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ノッキングの症状や原因、対策について

ノッキングの症状や原因、対策について

車を運転していると、エンジンが異音を発することがあります。

また異音と共に、振動が起こることも。これを「ノッキング」といいます。

ノッキングは、アクセルペダルを踏み込み、急加速させる工程でエンジンから異音・振動が発生する現象のことです。ノックするような音や振動が発生することから、このように呼ばれています。

車のノッキングは、放置してしまうとエンジンに深刻なダメージを与えることになるため、発生段階で早急に対処しなければなりません。

今回は、エンジントラブルの一種であるノッキングの主な症状や原因、対策や修理にまつわる情報をまとめています。

1 ノッキングの主な症状

車から異音や振動が発生するのがノッキングの特徴ですが、具体的には以下4つの症状があります。

  • プレイグニッション
  • カーノック
  • デトネーション
  • ディーゼルノック

1-1 プレイグニッション

プレイグニッションは、エンジンが燃焼する工程において、本来点火すべきタイミングよりも早く自然燃焼してしまう症状のことです。

プレイグニッションが発生すると、エンジンの圧縮中に燃焼が始まり、ピストンバルブの上下運動に異常をきたします。

その後「スパークプラグ」による継続的な燃焼が起こることで燃焼温度・燃焼圧力が上昇し、複数回の燃焼が原因の衝撃がきっかけになり、ノッキングを誘発します。

1-2 カーノック

カーノックはMT車に多い症状で、走行中にギア操作を誤ることで起こります。

ギアの操作を誤ることで車体が揺れ、エンジンの回転数が低い加速・減速のタイミングで振動が大きくなりやすいのが特徴。

また、クラッチ操作におけるギアの切り替えがスムーズに行われない場合も、カーノックが発生します。

カーノックはMT車で発生することの多い現象ですが、AT車で起こることも少なくありません。

AT車でカーノックが発生する場合は、エンジン周辺のパーツが劣化・破損している可能性があるため早急に修理する必要があります。

1-3 デトネーション

スパークプラグが発火した後、別の火種による火花が発生する現象をデトネーションといいます。

ピストンの圧縮で高熱を帯びた混合気が火種となり、ピストンの下降時に不必要な爆発が起こることで発生する症状です。

また、エンジンの異常加熱で燃料が自然着火して起こるケースもあります。

1-4 ディーゼルノック

ディーゼルノックとは名称のとおり、ディーゼル車のノッキングのことです。

低回転の状態でアクセルを踏み込んだ際、異音を発しながら振動するのが特徴。

ディーゼルノックは、エンジンの「自己着火」という燃焼システムが原因です。噴出した燃料が燃え尽きるよりも前に、次の噴出による新たな爆発が起こります。

結果、シリンダーの内圧が上昇し、異音・振動を発生させてしまいます。

2 ノッキングが発生する原因

ここでは、ノッキングの発生につながる4つの原因について解説します。

  • オクタン価の異なるガソリン
  • ノックセンサーの異常
  • カーボンの付着
  • エンジンオイル侵入による着火

2-1 オクタン価の異なるガソリン

車種ごとに適したオクタン価のガソリンを入れないと、ノッキングが発生してしまいます。

オクタン価とは、ガソリンのノッキングが起こらない性質を示す数字のことです。数字が大きいほど燃料が発火しにくくなるため、ノッキングも発生しにくくなります。

オクタン価の高さは、レギュラー・ハイオクで分類されています。オクタン価が高いのはハイオクの方なので、ハイオク車はその分ノッキングが発生しにくいといえるでしょう。

とはいえ、レギュラー車にハイオクガソリンを入れてしまうとエンジンの燃焼機能が作用せず、ノッキングが起こります。

2-2 ノックセンサーの異常

昨今流通しているエンジンの多くには、ノックセンサーが搭載されています。

ノックセンサーは、ノッキング特有の振動を検知することで、ノッキング解消につながる点火時期の補正を行う装置のことです。

ノックセンサーに異常が起こるとエンジンの吹き上がりが悪くなるため、ノッキングが発生します。

2-3 カーボンの付着

燃焼室にカーボンが付着したままだと、ノッキングが起こります。

燃焼室内に残ったカーボンがエンジンの動作による高音で火種になり、異常燃焼を起こすためです。カーボンなどの不純物がエンジンに残ったままだと、燃焼効果を最大限発揮することもできません。

