2021年8月6日
自分で洗車をしよう!その際の手順とコツをまとめてみた
皆さんは愛車の洗車をどのように実施しているでしょうか?ガソリンスタンドでプロに任せている方や、洗車機を活用しているなんて方も多いのでは。
せっかくの愛車なら自分の手で洗車を実施したい方も多いはず。しかしながら、どこから手を付ければいいのか。また何を準備したらいいのかなど悩ましいポイントは実に様々。
そこで今回は洗車方法について自分で実施する方法から、ガソリンスタンドや洗車機を使用する際のポイントについてまで解説していきます。
目次
1 まずは事前準備!必要なアイテムを揃えよう
一言で洗車と言っても、初心者にとっては難しいもの。まずは洗車道具を揃えることが大切なポイント。
洗車を実施する際に、揃えておくべきアイテムは以下の通り。
- 洗車スポンジ
- ホース
- カーシャンプー
- バケツ
- クロス
- 脚立
ただ準備すべき道具を用意しただけでは大切な愛車を傷つけてしまうなんてことも…。洗車道具は各メーカーが提供しており、その種類は実に様々。
ここではそれぞれの用意すべきアイテムの選ぶポイントについて説明していきます。
1-1 車のボディに付着した汚れを落とすために必要な「洗車スポンジ」
洗車スポンジは水とシャンプーを含むことで、車のボディに付着した汚れを落としてくれる役割のアイテム。
選ぶ際のポイントは、まずやわらかい素材を選ぶことがおすすめ。これはスポンジが硬い素材の場合、ボディに傷がつく可能性があるためです。
また、自分の手のサイズや持ちやすいスポンジを選びましょう。持ち手が付いているスポンジや、グローブ型など種類は豊富にあります。実際に店舗などで確認し、自分の手にフィットするスポンジを選ぶことがポイント。
注意点はボディ用とタイヤ用で分類するため、スポンジを2つ準備すること。タイヤホイールには走行時の際に、泥や鉄粉汚れが付着しているんです。その汚れが付いたスポンジでボディを洗ってしまうと大切な愛車のボディに傷を付けてしまうため注意が必要です。
1-2 シャンプー後の洗い流しなどに活躍してくれる「ホース」
ホースは車に付着した砂やホコリなどの汚れを落としたり、シャンプー後の洗い流しに活用するアイテム。
選ぶ際のポイントは、長さに余裕があるものを選びましょう。水道から車までホースが届かなければ、当然ながら水を十分にかけることができません。これにより汚れが取りきれなかったり、シャンプーのすすぎ残しの原因になることも。
逆にホースの長さが長すぎても、水の勢いがなくなってしまうので注意が必要です。選ぶ際は蛇口から使用したい場所までの距離を考えて、ホースの長さは余裕のあるものを選びましょう。
ホースの種類も通常のものから、水圧を変更できるノズル付きなど実に様々。またコストはかかってしまいますが、高圧洗浄機を使用することもおすすめです。
1-3 汚れを落とす際に必要不可欠な「カーシャンプー」
カーシャンプーは車の汚れをより落としたい時に活躍してくれるアイテム。また泡がボディとスポンジの間のクッションの役割をし、摩擦を少なくする効果も。これにより洗車後のボディに傷が付きにくくなることもポイント。
選ぶ際のポイントは車の状態に合わせて選択することが大切。車の汚れ具合によってはワックス成分や研磨剤が入っているシャンプーを使用することをおすすめします。
またボディの傷が気になるなら傷消しシャンプーや、コーティングを施している車であればコーティング施工車専用シャンプーなど愛車に合わせたアイテムなど種類豊富です。判断が難しい場合は、店員さんに確認してみてもいいでしょう。
また泡立ちがいいシャンプーを選ぶことをおすすめします。シャンプーの泡は洗車する際に汚れを絡め取るだけでなく、クッションの役割を果たしてくれます。これによりスポンジが擦れることで生じる細かな傷を泡によって防ぐことができる訳です。
1-4 様々な用途で活躍してくれる「バケツ」
バケツはカーシャンプーを泡立てる際に使用したり、洗車中や洗車後にボディの汚れが付着したタオルをすすぎ洗いするなんて時にも活躍してくれるアイテム。
