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2020.12.18最新型が発売され話題沸騰中のスープラの歴代車種について徹底解説

最近、様々なメディアで話題を集めている「スープラ」。それもそのはず、2002年に惜しまれつつも生産終了となってから17年後の2019年に復活を遂げたからです。

またその翌年の2020年にも新型スープラが発表され、大きな話題を集めました。その人気ぶりはとてつもなく、予定していた販売台数を上回る反響で、需要と供給が追いついていない状況が続いている程。

スポーツカーの中でもワンランク上のスープラですが、今までどのようなモデルが存在しどのような歴史を辿ってきたのか気になるところではないでしょうか。

今回は、今最も手に入りにくいスープラについて歴代の車種を詳しく解説していきます。

1 スープラとは

スープラはトヨタ自動車が提供している上級スポーツカー。車名の由来はラテン語で「至上かつ最高」「上へ」「越えて」などの意味。その名の通り、スポーツカーの中でもワンランク上を目指した一台です。

初代が発売されたのは1978年。その後、改良を重ねるとともに人気も集め4代目スープラA80型が誕生したのが1993年のこと。多くのファンを魅了したモデルですが、自動車排出ガス規制に対応することができず2002年に惜しまれつつも生産を中止することに…。しかし、それから17年後の2019年に5代目スープラDB型を発表。さらに2020年にはエンジンが改良されパワフルに進化した新型スープラが発売されたことで大きな話題となりました。

モータースポーツ活動にも参加しており、数々の栄光を手にしたモデルでもあります。また海外メディアが発表した「世界で愛される90年代の名車ランキング」において、多くの名車を抑え1位に輝くほどの人気ぶりです。

2 日本車名は「セリカXX」として誕生した初代スープラA40・50型

初代スープラは1978年に登場し、日本での車種名はスープラではなく「セリカXX」。アメリカではXXのアルファベット表記は成人指定映画を意味しており、日本以外で販売する場合にはスープラの車名が用意されました。

2代目セリカをベースとし開発された上位モデル。ホイールベースと全長を延長させFR方式を採用し、直列6気筒エンジンを搭載した一台です。FR方式とエンジンは初代スープラ以降にも受け継がれており、スープラの代名詞とも言えます。

販売当時は日産のフェアレディZが人気を集めており、差別化を図るためにラグジュアリーな雰囲気で包まれるスポーツカーをコンセプトに誕生。

外装は角型4灯式ヘッドライトやT字をモチーフにしたフロントグリルが特徴的です。発売から2年後の1980年にはマイナーチェンジが行われ、リアサスペンションが独立懸架式に変更されました。

3 スポーツカーとしてさらに磨きがかかった2代目スープラA60型

日本名はまだセリカXXのままですが、2代目スープラは1981年にフルモデルチェンジを行い誕生したモデル。

セリカリフトバックをベース車としており、リトラクタブルヘッドライトが特徴的なフロントマスクを採用。ボディをワイド化させ、ヘッドレストと一体化されたバケットタイプのフロントシートも特徴の一つです。

エンジンは2.8Lの5M-GEU型直列6気筒DOHCエンジンを搭載。トランスミッションは5速MTの他に、マイコン制御が可能な電子式タイプの4速ATをラインナップ。ステアリングホイールはパワステを設定し、当時では最先端のデジタルメーターを採用しているモデルです。これによりスポーツカーとしての魅力が際立つ一台となり、最高速度は時速200km/hを超える程。

その後1982年にマイナーチェンジが実施され、ターボエンジンを搭載したモデルをラインナップ。さらに2000GTを発表し話題を集めます。その翌年にマイナーチェンジを行い、バンパーの形状やテールレンズのデザインを変更。またウェッジシェイプや足回りを改良し、エクステリアはファストバックの3ドアクーペスタイルに変貌を遂げます。

4 上級スポーツカーとしての地位を築き上げた3代目スープラA70型

それまで日本での車名をセリカXXで提供してきましたが、1986年にフルモデルチェンジされたタイミングで、世界共通の名称で統一されたのが3代目スープラ。

キャッチコピーは「TOYOTA 3000 GT」を掲げ、トヨタの往年の名車として人気の2000GTを意識したモデルです。

インタークーラー付きターボを追加設定された3Lエンジンをラインナップ。トランスミッションは5速MTと電子制御4速ATの選択が可能でした。

足回りは4輪ダブルウィッシュボーンを導入し、減衰力を変化させる電子制御式サスペンションTEMSや、先進挙動安定制御システムを採用しています。

これによりモータースポーツの分野でも活躍し、全日本ツーリングカーレースでは優勝を飾るなど上級スポーツカーとしての地位を築き上げました。

5 スポーツカーとしてさらなる進化を遂げ、世界中から支持される4代目スープラA80型

1993年に提供をスタートさせた4代目スープラは、型番の「A80」から「ハチマルスープラ」の愛称で親しまれている一台。キャッチコピーは「THE SPORTS OF TOYOTA」。ラグジュアリーカーという位置づけではなくスポーツカーとしてのイメージを強めたいメーカーとしての意志が込められているモデルです。

3代目スープラから変更されたポイントは、フェンダーをワイド化させ全長とオーバーハングを短くされたことが特徴。また燃料タンクをトランク下に配置することで、前後の重量配分を最適化させました。さらにアクティブスポイラー・大型リアスポイラー等のエアロパーツを充実させることで、空力抵抗を軽減させ、当時の世界トップクラスの数値を叩き出すほど。

日本の乗用車としては初の試みだった6速MTを搭載させ、電子制御式サブスロットルシステム「ETCS」を導入したこともポイントの一つ。

エンジンは3.0L自然吸気・3.0Lツインターボを搭載。最高出力は280PS、0-100km/h加速は4.6秒を実現することに成功しています。

3代目スープラよりさらに進化を遂げたことで、完全なるスポーツカーとして進化し世界中の愛好家から支持される一台となりました。しかしながら2002年に導入された排出ガス規制に対応することができず生産終了となります。

6 17年の時を経て復活を遂げた5代目スープラDB型

排出ガス規制に伴い、生産終了してから17年後の2019年にリリースされたのが5代目スープラ。当然ながら大きな話題となり、世界中の車好きが待ちわびた瞬間だったことは言うまでもありません。

トヨタはBMW「Z4」と共同開発を実施し5代目スープラを誕生させました。サスペンションやエンジンのチューニングで差別化を図っているので、兄弟車ではありますが乗車している感覚は異なる一台。

それまでの歴代スープラから型式が変わり、エクステリも大きく変更しています。エンジンは伝統の直列6気筒を搭載しFR方式を採用。ショートホイールベースにすることで軽快なハンドリングを実現し、車両重量も抑えることでスポーツに振り切ったモデルです。

また課題の一つでもあった車の騒音規制についても、世界各国の規制に合わせたマフラーをトヨタが開発に成功。BMWもトヨタが開発したマフラーを採用するなど、現代においてスポーツカーを楽しめる希少な一台と言えます。

歴代スープラが築き上げてきた伝統を大切にしながらも、スポーツカーとして大幅な進化を果たした一台です。

まとめ

今回はトヨタが提供しているスープラについて、歴代車種を振り返りそれぞれの特徴を解説してきました。

スープラは各年代によって特徴は異なり、セリカXX時代から多くの人に愛されてきた名車です。

今後も時代とともに、スープラとしての個性を大切にしながら進化を遂げていくのではないでしょうか。

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