2023年1月27日
故障・事故時の対策として覚えておくべき不動車の移動料金について
自分では想定していないタイミングで発生してしまう車の故障。その際に自動車を移動しなければ行けないので、レッカー車の手配が必要となります。
一般的には不動車を移動させる場合、料金がかかってしまうもの。しかしながら、ケースによっては移動料金を抑えられることも少なくありません。
そこで今回は不動車を移動する際の料金について解説します。
目次
1 そもそもどんな場合に不動車の移動が必要になるのか
例えば、走行中にエンジンが止まってしまい、車を自走することができなくなった場合に、レッカー車の手配が必要になります。
エンジントラブルなどで車が動かなくなる場面の多くは道路上であるため、急いでレッカー車を手配しなければなりません。衝突事故で車が破損してしまったり、台風や豪雨が原因で冠水したりと、不測の事態で車がストップした場合もレッカー車が必要となります。
また、車検切れの車も「不動車」として認識されるため、移動する際はレッカー車を手配してください。移動を目的に車検切れの車を運転してしまうのは違反行為に該当するため、たとえ設備上問題がなくても不動車であることを認識しておきましょう。
2 不動車を無料で移動する方法はある?
JAFや一部ロードサービスの任意保険を取り入れたものであれば、レッカー移動における「無料距離」を設定している場合があります。
無料距離内であれば、不動車の移動にお金がかかることはありません。無料距離を取り入れている保険会社の例は、以下を参考にしてください。
- JAF→15kmまで無料
- 損保ジャパン→一度の事故につき180km(15万円分)
- 三井ダイレクト→指定工場であれば距離制限なしで無料(指定外工場の場合50kmまで無料)
- ソニー損保→指定工場であれば距離制限なしで無料(指定外工場の場合100kmまで無料)
3 不動車の移動にかかる料金をシチュエーション別に紹介
不動車は無料で移動できる場合もありますが、料金がかかってしまうのが一般的です。ここでは、シチュエーション別に不動車の移動料金(目安)を紹介します。
3-1 基本料金
レッカー車を手配し、不動車を移動する際の料金は業者によって異なります。あくまで目安ではありますが、完全に停止してしまった車の場合は10,000〜15,000円程度。故障車の場合は、8,000〜10,000円程度が一般的です。
レッカー作業が簡単に済んだ場合は、その分料金が安くなることもあるので、愛車が不動になってしまった場合の備えとして事前に幾つかの業者で発生する料金を調べておきましょう。
3-2 引き上げが発生する場合
車が道路上以外の場所に落下してしまった場合は、レッカー車での牽引だけでなく引き上げの作業も発生します。引き上げは1時間につき2,000円ほどかかる場合が多く、基本料金に上乗せされます。
自動車が海や川など、レッカー車が入り込めない場所に車がある場合に発生することを覚えておきましょう。
3-3 走行距離で算出される場合
先ほど「無料距離」について触れましたが、不動車の移動料金は走行距離に応じて高くなる傾向にあります。
無料距離外の移動は10km単位で移動料金が加算されることが多く「10kmごとに5,000円」といった形で高くなっていきます。とはいえ、不動車の移動は近隣の工場に依頼することが多いため、10km分以上の料金が加算されることは少ないと言えます。
3-4 割増料金が発生する場合
不動車の移動料金は、レッカー車を手配する時間帯や場所によって変動することがあります。
例えば、20時以降の手配は「深夜料金」が加算されるなど、依頼場所によって様々。また、一般道ではなく高速道路への手配も、料金が高くなる場合もあります。
深夜帯の高速道路にレッカー車を手配する場合は、通常の料金よりも非常に高くなってしまうと認識しておきましょう。
不動車の移動料金はコツを把握することで抑えられる
今回は、不動車を移動させるのにかかる料金について解説しました。
不動車の移動料金は、業者ごとに設定された基本料金に加え、引き上げの有無や走行距離、依頼する時間帯や場所で変動する料金が上乗せされて算出されます。
無料距離を設定している業者もあるため、不動車になった際の対策として事前に把握しておくと良いでしょう。
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