タイミングベルトとは?仕組みや役割、交換のタイミングについて

タイミングベルトとは?仕組みや役割、交換のタイミングについて

エンジンの正常な動きを助けるために活用されるタイミングベルト。

しかしながらタイミングベルトがどのような役割を持っているのか、詳しく知らないなんて方も多いのではないのでしょうか。

今回は、タイミングベルトの基本的な知識について解説します。また、タイミングベルトを交換すべきタイミングや方法から、それにかかる費用についても触れているので、ぜひ最後までご覧ください。

1 タイミングベルトの位置

タイミングベルトは、エンジン内部にある「カムシャフト」と「クランクシャフト」を連結する位置にあるゴム製のベルトです。カムシャフトやクランクシャフトと言われてもピンとこない方は、エンジンの側面に設置されていると覚えておきましょう。

タイミングベルトの設置場所にはベルトケースも設置されているため、エンジンルームから目視での確認はできません。ただし、エンジンの向きや駆動に関して知っておけば、大まかな位置が確認することができます。

前輪駆動車に多い横置きエンジンの場合は、エンジンの向かって左側。後輪駆動車に多い縦置きエンジンであればエンジンの直前に設置されています。

2 タイミングベルトの役割や仕組み

2-1 タイミングベルトの役割

タイミングベルトは、カムシャフトとクランクシャフトのタイミングを連動させる役割があります。

カムシャフトにはエンジンの回転運動の「吸気」と「排気」の工程でバルブを開閉する役割があります。一方のクランクシャフトはピストン動作から回転動作に変換させることが主な役割。

エンジンの規則的な回転運動「吸気」「圧縮」「燃焼」「排気」をベストなタイミングで繰り返す必要があります。このうち吸気と排気を担うカムシャフトの動作を支えているのが、タイミングベルトと繋がっているクランクシャフト。

カムシャフトとクランクシャフトのタイミングは、エンジンの回転運動における非常に重要なポイント。このタイミングがずれると、エンジンの故障に繋がってしまうことを覚えておきましょう。

2-2 タイミングベルトの仕組み

タイミングベルトはグラスファイバーやナイロンといった繊維のワイヤーが入っている、切れにくいゴム製のベルトです。カムシャフト・クランクシャフトのプーリーと噛み合うための「コマ」という突起が内部についていることも特徴。

また各シャフトのプーリーだけでなく「オートテンショナー」「オイルポンプ」「ウォーターポンプ」など、エンジン内部の他のプーリーとも噛み合っています。

タイミングベルトがダメージを受けると、エンジンの大部分が停止するため非常に重要な部分。万が一タイミングベルトが切れるとその瞬間にカムシャフトとクランクシャフトのタイミングがずれるため、エンジンが停止してしまいます。

3 タイミングベルトを交換すべきタイミング

タイミングベルトの寿命は車の使用頻度などによって異なりますが、およそ10万kmになったタイミングを目安にしましょう。

その他に悪路での負担が続いてしまう場合や、濡れた道路でベルト本体が濡れてしまうことも劣化が早まる可能性が高くなります。また冷却液が適切に管理されていないケースや、エンジンオイルの劣化もタイミングベルトを劣化させる原因になることを覚えておきましょう。

軽自動車と普通自動車でも劣化速度が異なるので、タイミングベルトの具体的な寿命を判断することは難しく、上記の劣化原因に注意することがポイント。

タイミングベルトの厄介なところは、異常に気づけるサインのようなものがないところです。エンジンが停止する直前に異音が発生する場合もありますが、ほとんどは前触れもなく切れてしまいます。

そのため、前述した「走行距離10万キロ」などの数値を目安とするしかありません。もしくは、点検や車検の際にタイミングベルトを一緒に確認してもらい、交換が必要かどうかを判断してもらいましょう。

4 タイミングベルトの交換方法とそれにかかる費用

4-1 タイミングベルトの交換手順

タイミングベルトは、以下の手順で交換ができます。

  1. 交換用のベルト・整備書などを準備する
  2. バッテリーのマイナス端子を取り外す
  3. タイミングベルトが見えるようにカバーを取り外す
  4. タイミングベルトの状態を確認する(濡れていないか、切れていないか)
  5. 切れたタイミングベルトとプーリーにマーキングする
  6. 古いタイミングベルトを取り外す
  7. 新しいタイミングベルトにも5と同じ位置にマーキングする
  8. カムシャフトとクランクシャフトを調整しつつ、1番ピストンを圧縮上死点に合わせる
  9. 8の状態を維持したまま、マーキングを見ながら新しいタイミングベルトを取り付ける
  10. 4〜5回ほど回転させ、干渉の有無を確認する
  11. 異常がなければ完了

タイミングベルトを交換することは自分でも実施することができますが、専門的な技術が必要になる部分もあるので不安な方は業者に依頼することをおすすめします。

ヴァ・ベーネでも国土交通省認証の自社工場を完備しているので車の点検や車検なども対応可能です。些細なことでも構いませんので、お気軽にご相談ください。

4-2 タイミングベルトを交換する際にかかる費用

タイミングベルトの交換を依頼する場合は、ベルト本体の費用と工賃がかかることが一般的。ベルト本体は5,000円程度で購入できるものの、工賃に30,000〜50,000円程かかる場合があるため、決して安い金額では交換できません。

タイミングベルトを交換するにはエンジン周りを解体する必要があるため、他の箇所を整備するよりコストがかかってしまうことを覚えておきましょう。

またタイミングベルトを交換する際に、ファンベルトや各シャフトのオイルシールなど関連するパーツの交換が必要なこともあります。当然ながら関連部品を交換するのであれば、その分費用もかかることを覚えておきましょう。

まとめ

今回は、エンジンの正常な動きに重要なタイミングベルトについて紹介しました。

タイミンベルトは、カムシャフトとクランクシャフトのタイミングを連動させることが主な役割。ゴム製なので劣化しやすく、交換すべきタイミングは車の使用頻度などによって異なります。

自分でもタイミングベルトの点検や交換自体は可能ですが、不安な方は当記事の内容も参考にしたうえで、長く乗り続けることを全力でサポートするヴァ・ベーネにご依頼ください。

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