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車に乗車した際のいや〜な臭い、原因ごとに消臭方法をまとめてみた

車に乗車した際のいや〜な臭い、原因ごとに消臭方法をまとめてみた

初めて車に乗った時のあの独特な臭い。

いつも乗っている車であればあまり気にならないものですが、初めて乗車した際に気分が悪くなったという経験をされた方も少なくないのではないでしょうか?

車内での喫煙、飲み物や食べ物の臭いを除去するのは実はちょっと骨が折れる作業だったりします。

しかし車のオーナーは誰が乗車しても快適に感じられる車内状況を保ちたいはず。

そこで今回は車内の臭いの主な原因から掃除方法の手順、業者に依頼した場合の相場についてまで詳しく紹介していきます。

1 車内の独特な臭いの原因

車内は基本的には密閉された空間なので、どうしても臭いがこもってしまいがちです。これにより友人などを乗車させた場合に不快な思いをさせてしまったり、車酔いの原因となってしまうことも。

ここでは車内の臭いの主な原因や対策方法について説明していきます。

1-1 エアコンのスイッチを入れた際の独特な臭い

エアコンのスイッチを入れる度に不快な臭いが漂ってくることもあります。しばらくすると臭いが薄れてくるような場合、エアコン内で発生したカビが原因かもしれません。

このカビはエアコンの使用後に結露によって発生した水分に付着したホコリや雑菌が原因となって発生しています。

臭いはもちろんですが、衛生面でも定期的なエアコンクリーニングが必要です。

カビの対策方法としては、エアコン内の湿気を取り除くことが重要です。

エアコンをオフにした状態で窓を開け、エアコンを最高温度・最大風量で10分ほど暖房を作動させましょう。時間が無い場合などは1〜2分でも効果がある対策方法です。

消臭方法としてはエアコンの吹き出し口専用の消臭剤をつけたり、エアコン内部のクリーニングを行いましょう。クリーニングを行う場合に、まずはエアコン内部を乾燥させる必要があります。最大温度の暖房で窓を開け、5〜10分程度稼働させましょう。

次にカーエアコン専用消臭スプレーを使用し、エアコンフィルターを洗浄します。基本的には改善されますが、それでも改善されないのであれば交換が必要になるため業者へ依頼しましょう。

1-2 食べこぼしや飲みこぼしの汚れから発生する臭い

車内で飲食をする場合、食べこぼしや飲みこぼしの汚れがシートなどに付着する可能性があります。これは定期的な掃除を行うことで改善されることもあります。

食べこぼしの場合、食べカスがフロアマットの上に落ちたままになると、ダニや菌を発生させてしまい悪臭の原因となります。

定期的に掃除機で食べカスやゴミを丁寧に掃除をすることで臭いや衛生面が改善されるでしょう。

飲みこぼしであれば、中性洗剤を3〜5%程度に薄めた洗浄液で拭き掃除を行います。

市販の専用洗剤やスプレーなどを利用しても問題ありません。最初は目立たない部分から試し拭きを行い、徐々に広範囲へと拭いていきます。洗剤はシートなどに直接かけるとムラになる可能性があるため、ふきんやシートに付けてから拭くことがポイント。密閉した空間だと生乾き臭が発生する可能性があるため、窓を開け換気して乾燥させることが大切です。

またハウスクリーニングで使用される重曹を使用することも選択肢の一つ。アルカリ性の重曹であれば油やタンパク質などの酸性の汚れや臭いを分解する働きがあります。安価で安全に汚れを落とせることがポイントです。

ただし布製シートのみで革製のシートに使用すると変色してしまうので絶対に使用してはいけません。

拭き掃除の手順としては100mlの水に小さじ1杯程度の重曹を入れ洗浄液を作ります。これをふきんなどにつけて拭いたり、スプレーに入れて使用することも可能です。その際に換気と乾燥を充分に行い、時間をかけずに素早く拭くのがポイント。また肌の弱いかたは手袋などを装着し掃除を行うことをおすすめします。

