かして確保しなくてはいけません。

冷房を利用する際の温度は、日本仕様車で基準とされている25℃を目安に設定すると良いでしょう。

3 メンテナンスで快適に

家庭用エアコンと同じく、カーエアコンにとってもメンテナンスは重要です。しかしながら、カーエアコンを長期間メンテナンスせずに放置してしまっている方も多いのではないでしょうか。

メンテナンスをおろそかにするとエアコンの効率が低下してしまうことも。エアコンの効きが悪くなると、設定温度をついつい下げてしまうなど、燃費が悪化にも繋がります。

そうならないためにも、エアコンをつけるとホコリやニオイが気になる、汚れが見えるようになったなど、異変を感じたタイミングで掃除をしましょう。

特にエアコン使用時に嫌なニオイが気になる場合は、カビが原因になっていることもあるため要注意。カビをそのままにすると、健康被害に繋がる危険性もあります。

フィルターがないモデルはカーエアコン専用の洗浄剤を利用したクリーニングをしましょう。フィルターがあるモデルは、併せてフィルターも洗浄するのが効果的です。

これから先も大切な愛車に乗り続けるためには、日々のメンテナンスが非常に大切。自身でのメンテナンスに不安がある方は、プロの業者に依頼するのも一つの手です。

ヴァ・ベーネでは、カーエアコンのメンテナンスはもちろんのこと、車検や整備、修理など愛車のお困りごとのご相談を受け付けています。

愛車に乗り続けたい方を全力でサポートします。お気軽にご相談ください。

カーエアコンの仕組みを理解し、効率的にドライブを楽しむ

今回は車のエアコンと燃費の関係についてお伝えしました。

カーエアコンではエンジンの熱を利用する暖房と比べて、コンプレッサーを用いる冷房の使用は燃費への影響が大きいのがポイント。ただし、A/Cスイッチのオン・オフによっても異なるため、適切に使い分けましょう。

並びに、外気導入と内気循環の設定も燃費を意識する上では重要です。車内の空気を循環させる内気循環に設定することで、カーエアコンを効率的に利用できます。車内に熱気がこもる夏場には、外気導入と使い分けることで燃費への影響を抑えることが可能です。

当記事を通して、快適なドライブを楽しむ一助となれば幸いです。

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