ニコイチ車って何?中古車を購入する際のポイントも説明

ニコイチ車って何?中古車を購入する際のポイントも説明

中古車情報などでたまに目にする「ニコイチ」。一体どのような車を指すのか、またどのような手法を施すのかを知らないなんて方も多いのではないでしょうか。

またネットで検索すると悪徳業者や犯罪などのワードがでてくるので、あまりいいイメージを抱かない方も少なくないかもしれません。

そこで今回は自動車におけるニコイチについて、その概要から実施した際に考えられるリスクなどについて紹介していきます。

1 そもそもニコイチとは

車における「ニコイチ」とは二台以上の車両を使用し、一台の自動車を作り上げるカスタム手法の一つ。

エンジンが壊れた車やフロント部分が事故で大破してしまった場合でも、複数台の使用できるパーツを集結させることで新たな一台を生み出している訳です。

有名なところでは、日産が提供していた「180SX」のフロントマスクをシルビアに移植した「シルエイティ」やその逆仕様の「ワンビア」などがあります。その他にもトヨタがリリースしていた「プラッツ」に「ヴィッツ」のフロントマスクを移植したものや、「スープラ」に「ソアラ」のフロントマスクを移植したものも。日産「ステージア」に「スカイライン」のフロントマスクを移植したものなど多岐に渡ります。

修理する際のパーツが高額だった場合や、部品の供給状態が少ない旧車に活用されることがほとんど。再利用することができ、修理する際のコストを抑えられることが最大のメリットです。

2 ニコイチを実施した際に考えられるリスク

事故現状車をニコイチの手法を活用し、乗り続けたいと考える方もいらっしゃるかもしれません。しかし事故車を修理して乗り続けることには制限やリスクがあることを覚えておきましょう。

車の破損状況によりますが、車両によっては事故を起こす前と同じように走行することも可能です。ただ、修理の可否に限らず乗り続けることをおすすめできないケースも。例えばフレームの大きな歪みなどが挙げられます。

一度歪んでしまったフレームを元通りの状態に戻すことは、ほぼ不可能です。見栄えだけであれば、以前のような状態に修復することはできますが安全面が保証できません。

金属疲労が蓄積し耐久性が落ちてしまっているため、走行中に修理した箇所に負荷がかかり大きな事故に繋がってしまうため注意が必要です。

フレーム以外でも修理した箇所はどうしても、耐久性が落ちてしまうもの。特に溶接した場合は、その修理箇所から錆びが発生するなど二次的なトラブルが起こる可能性があることも覚えておきましょう。

3 犯罪に巻き込まれてしまうケースも

ニコイチの手法を逆手に取り、犯罪に利用しているなんてことも…

これは自動車の盗難に大きく関係しており、発見された盗難車両の多くがニコイチを施されているものがほとんど。

車には個体識別のための車体番号が刻印され、エンジンルーム内にはコーションプレートと呼ばれるプレートが貼り付けられています。これらがあることで、例えナンバープレートを付け替えたとしても盗難車だということが発覚する訳です。

しかしながらニコイチの手法を利用し、カモフラージュする加工を施す犯罪グループが後を断ちません。盗難車両の同一車種の事故車や水没車などを低価格で購入し、その車から車体番号を切り取り盗難車に貼り付けるというものです。

もちろんこのような車両は、オークション会場で出品が禁止されていますが中古車を購入する際は注意が必要です。

4 中古車の購入を検討する際に注意すべきポイント

中古車の購入を検討する際に、塗装や防水処理の形や色が不自然ではないかを確認しましょう。その他にパネルの隙間にズレが生じていないか、ボルトの塗装が剥がれていないかの確認も必要です。

ここでは中古車の購入検討時に見るべきポイントを紹介していきます。

4-1 外観のチェックポイント

まずは自動車の外観部分にあたる「前方」「後方」「サイド」のチェックすべきポイントを説明していきます。

自動車を前方から見た際に、ボンネットとフェンダーの隙間は均一になっているかがポイントの一つ。またヘッドライトとボンネット、フロントバンパーの隙間は均一になっているかを確認しましょう。修復を実施している車はこの隙間が均一ではないことが特徴。一部が狭かったり、ズレが生じているなんてことも。

次に自動車を後方から見る際は、斜め後ろなどから車全体を見回しましょう。その際に塗装の色合いに変化がないかをチェックしていきます。もし色合いが変わっている箇所があれば、事故を起こしてその部分のパーツを交換した可能性があるので注意が必要です。またテールランプとトランクの隙間は均一になっているか。リアバンパーとリアフェンダーの隙間も均一になっているかの確認もポイントです。

最後にサイド部分はドアとドア、ドアとリアフェンダーの隙間は均一かどうかの確認。またドアとフロントフェンダーの隙間は均一になっているかがチェックすべきポイントです。

4-2 ボンネットやエンジンルーム、トランクのチェックポイント

外観部分を確認したら、ボンネットやエンジンルーム、トランクなどに不備がないかのチェックを実施しましょう。

まずボンネットのシーラーや取り付け部位とボルトを確認します。シーラーを塗り直した跡や取り付け部位、ボルトが新しくなっていたら修復している可能性が高いと言えます。

次にエンジンルーム内の各箇所の取り付け部位とボルトをチェックしていきましょう。その際にヘッドライトの取り付け部分は入念に確認することがポイント。これは樹脂でできており、軽い接触事故などでも簡単に割れてしまうことも。また経年劣化でも割れてしまったり、折れてしまう箇所でもあることを覚えておきましょう。

最後にトランクを開けて確認していきます。トランクを取り付けている金具のボルトをチェックしましょう。ボルトの塗料がはがれていると、ボルトを外して何かしらの修理をした疑いがあります。

チェック時に気になる点があれば、必ず担当の方に確認することが重要です。

まとめ

今回は車のカスタム手法の一つでもある「ニコイチ」について、概要から実施する際に考えられるリスクなどについて紹介してきました。

ニコイチは複数台の車両から使用できるパーツを活用したり、溶接などで繋ぎ合わせたりと新たな一台を誕生させる自動車の修理方法の一つ。主にパーツの供給が少ない旧車などに活用されている手法で、修理を実施する際のコストを抑えられることがメリット。

しかしリスクがあることも忘れてはいけません。どうしても耐久性が落ちてしまうため、実施する際はしっかり検討した上で実施するようにしましょう。

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