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38年続いた長寿モデル「日産・サニー」時代を彩ってきた歴代シリーズに迫る

38年続いた長寿モデル「日産・サニー」時代を彩ってきた歴代シリーズに迫る

日本の名車として今もなお高い人気を集めているのが日産・サニー。

初代サニーが誕生し、サニーシリーズは爆発的ヒットを記録。多くのファンを魅了した一台です。現在は生産中止となりましたが、9モデルをリリースし38年の深い歴史があります。

そんなサニーがどのようなモデルをリリースし、どのような変遷を辿ってきたのか気になる方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は昭和の名車を代表する日産・サニーの歴代シリーズを振り返ります。

1 車名は一般公募により決定した「初代ダットサン・サニーB10型」

1966年にベールを脱いだのが初代ダットサン・サニーB10型。車名は一般応募から決定されたもので、応募総数は約800万通の中から決定されたんです。

グレードは「スタンダード」「DX」の2種類。ボディタイプは2ドアセダンが先行でリリースされました。その後、順次追加され4ドアセダン・2ドアクーペ・2ドアライトバン・2ドアピックアップトラックの5タイプをラインナップ。

直列4気筒のA型エンジンを搭載。これは軽量で経済型エンジンということが特徴。また低回転域の柔軟性と高回転まで軽快に回ることおも魅力の一つ。このエンジンは改良を続け、その後30年に渡りサニーの歴代モデルに搭載されました。

モータースポーツでも活躍した一台で、1967年にオーストラリアで開催された500マイルレースに出場しクラス優勝。その翌年にはマレーシアGPでもクラス優勝を果たし、総合で6位の好成績を残しています。

2 サニトラが誕生したことでも有名な「2代目ダットサン・サニーB110型」

2代目ダットサン・サニーB110型がリリースされたのは1970年のこと。

ボディタイプは2ドアセダン・4ドアセダン・2ドアクーペ・ライトバンの4種類をラインナップ。車体は初代モデルからスクエアな形態を保ちつつ大型化された一台。またフロントサスペンションに本格的なマクファーソン・ストラット式独立懸架を採用していることも特徴の一つ。

直列4気筒ターンフローOHVのA12型1,200ccエンジンを搭載しています。

1971年にはピックアップトラック型のサニートラックB120型を発売。これはサニトラの愛称で親しまれており、北米市場で特に人気を集めたモデル。

先代同様にモータースポーツでの輝かしい成績を残しており、ツーリングカーレース内のTSクラスのベース車としても大きな成功を収めたことでも有名です。

1970年に日本で行われた「全日本富士ストックカー200マイルレース」TS1300クラスでレースデビューし優勝を果たします。その他にも1973年の「’73日本グランプリ」TS aクラスに出場し優勝。その翌年には「74全日本選手権鈴鹿フォーミュラレース」SS1クラスにて優勝を果たしています。

3 スタイリングを曲線を多様したスタイルに変更した「3代目ダットサン・サニーB210型」

3代目ダットサン・サニーB210型は1973年に提供されたモデル。先代までのプレーンなデザインから、曲線を多用したスタイルに変更しています。

ボディサイズは2代目と比べると、全長と全幅が拡大され全高は低く設定されました。ボディタイプは2ドアセダン・4ドアセダン・3ドアクーペ・2ドアバン・4ドアバンの計5種類をラインナップ。

駆動方式はFRが先代より踏襲されています。エンジンは1.2L直4OHVのA12型と、上級グレードには1.4L直4SOHCのL14型の2タイプを用意していました。

グレードは「セミデラックス」「デラックス」「GL」「GX」の4種類。

リリースから3年後にはマイナーチェンジを実施し、A14型ツインキャブレター仕様エンジンを搭載するスポーティグレード「1400GX-T」が登場。さらにその翌年には豪華グレード「GL-L」「GX-L」が追加されたこともトピック。

3代目ダットサン・サニーは、トルクの太い安定性の高い走行性能に仕上げられた一台です。

4 居住空間と走行性能が向上した「4代目ダットサン・サニーB310型」

1977年に誕生したのが4代目ダットサン・サニーB310型。キャッチコピーは「ひろびろサニー」で、先代と比べホイールベースは変わらないものの、全幅とトレッドが約50mm拡大され居住空間が広がったことがポイント。

ボディデザインは2ドアセダン・4ドアセダン・3ドアクーペの3種類をラインナップ。

エンジンは直列4気筒OHVの1200ccと1400ccの2タイプ。サスペンションはフロントにストラット式、リアは固定式ながらも4リンクコイルを採用したことが特徴です。

リリースから2年後にはマイナーチェンジが実施され、丸型ヘッドライトから角型ヘッドライトに変更。5ドアワゴンが追加されたこともトピックの一つ。エンジンもSOHCに変更され、排気量は1200ccが1300cc。1400ccが1500ccと拡大し、よりパワフルに改良されました。

最後のFR駆動モデルであり、2代目ダットサン・サニー同様にTSレースや富士フレッシュマンレースといった下位クラスのレースで活躍した一台です。

5 シリーズの大きな転換期を迎えた「5代目サニーB11型」

 

