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免許証を紛失した際に取るべき行動

免許証を紛失した際に取るべき行動

車を運転する際に必要不可欠な免許証。

免許証を紛失してしまうと、さまざまなリスクが考えられます。身分証としても使用されるものなので、万が一紛失した場合は早めに対応しましょう。

今回は免許証を紛失した際に行うべき手続きや、免許証の再発行の手順などについてお伝えします。

1 免許証を紛失した場合のリスク

1-1 違反対象になる

車を運転する際は免許証を携帯する必要があり、道路交通法でも定められています。

免許証を紛失した場合など、運転時に不携帯だと違反点数はありませんが3,000円の反則金を支払わなければいけません。普通車・大型車・二輪車のどの車両でも同一の反則金が課せられます。

免許証を紛失していることに気付いていなかった場合でも反則金の対象です。また免許証の再発行手続き中であっても、運転時には免許証を携帯していなければ反則金を支払う必要があります。

それほど免許証は大切なものなので、日頃から無くさないように心掛けましょう。

1-2 悪用される可能性も

免許証を紛失した場合、車を運転できなくなるなどの不便な点もありますが、悪用されてしまうことも少なくありません。

運転免許証は、氏名や住所などの個人情報が記載されているので身分証明書としても使用されます。そのため銀行口座の開設や、お金の借入など悪用されてしまうことも。

さまざまなトラブルが起きる可能性があり、主なケースは以下の通りです。

  • 銀行口座の新規開設
  • クレジットカードの発行
  • スマートフォンの新規契約
  • 消費者金融や闇金で身分証明書として悪用(借入など)
  • 氏名、住所、顔写真などの個人情報をもとにストーカー行為などのいたずら

悪用されてしまうと自分の知らないところで、トラブルに巻き込まれてしまうことも。そのため運転免許証の紛失に気付いたタイミングで、警察署や信用情報機関への手続きを行ってください。

2 免許証を紛失した際にとるべき行動

2-1 警察もしくは交番へ遺失届の提出

運転免許証を紛失した場合は、最寄りの警察署や交番で「遺失届」を提出しましょう。その際に免許証を落とした日時や場所なども聞かれるので、あらかじめ情報を整理しておくとスムーズです。

遺失届を提出することで、紛失したものが悪用された場合に不正利用であることを主張することができます。そのため、紛失に気付いたら早めの申請を行うといいでしょう。

地域によりますが、遺失届をオンラインで申請ができるケースもあります。また警視庁の公式サイト「落とし物検索」では、各都道府県警察の遺失物を公表しています。

個人情報保護の観点から、免許証などの個人を特定する情報や物は公表していません。免許証と一緒に財布やカードケースなどを落とした場合は、掲載されている可能性があるのでチェックしておくといいでしょう。

2-2 信用情報機関への連絡

免許証を紛失した場合は、信用情報機関への連絡も行うといいでしょう。信用情報機関とは、クレジットカードなどの取引に関する個人の信用情報を管理する機関です。

免許証は本人確認書類として使用されるので、悪用されないためにも本人申告を行う必要があります。

本人申告制度は、カード類を紛失した本人が信用情報機関に申告し悪用を防止できる制度。本人申告制度への登録は任意ですが、万が一のリスクを軽減するためにも活用しておくといいでしょう。

登録方法は郵送もしくはWEBで行うこともでき、どちらも手数料が必要です。

信用情報機関の連絡先と受付時間などは以下の表をご覧ください。

信用情報機関 連絡先 受付時間 手続き方法・手数料
一般社団法人全国銀行協会 0120-540-558 平日 9:00~17:00 郵送 返送用切手代404円同封
指定信用情報機関(CIC) 0120-810-414 平日 10:00~16:00 郵送・WEB 手数料 1,000円
日本信用情報機構(JICC) 0120-441-481 平日 10:00~16:00 郵送・スマホアプリ 手数料 1,000円

2-3 免許証の再発行

免許証の再発行も忘れずに行いましょう。

車を運転する際は免許証を携帯していないと、違反行為となり反則金が科せられます。運転免許証が発見されるのを待っていては、いつになるか検討もつかないので、早めに再発行手続きを行うといいでしょう。