臭いがついてしまってから長い期間が経っている場合、汚れを完全に取り除くことが難しいため業者へ依頼しましょう。

1-3 最も消臭が難しいタバコの臭い

タバコのヤニ臭は最も消臭が難しいものの一つで、悩まれている方も多いはず。

そもそもタバコ臭はその煙に含まれている「ニコチン」「タール」などの成分が含まれており、悪臭を発生させる「アンモニア」「アルデヒド」なども臭いの原因です。

普段タバコを吸わない方であれば、吸っている人の近くにいるだけでその臭いに気付くはず。

さらに車内の密閉された空間であればタバコの煙が天井やシートなど、至るところに染み付いてしまいます。

消臭方法は前述したエアコンや飲みこぼしの対策方法を実施し、車内シートやエアコン内部まで掃除しましょう。しかしタバコのヤニは一度付着し時間が経過すればするほど取れにくくなるので、クリーニング業者に依頼することをおすすめします。

1-4 フロアマットの生乾き

フロアマットの生乾きも臭いの原因の一つ。雨や雪の日などに乗車するとフロアマットが水分や泥が原因で濡れてしまい、生乾きの洗濯物のような臭いが発生することもあります。

カビ臭さを感じたら、フロアマットが原因かもしれません。雨の日などは車に乗車する際に、靴に付着した泥などを落とすだけでも臭いを防ぐ対策方法となります。

消臭方法はフロアマットのクリーニングや、掃除機をかけマットを洗濯し完全に乾かすことがポイントです。もちろんですが乾燥させずに生乾きのままであれば、逆に臭いの原因となってしまうので注意が必要です。

1-5 人やペットの汗などがシートに染み付いた臭い

暑い夏などであれば当然ながら汗を多くかき、服装も薄着になります。たとえエアコンを使用していても、体からでた汗は密着したシート生地に染み込んでしまい不快な臭いの原因となります。

真夏などにスポーツをした後に、たっぷりと汗が染み込んだ衣類の臭いを想像すると分かりやすいかもしれません。

またペットも臭いの原因の一つ。ペットも人間同様にシャンプーなど手入れをしていても、ペットの毛や皮脂、唾液などがシートなどに付着することで臭いの原因となることを覚えておきましょう。

2 車内の掃除をする際の注意点とおすすめ方法

車内の掃除をスムーズに行う際は、いくつかの注意点や用意すべきアイテムが。安価で安全に汚れが落とせる重曹を使用したおすすめの掃除方法も紹介していきます。

2-1 車内の掃除を行う手順

車内の臭いが気になる場合、自分で定期的に掃除を行うことで臭いを抑えることが可能です。掃除をする際は車内の上部から下部へと進めていくことがポイント。

天井から進めてそれぞれのシート、ダッシュボード、運転席と助手席の間のスペース、ドアの内側部分、フロアカーペット、内ガラスの順で進めていきましょう。

汚れが少ない箇所から多いところの順番になっているので、同じタオルを使用しても付着した汚れを広げる心配もありません。特に喫煙しているかたの車であれば、タバコのヤニなどが付着していて想像以上に汚れています。掃除中にでたホコリや手垢などを残さないためにも、内ガラスは最後に掃除をするようにしましょう。

2-2 掃除を行う際の用意すべきものと手順

掃除を行う際に用意するものは「食器用洗剤」「バケツ2個」「タオル3枚」。バケツは洗浄液用と水道水用で、タオルは洗浄液用と水拭き用、乾拭き用です。

車内に荷物があるのであれば車から降ろしておくと、作業がスムーズになります。

手順としてはまず、水1Lに対し30〜50cc程度の洗剤を入れて洗浄液を作りましょう。もう一つのバケツに水拭き用に水道水を入れておきます。洗浄液を浸したタオルを使用し、前述した順番で拭き上げていきましょう。この時にブラシを使うとシミやムラの原因となるので、タオルを使うことがポイント。その後、硬く絞ったタオルで水拭きをしていきます。最後に水分を拭きとるように乾拭きをしましょう。