5代目サニーが誕生したのが1981年。このモデルよりブランド名がダットサンが廃止され、サニーへと統一されました。また先代まではFRだった駆動方式を前輪駆動のFFへ移行されたモデルでもあります。

ボディタイプは4ドアセダン、3ドアハッチバッククーペ、ワゴンの3種類をラインナップ。先代までリリースされていた2ドアセダンは廃止されたこともトピックの一つ。3ドアハッチバッククーペは1983年に3ドアハッチバックに変更されています。

エンジンは直4SOHCのEユニット型を採用。これには「E13S型」「E15S型」「E15E型」の3タイプを用意していました。

5代目サニーが誕生した翌年には国産車で初となる、ターボエンジンを搭載した上位グレード「TURBO LEPRIX(ターボ ルプリ)」を発売。1983年には日産創立50周年を記念した「サニー50スペシャル」を限定300台のみリリース。

このように5代目サニーは駆動方式の変更やエンジンの刷新などにより、走行性能や燃費性能が向上した一台です。

6 トラッドサニーの愛称で親しまれている「6代目サニーB12型」

1985年に誕生したのが6代目サニーB12型。「トラッド・サニー」の愛称で呼ばれ、ユーザー層の若返りに成功したモデルです。

ボディタイプは4ドアセダンと5ドアワゴンの2タイプのみ。スタイリングはシャープな印象を与えたもので、駆動方式は先代を踏襲したFF方式を採用。エンジンは直4SOHCのE型ユニットで「E13S型」「E15S型」「E15ET型」の3種類をラインナップ。

6代目サニーが提供を開始した翌年には、先代後期に廃止された3ドアハッチバッククーペが派生モデル「サニーRZ-1」として復活したことでも話題となりました。さらに同年には、CA16DE型エンジンを搭載したモデルをリリースしたこともトピックの一つ。また1987年にはフルオート・フルタイム4WDが追加されました。

7 シリーズ最高の品質を追求した「7代目サニーB13型」

7代目サニーがリリースされたのは1990年のこと。ボディタイプは4ドアセダンのみをラインナップ。先代までラインナップされていたクーペタイプは、サニーの名を冠せず「NXクーペ」へと変更されました。

ガソリンエンジンをすべてDOHC化したことも特徴の一つで、サニーシリーズ初となる1800ccエンジンを搭載した4WDモデルが登場。これは、ビスカスカップリング付きセンターデフ方式フルタイム4WDを採用しています。このモデルは国内ラリーやダートトライアルで活躍した一台です。また上級グレードでラインナップされたスーパーサルーン系はエンジンや駆動方式を問わず、8種類用意された外装と内装を自由に組み合わせることができるスーパーセレクション方式を採用。

7代目サニーは、歴代モデルで最も高品質を追求したことが特徴の一台です。

8 燃費性能の改善や安全性能を強化した「8代目サニーB14型」

1993年にフルモデルチェンジを実施し、誕生したのが8代目サニーB14型。コンセプトは「クラスを超えた機能の実現」を掲げ、様々な改良が行われた一台です。例えばエンジンの効率やボディの空力特性改善による燃費改善、ホイールベースの延長などによる居住性の向上。さらにはボディ剛性強化や、サスペンション刷新による快適性の向上などが図られました。

ボディタイプは先代同様に4ドアセダンのみをラインナップ。スタイリングは、空力特性を追求した流麗なフォルムに変更したことも特徴です。

駆動方式はFF方式とフルタイム4WDを設定しています。エンジンは「GA13DE型」「GA15DE型」「GA16DE型」「SR18DE型」の4タイプをラインナップ。またディーゼル用では「CD20型」を設定されていました。

8代目サニーが提供されてから2年後には、運転席SRSエアバッグシステムが標準装備されています。

9 ラストモデルとなった「9代目サニーB15型」

サニーシリーズ最後のモデルとなる9代目サニーB15型が誕生したのは1998年のこと。

「新・世界基準セダンSunny」をコンセプトに、プラットフォームの刷新による操縦安定性と乗り心地の改善が図られました。またエンジンの変更による燃費性能や動力性能の両立などが図られた一台。

ボディタイプは4ドアセダンのみで、派生モデルも存在していないモデルです。スタイリングは先代を踏襲しており、流麗なフォルムを採用しています。

駆動方式も先代同様にFF方式とフルタイム4WDをラインナップ。エンジンは「QG13DE型」「QG15DE型」「SR16VE型」「QG18DD型」の4種類で、先代から一新されたガソリンユニットをラインナップ。

安全装備も充実しており、全車に「SRSデュアルエアバッグシステム」「ABS」「ブレーキアシスト」「ロードリミッター&プリテンショナー付きシートベルト」が標準装備されています。

初代サニーが誕生し、38年の長寿シリーズでしたが惜しまれつつも歴史に幕を下ろしました。

まとめ

今回は日産を代表するサニーシリーズを振り返りました。38年続いた長寿シリーズで、多くのファンを魅了した一台です。

サニーはセダンの印象が強いですが、ハッチバックタイプやサニトラの愛称で親しまれているピックアップトラックタイプなどのモデルも多数ラインナップしています。

旧車市場でも高い人気を誇るモデルなので、機会があればサニーの魅力を肌で感じてみてくださいね。

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