また運転免許証の紛失以外でも再発行が必要な場合があります。

免許証の破損や汚れているケース。その他に顔写真を変更したい場合や、臓器提供の意思表示を変更したい場合にも再発行の手続きを行わなければいけません。

3 免許証の再発行の手順

3-1 再発行ができる場所

免許証を再発行が可能な場所は、住所を管轄する運転免許試験場または警察署です。警察署については全てが対応しているわけではないので、あらかじめ確認しておきましょう。

手続きが可能な曜日は、平日の月曜から金曜のみとなっています。土日祝日や年末年始は、再発行の手続きは行うことはできません。

再交付に対応してくれる受付時間は、各都道府県によって異なるため、あらかじめ確認しておくとスムーズです。また再発行の手続きを行う際は、代理人の手続きができないことを覚えておきましょう。

3-2 必要書類

運転免許証を再発行する際には、必要な書類を準備しておく必要があります。

手続きをスムーズに実施するためにも、事前にチェックしておくとスムーズです。

免許証の再発行に必要な書類は以下の通り。

  • 運転免許証再交付申請書
  • 運転免許証紛失・盗難てん末書
  • 申請用写真1枚(縦3.0cm×横2.4cm)
  • 身分証明書
  • 暗証番号(IC免許証交付のための、4ケタの暗証番号を2組)
  • 手数料 2,250円

運転免許証再発行申請書または盗難てん末書の申請用紙は、申請先の窓口に設置してあります。

申請用写真は縦3cm横2.4cmのサイズが必要で、申請前から6ヶ月以内に撮影されたものを用意しましょう。写真機が申請会場に設置されている場合もあり、証明写真を申請前に撮影することもできます。

身分証明書は免許証を紛失しているので、パスポートやマイナンバーカードが必要です。

他の書類でも確認は可能ですが、以下の中から2つ以上必要になることを覚えておきましょう。

  • 住民票
  • 健康保険証
  • 年金手帳
  • 預金通帳またはキャッシュカード
  • クレジットカード
  • 納税通知書
  • 公共料金領収書

必要書類や手数料については場所によって異なる場合もあります。スムーズに手続きを完了するためにも、あらかじめ確認しておくことをおすすめします。

外国籍の方が免許証を紛失した場合は、以下の書類も準備しましょう。

  • 特別永住者証明書
  • 住民票
  • 在留カード

住民票は、個人番号が記載されていないものでコピーは不可なので注意してください。

3-3 再発行にかかる時間

運転免許証の再発行には、手続きする場所によって時間が異なります。

再発行する場所が運転免許試験場の場合であれば、交付までの時間は最短即日発行もしくは、1時間〜2時間程度。警察署での場合は、後日発行もしくは2時間〜3時間ほど時間がかかります。

後日の場合は、2週間程度後に再交付されることもあるので注意が必要です。少しでも早いタイミングで免許証が必要なのであれば、運転免許試験場での手続きをおすすめします。

4 再発行後に紛失した免許証が見つかった場合

運転免許証を紛失し手続きを終えた際に無くした免許証を発見した場合は、運転免許試験場または警察署に古い免許証を返納する必要があります。

その際に新しく発行した免許証を返納してしまうと、再度手続きを行わなければいけないので注意しましょう。

ちなみに運転免許証に記載されている免許証番号の末尾は、免許証を再発行した回数を表しています。最初に発行された免許証番号の末尾は「0」ですが、再発行するごとに数字が増えていく仕組みです。

運転免許証を紛失したら早めの対応を

免許証を紛失した際は、早めの対応を心掛けましょう。

紛失したまま放置してしまうと、さまざまなリスクが考えられ、場合によっては犯罪などに巻き込まれてしまうことも。

まずは警察への遺失届を提出し、必要であれば信用情報機関への連絡を行いましょう。また、その際に住所を管轄する運転免許試験場、警察署へ免許証の再発行も忘れずに行ってください。

どんなに注意していても、免許証を紛失してしまうこともあります。万が一紛失した場合は、落ち着いて行動しましょう。

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