乾拭きをして全ての手順が完了したら、何時間か窓を開けっぱなしにして車内を乾燥させれば終了です。

2-3 車内清掃にもおすすめの重曹

ハウスクリーニングでも使用される重曹。これは体に害が無く、車内でも安全に汚れが落とせることがポイント。また安価で消臭効果もあるため、おすすめのアイテムです。

重曹はアルカリ性のため、油やたんぱく質などの酸性の汚れや臭いを分解する特徴があります。

そのため、布製のシートの嫌な臭いを除去してくれるのに効果的です。ただ革製シートに使用すると、変色してしまう危険性があるので注意が必要。

拭き掃除の方法は、100mlの水に小さじ1杯程度の重曹を入れて洗浄液を作り、ふきんなどにつけて拭いていきます。

その際に換気と乾燥を充分に行い、素早く拭くのがポイント。肌の弱い人は手袋などをつけて掃除しましょう。

3 消臭剤や芳香剤を使用する場合の注意点

前述した通り車内の臭いの原因は様々。定期的な掃除も効果的ですが、消臭剤や芳香剤を購入し使用することも選択肢の一つ。

しかし車内の消臭には臭いの原因を完全に処理しなければ効果はありません。つまり消臭剤や芳香剤は、一時的に臭いを消すことができるものとして理解しておきましょう。

ここでは、消臭剤や芳香剤の種類や使用する際のメリット・デメリットを説明していきます。

3-1 消臭剤を使用する際の注意点

一般的に臭いを消すアイテムとして使用されるのが消臭剤です。一言で消臭剤と言ってもその種類は様々。また種類別によって効果的な使用方法と、どの原因の臭いに効果があるのかを理解しておくことが必要です。

消臭剤の種類は大きく「スプレー式」「置き型タイプ」「エアコン吹き出し口に取り付けるタイプ」「スチーム式」の4種類。

スプレー式は気になる車内の箇所に、直接スプレーを噴射することで消臭するタイプ。例えばシートやマットについた臭いを取り除きたい場合に使用します。

置き型タイプは車の中に置いて使用するタイプの消臭剤です。ダッシュボードやドリンクホルダーなどにおけるタイプもあり、車内全体に広がった臭いを和らげたい場合に使用します。

エアコン吹き出し口に取り付ける消臭剤は、その言葉通りエアコンのカビ臭を弱めたい時に取り付けるタイプです。

スチーム式は車内で煙をたいて消臭するタイプの消臭剤。使用する場合はエンジンを作動させ、エアコンを循環モードにしスイッチを付けましょう。全ての窓を閉めた状態にし、スチーム式の消臭剤を使用します。

置く場所は助手席の下に置くことがポイント。これは空気を循環させる取り込み口があり、エアコンの力を利用して消臭剤を車内全体に散布するためです。その後、車外に出て10分程度待ち、全てが終了したら窓を開けて換気をすれば終了です。スチームタイプは使用した直後に乗車すると気分が悪くなることもあるので、車を使用した後に消臭剤を使用し次に乗るまでの間隔を空けましょう。

定期的な掃除が必要になりますが、時間がなければ消臭剤を活用することで一時的な効果は期待できます。

3-2 芳香剤を使用する場合の注意点

車内の臭いを消す方法として使用されているのが芳香剤です。車内で使用する芳香剤には「固形タイプ」「液体タイプ」「ゼリー状のゲルタイプ」「エアコン取り付けタイプ」「ディフューザータイプ」「つり下げタイプ」など種類は様々。タイプによって置き場所は異なりますが、一般的には高い位置に置くことが車内全体に香りを広げられやすいと言われています。

液体タイプは揮発性が高く、香りが車内に漂いやすいことが魅力の一つ。また車内に置いてもインテリアとして使えるデザインが特徴です。欠点は平らな場所に固定しないと、振動などで中身がこぼれやすいこと。万が一こぼれた場合、ダッシュボードを変色させたり不快な臭いの原因になることも。

