2024年5月17日
旧車のパーツはどう探す?旧車好きがおさえるべき部品の入手方法
旧車好きが大切な愛車にできる限り長く乗り続けるためには、パーツの確保は重要な課題です。
多くの部品を組み合わせて作られる車には、走行時に消耗する部品はもちろんのことパッキンをはじめとしたゴム製のものや樹脂が使われたものなど、経年に伴い劣化が進むパーツも使用されています。比較的新しいモデルの場合は、メーカーから純正パーツを購入可能です。
しかしながら、発売から長い年月が経った旧車はそうとは限りません。既に生産終了しているケースも多く見られ、市場に出回らなくなるパーツも存在します。パーツの在庫枯渇は、旧車好きの頭を悩ませる致命的な問題と言えるでしょう。
そこで本記事は、旧車の部品の入手方法についてお伝えします。
目次
1 旧車のパーツの入手が難しい理由
旧車のパーツの入手が難しいとされるその所以は、パーツの生産終了に伴う市場流通量の減少です。
そもそも車は細かなネジまで含めると、およそ3万ものパーツを組み合わせて作られています。それだけ多くの部品を車種ごとに生産し続けるとなると、メーカーにとっては大変な負担に。したがって、車の販売終了から時間が経つと、次第にパーツも生産されなくなっていきます。
そんな車のパーツが生産される期間の目安は、メーカーやモデルによって差はあるものの、一般的には該当パーツが使用されている車の生産終了からおよそ10年間程度です。
そのため、旧車のパーツの場合は生産終了から経過した時間と比例して市場の流通量も減り、徐々に入手難易度も上がります。
ただし、人気の高いモデルにおいてはメーカーがパーツの供給を続けることもあるため、一概に流通量が減るとは言い切れません。さらに。既にパーツの生産が終了していたとしても、メーカーに一定数の発注希望があると再生産することもあるなど、需要があることから流通を再開するケースもあります。
2 部品の入手方法
2-1 オークションやフリマで探す
旧車のパーツの入手方法をしてまずはじめに挙げられるのが、オークションやフリマで探す方法。
インターネットオークションやフリマサイトを利用することで、比較的手軽に旧車のパーツが入手できます。実際に探すと時間のかかる希少なパーツを入手することも可能です。
ただし、近年では旧車需要の高まりや部品の希少化、ネットオークションの利用者増加などが原因で、人気車種や需要のあるパーツの場合には高額になってしまうことも。そのため、パーツ相場の把握など、オークションに対するある程度の慣れが必要です。
さらに、現物を確認できない点でも注意が必要。中には実際に購入すると劣化・破損しているというケースも少なくありません。現物を見て購入したい方は、旧車イベントなどを利用してパーツを探す方法も検討すると良いでしょう。
2-2 SNSで探す
旧車のパーツを入手するには、愛好家などのコミュニティを利用するのも効果的です。
近年、SNSでは旧車好き同士の交流が頻繁に行われています。ハッシュタグで自身の愛車のモデル名やメーカーを付けて情報を発信することで、パーツ入手の取引につながることや思わぬ情報が得られることも。他にも、愛車に関する情報交換はもちろんのこと、知識やノウハウを持った愛好家との交流も期待できます。愛好家との交流がパーツ探しの一助となることもあるのです。
また、愛車のモデルにまつわるコミュニティを利用してパーツを探すことで、希少なパーツが見つかる可能性もあります。旧車好きの方は、普段から積極的にSNSを利用しておくと良いでしょう。
2-3 海外でも探してみる
旧車のパーツは、海外サイトを利用して探すのもおすすめです。
近年、海外で日本の旧車の需要が高まっていることから、日本国内で生産終了となり流通量が少ないパーツでも、海外では流通していることもあります。
そして、海外では純正でない社外パーツが生産されていることがあるのもポイント。そのため、パーツを探しても見つからなかった場合などにも対応できます。ただし、品質面では純正パーツに及ばないことがあるため注意しましょう。
2-4 純正パーツ以外も視野に入れる
どうしてもパーツが手に入らない場合は、社外製など純正以外のパーツを視野に入れて探しましょう。人気車種の場合は、レプリカパーツや廃車のパーツを再利用したリビルド品が販売されていることもあります。
汎用できるパーツが使用された姉妹車などがある場合には、それを流用するのも手段の一つ。そのため共通のパーツや、同型エンジンが採用されている車種について調べるのがおすすめです。場合によっては、現行車のパーツを加工することで対応できることもあります。
いずれの方法でも目当てのパーツが見つからない場合の手段が、オーダーメイドで製作したワンオフパーツを使用する方法。手間がかかる方法故に料金が高額となる場合が多いため、あくまでも最終手段と考えると良いでしょう。
また、ボディやインテリアの場合、純正と同じ外観に拘らない方はカスタムパーツを利用する方法もあります。
2-5 パーツの再生産を待つ
前述の通り需要があるパーツは生産終了している場合にも、メーカーからオリジナルを再現した「復刻」として再生産されることもあります。
ただし、再生産に関するメーカーの対応はさまざま。復刻は人気車種に限る、一定数の発注があれば再生産、互換性があるパーツがあるため復刻しないなど、必ずしも再生産されるとは限りません。さらに、復刻されたパーツはオリジナルと異なる場合もあるので、注意が必要です。
2-6 同じ車を購入する
部品取り車として同モデルを購入するのも、パーツを入手するための手段です。
ただし、購入するモデルやその状態によっては非常に高額になる場合も。その一方で放置車や走行不可のものなど、状態の悪い車の場合は、手頃に購入できることもあります。
しかしながら、必要としているパーツの状態が悪いなどの懸念点もあります。
3 旧車を得意とする業者に相談する手も
どうしても部品が手に入らない場合や、修理に不安がある場合には旧車を得意とする業者に相談するのがおすすめです。
ヴァ・ベーネは、自社内に国土交通省の認証工場を完備。旧車のメンテナンスはもちろんのこと、レストア、社外品への交換、リビルト品への交換、エンジンのオーバーホールまで幅広く、柔軟に対応可能です。
さらに、修理以外にも部品取り車として手放すという手段も。車に関してお困りのことがあれば、確かな技術と経験を持つヴァ・ベーネにご相談ください。
愛車に乗り続けたい方を全力でサポートします。お気軽にご相談ください。
旧車のパーツ探しに困ったら
車のパーツが生産される期間の目安は、一般的に車の生産終了からおよそ10年間程度です。そのため、生産終了から時間が経過した旧車には、市場の流通量も減り、入手困難なパーツも多く存在します。
そんな旧車の部品は、国内外のオークションやWebサイト、SNSを利用して探してみましょう。目当てのパーツが見つからない場合には、純正以外のパーツを視野に入れる、部品取り車を購入するなどの方法があります。
どうしてもパーツが手に入らない場合には、旧車を得意とする業者に相談するのがおすすめです。お困りの方は、幅広い修理・整備サービスを提供するヴァ・ベーネにご相談ください。
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