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スープラの前身!セリカXX A60型の魅力に迫る!

スープラの前身!セリカXX A60型の魅力に迫る!

数多くの名車を生み出すトヨタの中でも「セリカXX」は、旧車ブームが拡大する中でも特に注目したい車種の一つといって良いでしょう。

昭和生まれの名車として今もなお語り継がれているトヨタのセリカXX。

今回はセリカXXの歴史の中を振り返りながら、1981年〜1986年を彩った「セリカXX A60型」にスポットを当てていきましょう。

1 ダルマセリカの上級車種としてセリカXXが登場

セリカXXはダルマセリカの上級車種として登場しました。日本ではセリカXXという名称として始まりましたが、北米市場では「スープラ」という名称で販売されていた車種です。最終的には日本でもスープラの名称が浸透したので、セリカXXと呼ばれることはほとんどなくなりました。

さて、今回紹介するセリカXX A60型について語る上で、まずは初代セリカXXについて紹介していく必要があるでしょう。初代セリカXXは、日産フェアレディZに対抗すべく開発され1978年〜1981年を彩った一台。

日産フェアレディZに対抗したという誕生の背景から、スポーツカーとして対比されがちですが、GTカーとして分類されることが多かったようです。日本でも『よろしくメカドック』という人気マンガにも登場していたことから、名前や形状だけは何となく知っているという方も多いかもしれません。

スタイリッシュなデザインに加え、スライディングサンルーフや独立懸架式のリアサスペンションなど、旧車好きなら思わず食いついてしまうような仕様となっています。どちらかというと高級志向のラグジュアリーな仕様なのが初代の特徴で、先に発売されていた「ソアラ」が初代セリカXXのコンセプトを引き継いでいきました。それに伴い、2代目セリカXXへと時代が移っていきます。

2 初代とは一転、スポーティー路線のセリカXX A60

初代セリカXXがスペシャルティカーだったのに対し、セリカXX A60型は一転してスポーティ路線として世の中に広がっていきました。走行性能を前面に打ち出すなど、初代とは明らかに違ったアプローチでした。

マイナーチェンジを繰り返した初代とは打って変わり、全体的によりシャープで直線的なデザインになっています。「リトラクタブル・ヘッドライト」と呼ばれる、空力を意識した顔立ちも特徴の一つ。

初代でも人気だったサンルーフも引き継がれ、手動式だった初代から進化し、2代目は電動で可動するようになりました。1986年の販売終了を経た現在でも、多くの旧車ファンに乗り継がれている一台です。

3 セリカXXの代名詞「直列6気筒2.8L DOHCエンジン」

セリカXX A60型を語る上で、直列6気筒2.8L DOHCエンジンが搭載されたパワースペックであることに注目しないわけにはいきません。このエンジンは排気量1988cc、160馬力の最大出力を誇るパワースペックです。

また、セリカXX A60型は前期型が1981年7月に発売され、1983年8月には後期型としてマイナーチェンジをしますが、直列6気筒2.8L DOHCエンジンを中心にそれぞれ追加された装備がありますので挙げてみましょう。

前期型に追加された装備な主に以下の通り。

・2.0L SOHC ターボ(M-TEU)が搭載されたターボS/G(1982年2月)
・6気筒 2.0L DOHC 24バルブ(1G-GEU)が搭載された2000GT(1982年8月)
・60扁平タイヤ195/60R15サイズ(1982年8月)
・デジタルメーター(上級モデルのみ)

後期型は前期型をベースに外観の変更がされています。

・ドアミラーが標準化
・バンパーの形状
・テールレンズのデザインが変更
・テールゲート・リヤバンパーがボディーと同色に

代名詞である直列6気筒2.8L DOHCエンジンをベースに、セリカXX A60型は様々な変化を繰り返してきました。

4 世界初のナビゲーションシステム「ナビコン」の搭載も!

セリカXX A60型には、走行に関する装備以外にも注目すべき点が。それは「ナビコン」の搭載です。ナビコンとは「クルーズナビコン」のことで、いわゆる「カーナビ」の走りと言われている装備のこと。

では、どのような機能が備わった装備なのでしょうか。カーナビの走りということもあり、目的地を入力することで機能するのですが、現在定着しているカーナビとは若干異なる点があります。

現在の車に搭載されているカーナビは、目的地の名称を始め住所や電話番号など、様々な情報から目的地を表視します。対してナビコンには、目的地への「方角」を入力します。入力した方角に応じて目的地までの距離を算出するような仕組みなので、現在のカーナビに比べると若干の煩わしさがあるかもしれません。

現在では当たり前になっているカーナビの前身とも言える機能をあえて使ってみるのも面白いのではないでしょうか。

5 2代目で終了しスープラに引き継がれる

さて、ここまでセリカXX A60型の歴史や装備について解説してきました。

旧車好きにはたまらない装備や外観で人気を博していたセリカXX A60型ですが、残念なことに1986年に販売が終了してしまいます。その後モデルチェンジを経て、北米を中心に定着した「スープラ」に名称が統一されました。

1986年に誕生したスープラA70について知りたい方はコチラ。
*URL添付*

スープラは現在でも購入することが可能なので、街を走っている姿を見かけることがあるかもしれません。

いつかスープラに乗りたい!と考えている方も多いでしょう。車好きの目を奪うスープラには、初代から2代目と続いたセリカXXが作ってきた歴史があります。セリカXXの歴史を知った上で改めてスープラを見ると、また違った見え方になるかもしれませんね。

まとめ

今回はトヨタから発売されていたスープラの前身、セリカXX A60型の歴史や装備を中心に紹介していきました。

高級志向を経て、スポーツカーとしての地位を確かなものとしたセリカXX。今なお根強い人気を誇ります。

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