固形タイプは車の走行中に振動で揺れても中身がこぼれる心配がありません。ダッシュボードの上やシート下などに置くことができます。しかし液体タイプのように揮発性がないため香りが全体に広がりにくいことがデメリット。

ゲルタイプは中身がゼリー状で中身がこぼれにくく、香りが立ちやすいことがポイント。固形タイプと液体タイプの中間に位置しているものですが、香り立ちや持続性は他の芳香剤に比べ劣ってしまいます。

エアコン取り付けタイプはエアコンの風を使って効率よく香りを車内に拡散することができるもの。中身は液体や素材に香りを染み込ませるタイプなど様々で、デザイン性も高くインテリアとしても活用できます。デメリットとしてはエアコンのルーバーの形状によっては取り付けられないことも。また当然ながらエアコンを作動させないと香りを感じることはできません。

ディフューザータイプは車内のシガーソケットから電力を供給し、香りを車内に拡散させます。何度でも使用できることがメリットではありますが、香りやアロマを染みこませるパッドの交換頻度が高いことがネック。

つり下げタイプは好みの場所にヒモでぶら下げて使用します。吸収剤に香料を染み込ませたものや、小さな瓶に入った固形・液体タイプが存在します。他の芳香剤と比べコストが安いことや、デザイン性が高くインテリアとして活用できることが魅力。しかしながら香りの強さや持続性はあまり期待できません。

4 車内清掃後にもまだ嫌な臭いが残っている時は

車内を掃除しても臭いが残る場合は、エアコンのカビが主な原因です。

これは、エアコン内部にあるエバポレーターと呼ばれる部品が関係しています。熱交換器の役割を持つもので、ブロアファンから送風された熱を奪い空気を冷やしてくれるパーツ。

ここに花粉やホコリ、チリが蓄積してしまうことでカビやダニが繁殖しやすくなってしまいます。

またブロアファンから送られる空気は水蒸気を含んでいるため、エバポレーターには除湿の役割も。水蒸気を含んだ空気から熱を奪うためエバポレーター表面では結露が発生します。これにより水滴が付いたまま放置してしまうとエバポレーターにカビが発生する原因に。

この2つの部分がカビやダニの温床となりやすくなる訳です。

エアコン内のカビを防止する方法として、エアコン内部を乾燥させることが有効です。

手順としては、車を停車させる際にエアコンのスイッチをオフにします。その際に送風をエバポレーターに当ててあげると、カビが発生しにくくなるので覚えておきましょう。

またエアコンをオフにし、窓を全開にしてエアコンを最高温度・最大風量にして暖房運転を行う方法も。10分程度実施すれば万全ですが、1~2分ぐらいでも効果があります。

どちらも手軽に実施できるカビ防止策なのでおすすめです。

5 業者に依頼する場合の相場

定期的な掃除を行っていても車内の臭いが取れないなんてことも。そのような場合には専門業者に依頼しましょう。業者であればシートやマットの汚れからタバコやペットの臭いまで解消してくれます。

一般的な車内クリーニングの相場は以下の通り。

  • エアコン消臭除菌:3,000〜4,000円
  • 車内消臭除菌:1,500〜2,500円
  • ルームクリーニング:15,000〜30,000円
  • シートクリーニング:1,000〜3,000円

上記のように行う場所などで金額が異なります。また車内の広さによってもコストは異なるため、専門業者に依頼する場合は事前に問い合わせてみることが大切です。

快適な車内で快適なドライブを!

今回は車内の不快な臭いについて原因や対策方法について紹介してきました。

日常で使用する場合はもちろんですが、友人と一緒にドライブを楽しむ際も車内の臭いが気になってせっかくの時間が台無しなんてことになってしまってはもったいないですよね。

乗車する方全員にとっていいドライブになるよう、定期的なお掃除で快適な車内環境を目指しましょう。

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