選ぶ際のポイントはカーシャンプーの泡をしっかりと作れるサイズが重要です。サイズが小さすぎるとシャンプーが足りなくなったり、泡立てにくくなることがあるので選ぶ際は注意が必要。
バケツと言っても上記のような用途だけではありません。例えばシャンプーやスポンジを収納できるような物も販売されているので、自分の使いやすい物を選択しましょう。
1-5 仕上がりに重要な「クロス」
クロスはシャンプーを洗い流した後に濡れた部分の拭き上げに使用する洗車道具。車が濡れたままの状態では、水滴の跡が残ってしまうことも。洗車にとって拭き上げは、仕上がりに大きく差が出る重要な工程です。
アイテム選びのポイントはやわらかい素材で吸水性の高い物がおすすめ。
クロスは車に直接触れるため、摩擦により傷が付きやすくなります。前述した通り仕上がりに大きな差が出てくる工程のため、柔らかく少ない回数で拭き上げできる車専用の吸水性が高いものを選ぶことをおすすめします。
クロスを使用するのはボディだけではなく、タイヤの水洗い後にも活用するアイテムです。同じクロスを使用するとボディに傷を付けてしまう可能性があるので、2つ準備することがポイント。
1-6 車種によっては必要な「脚立」
脚立は車の天井を洗う際にスムーズに洗車することができるアイテム。自分の愛車が高さが低いのであれば問題ありませんが、背の高い車であれば重要な洗車道具です。
選ぶ際は脚立の高さがポイント。脚立に立った際に、車のルーフの真ん中に手が届く物がおすすめです。また脚立を開いた時に、安全ロックが付いている物であれば安全面も確保でき洗車することができます。
1-7 注意すべきアクセサリーやベルト
前述してきた通り、洗車をする際に準備すべきアイテムは様々です。しかしながら意外と忘れがちなのが服装ではないでしょうか。当然ながら動きやすく、汚れても大丈夫な服装を選ぶ方が多いでしょう。注意すべきポイントとしては、アクセサリーやベルトです。
スポンジやクロスを使用する際に、指輪やベルトのバックルがボディやガラスに当たってしまい傷を付けてしまうことも。また水を多く使用するので、長靴や防水加工されたシューズを使用するようにしましょう。
2 自分で洗車を実施する際の手順とポイント
洗車にかかる時間は、車の大きさなどにもよりますが約1時間半程度。
ここでは洗車の手順とそれぞれのポイントについて説明していきます。
2-1 水で汚れをしっかり流す
まずボディやタイヤに付着した汚れを水でしっかり流していきましょう。作業時間の目安は約10分程度です。ここの作業を怠ってしまうと、次の洗う工程でボディやガラスなどに傷を付けてしまうことに。砂や泥が極力残らないように念入りに実施することがポイント。
使用するアイテムはバケツではなくホースを使用するようにしましょう。一定時間、均一に水をかけることができボディの汚れを流すことができます。
手順は車の天井部分から窓ガラス・ボンネット・ドアへと上部から下部へ水をかけることがポイント。付着している砂や泥、ホコリなどをしっかり流していきましょう。
その際に高圧洗浄機を活用するのも便利です。また高さのある車であれば脚立を使用するのもいいでしょう。
2-2 時間をかけてしっかり洗い流す
次は車を洗う工程です。ボディとタイヤホイールがあるので、作業時間は60分程度を目安に実施していきましょう。
2-2-1 重要なカーシャンプー
カーシャンプーを作る際に使用する道具は「ホース(水)」「カーシャンプー」「バケツ」。
手順としては、まずカーシャンプーを準備します。その際にバケツにシャンプー液を先に入れてから、水を入れていくことがポイント。ボディとスポンジの間のクッションの役割を果たす泡はきめ細かさが大切。クリーミーな泡を作るためにも勢いよく水を注ぎ、円を描くように動かし泡立てていきます。
カーシャンプーの量と水の配分は購入した説明書を確認しましょう。
2-2-2 ボディの実施方法
次にボディをスポンジを使用して洗う工程です。使用するアイテムは「ホース(水)」「カーシャンプー」「ボディ用スポンジ」。
手順は、準備したカーシャンプーの泡をたっぷりスポンジに馴染ませましょう。一方向にスポンジを動かすことで、ムラなく綺麗に洗うことができます。