2-4 エンジンオイル侵入による着火

稀に、エンジンオイルが燃焼室内に侵入することがあります。

また、潤滑油であるオイルがバルブの軸である「ステム」から伝わったり、ピストンとシリンダーの間に油膜が残ったりすることも。

エンジンオイルが高音になると、異常燃焼を誘発するためノッキングの原因になります。

3 ノッキングの防止につながる対策

ノッキングは、以下に挙げる対策を実施することで防止できます。

  • オクタン価の適したガソリンを入れる
  • 燃料添加剤でピストンのカーボンを除去する
  • スパークプラグを点検する
  • エンジンに負担をかけない

3-1 オクタン価の適したガソリンを入れる

前述した通り、ノッキングはガソリンのオクタン価が低いことで発生します。

オクタン価の高いガソリンであればノッキングの発生自体は防げるものの、あくまで車種に適したオクタン価のガソリンを入れるのが前提となることを覚えておきましょう。

例えば、レギュラー車にハイオクのガソリンを入れてしまうと、燃焼効果が十分に発揮されず、かえってノッキングを誘発することも。

あくまで、愛車が対応しているガソリンの種別を理解したうえで、正しく給油することが大切です。

3-2 燃料添加剤でピストンのカーボンを除去する

燃料添加剤をこまめに使用することで、カーボンをはじめとしたエンジン内の不純物を除去できます。

エンジン内の不純物は高音を帯びることで着火し、異常燃焼を引き起こしてしまうためこまめに除去しなければなりません。

燃料添加剤で異常燃焼の原因を除去できれば、ノッキングの発生も抑止できるでしょう。

3-3 スパークプラグを点検する

スパークプラグが劣化すると点火が弱くなり、燃焼室内に未燃物質が増加します。

未燃物質が自然発火し、異常燃焼を起こすとノッキングが発生するため、スパークプラグの劣化状況をこまめにチェックし、適宜交換すると良いでしょう。

なおスパークプラグの劣化は、エンジン点火時における放電の繰り返しや高圧・高音の環境が原因で起こることも。

基本的には消耗品扱いとなるため、やはりこまめにチェックするのがおすすめです。

3-4 エンジンに負担をかけない

ノッキングは、エンジンに負担をかけるほど発生率が高くなります。

山道の走行や長時間の運転など、エンジンに負担がかかる行為をできるだけ避けることで、ノッキング防止になるでしょう。

走行中のノッキングはアクセルを緩めることである程度軽減しますが、継続的にノッキングが発生する場合はエンジンに異常が起きているかもしれません。

4「不具合」ではないノッキングもある

ノッキング=不具合とイメージしてしまいがちですが、意図的にノッキングを起こす場面もあります。

意図的にノッキングを起こすことで、低燃費と低排ガスを実現できるエンジンが搭載されるようになりました。

ノッキングが起こるとエンジンに異常があるとイメージしてしまいますが、正常にエンジンが作動していることとも捉えられます。

軽度のノッキングであれば、むしろエンジンにとってメリットがあることも多いため、重度のノッキングでなければ安心して乗り続けていられるでしょう。

5 ノッキングの修理について

ノッキングについての理解を深めるうえでは、発生の原因や対策だけでなく、修理に関する知識を得ておく必要があります。

修理費用や修理せず放置した場合の弊害についてまとめているので、ノッキング発生時の対応をスムーズにするうえで役立てていただければ幸いです。

5-1 ノッキングの修理費用

ノッキングの修理費用は、どのような修理対応を施すかによって異なります。

燃料添加剤を使用した簡単な修理であれば、数百円から数千円で実施可能です。プラグ・マウント・フリーホイールといった部品は、数千円から数万円で交換できます。

ただし、エンジンそのものに大きなダメージがあり、エンジンを載せ替えなければならない場合は、修理費用は20万円から50万円ほどと高額になります。

ノッキングの修理を検討する際は、まず愛車の状態をチェックしたうえで、どのような修理が必要か判断するといいでしょう。

5-2 修理せず放置するとどうなるのか

ノッキング現象があるにもかかわらず放置してしまうと、エンジン本体が大きくダメージを受けることになります。

ピストン・バルブ・コンロットなどの部品が破損してしまうと、エンジンの他の部分にまで悪影響を与えるため、エンジンそのものを交換することに。

エンジンの載せ替えは20万円から50万円と高額な費用がかかることから、ノッキングが起こった場合は点検や修理を依頼するといいでしょう。

エンジンに深刻なダメージを与えるノッキング

エンジンから異音や振動が発生する現象である、ノッキング。

プレイグニッションやカーノックなどの症状があり、ガソリンのオクタン価やノックセンサーの異常、エンジン内の不純物が原因で起こります。

ノッキングは、オクタン価の適したガソリンを入れたり、燃料添加剤で不純物を除去したりすることで対策が可能です。

異常を放置することで修理費用が高額になるため、異変を感じたらディーラーや整備工場に依頼しましょう。

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