泡が少なくなってきたら、一度スポンジを絞ることがポイント。水ですすぐことで付着した砂やホコリなどを落とすことができます。
車全体を洗い終えたら、上から下にかけてまんべんなく水をかけていきましょう。その際にドアのふちなど細かな部分は、カーシャンプーが残りやすいので念入りに実施していきます。すすぎ残しがあると、シミになったりする可能性があるので注意が必要です。
前述した通り車にコーティングを施している場合は、使用するカーシャンプーに注意しましょう。
2-2-3 タイヤホイールの実施方法
続いてタイヤホイールを洗う工程です。使用するアイテムは「ホース(水)」「カーシャンプー」「タイヤホイール用スポンジ」。
手順はタイヤホイールに付着した砂や泥などの大きな汚れを、水の勢いで落としていきます。
目立つ汚れを落としきったことを確認したら、タイヤホイール用スポンジにカーシャンプーの泡をなじませ、汚れを落としていきましょう。その際、硬いブラシは傷の原因になるので注意が必要です。
汚れを落としたら、水で洗い流していきます。ボディ同様にカーシャンプーが残ってしまうと、シミやムラの原因になるので念入りに実施することがポイント。
もし、泥道などを走行した後に洗車をするのであれば、タイヤホイールをボディより先に洗うといいでしょう。これにより汚れがはねて、洗い立てのキレイなボディが台無しになることを防いでくれます。
2-3 仕上げの「拭き上げる」工程
最後に拭き上げる工程で、作業時間の目安は30分程度。拭き上げ前に水滴が乾くと跡になることがあるので、スピードも大切な工程です。
準備する道具は拭き上げ用クロス。前述した通り、ボディ用とタイヤホイール用でクロスを2枚用意することがポイント。
手順はボディの場合は一方向に滑らせるように拭いていきましょう。これにより傷が付きにくくなり、効率的に拭き取ることもできます。クロスが汚れたら、こまめに洗い流し使用しましょう。
タイヤホイールは、水滴や汚れがしっかり拭き取れるように優しく実施していきます。ボディ同様にクロスが汚れたら、こまめに洗い流し使用しましょう。
3 意外と知らない洗車に適した天気や時間帯
洗車を行う際に、天気を気にしている方は少なくないでしょう。しかしながら、ほとんどの方が晴天を選びがち。洗車に適した天気は曇りの日がベスト。また時間帯は涼しい朝方や夕方がおすすめのタイミングなんです。
真夏の炎天下などの暑い日はボディが熱くなっているため、洗車時の洗剤の泡が直ぐに乾燥してシミの原因に。暑い日に実施するのであれば、カーシャンプーとすすぎを繰り返して部分洗いすることがおすすめ。また風が強い日は、ホコリやチリがボディに付着しやすくなるため避けるようにしましょう。
4 自分で実施できない場合は
仕事の関係などで、なかなか自分で洗車を実施できないケースも多いでしょう。そのような場合、ガソリンスタンドなどで設置されている洗車機やプロの方に任せてみるのも方法の一つ。
洗車機を使用するメリットはかかる時間も少なく、道具を必要としないので手軽に実施できること。逆にどうしても手洗いに比べ仕上がりが荒くなってしまい、車を傷つけてしまうなんてこともあります。また拭き上げが必要になり、場所によっては利用できない車種があることも。
一方ガソリンスタンドの店員さんに洗車をお願いした場合は、手間がかからず仕上がりが綺麗なことや、車への負担が少なく済むので傷が付くのが少ないことが魅力。しかし洗車機に比べコストが高い点や時間がかかってしまう点がネックでしょう。
このようにメリット・デメリットが存在します。自分で実施できない場合は、状況に合わせて実施することで愛車を綺麗に保ちましょう。
まとめ
今回は自分の愛車を綺麗に保つために大切な洗車方法について解説してきました。
間違った手順や適切なアイテムを使用しないと、愛車を傷つけてしまうことに。せっかく実施するのであれば、洗車の手順を守り効率よく愛車を綺麗にしていきたいですよね。
ただ忙しかったり天気の関係で、なかなか洗車を実施することが難しい場合もあるでしょう。そのような場合は洗車機やプロに任せてみることもおすすめ。
当記事を参考に是非、愛車を洗車してみてくださいね。