2023年11月27日
運転時のトラブルに対処可能なロードサービスについての理解を深める
車の運転中に事故やパンクなど、予期せぬトラブルを経験することもあるでしょう。
そのような運転中のトラブルを解消してくれるのがロードサービスです。多くの場合は自動車保険に付帯されており、代表的な提供先に「JAF(日本自動車連盟)」が挙げられます。
ただ、どのようなトラブルで依頼すべきなのか、ロードサービスへの依頼方法などを知らない方も少なくありません。
そこで今回は、ロードサービスの依頼方法や依頼が必要なシチュエーションについて触れていきます。レッカー車が到着するまでの時間やロードサービスの依頼前に覚えておくべきこともまとめているので、参考にしていただけると幸いです。
目次
1 ロードサービスを依頼する方法
ロードサービスを依頼する際は、加入済みのロードサービスやロードサービスが付帯している自動車保険の問い合わせ先に連絡しましょう。主な加入先には、JAFが挙げられます。
またロードサービスの依頼先は、加入状況によって異なります。加入済み・未加入・ロードサービス付帯の自動車保険に加入済みの場合、それぞれの依頼方法は以下の表をご覧ください。
加入済み |
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未加入 |
|
ロードサービス付帯の自動車保険に加入済み |
|
ロードサービスを依頼する際は、連絡するより先に、安全を確保することが大切です。トラブルが発生した際はまず安全を確保したうえで、連絡するようにしてください。
2 レッカー車が到着するまでの時間
走行困難なほどのトラブルが発生した場合は、ロードサービスを経由してレッカー車を手配する必要があります。レッカー車を手配して到着するまでの時間は、およそ30分から1時間程度です。
ただし依頼場所が山間部だったり、渋滞の多い地域だったりする場合は、到着が遅れてしまうことも。また、レッカーサービスの拠点から距離がある場所でトラブルが発生した際も、レッカー車の到着が遅れる可能性があります。
到着時間には差があるものの、多くのロードサービスは24時間・365日対応可能であるため、トラブルが発生した時点で連絡することが可能です。
3 ロードサービスの依頼前に覚えておくべきこと
ロードサービスを依頼する際は、以下に挙げる内容を把握しておく必要があります。
- ロードサービス加入の必要性
- ロードサービスの利用料金
- ロードサービス利用後の保険等級について
ここでは、ロードサービスの依頼前に覚えておきたい3つのトピックについて解説します。
3-1 ロードサービス加入の必要性
ロードサービスは、運転中のトラブルに備えておきたい方にとっては加入必須のサービスです。
一方、車に乗る機会が少ない、車で距離の遠い場所へは行かないという方であれば、ロードサービス加入の必要性は高くありません。とはいえ、ロードサービスに加入しておくことでトラブル時でも会費内でサポートを受けられます。
そのため、たとえ運転の機会が少なくても「万が一の備え」として加入することをおすすめします。
3-2 ロードサービスの利用料金
ロードサービスの利用料金は、加入状況によって異なります。加入済みであれば、年会費のみでトラブル対応ごとに料金がかかることはありません。
未加入の場合、サービスごとに設定されている料金が都度発生します。JAFを例に、年会費や未加入の場合に都度発生する料金をまとめているので参考にしてください。
年会費(入会金も含む) | 1年+自動振替:5,500円
1年:6,000円 2年一括:9,500円 3年一括:13,000円 5年一括:20,000円 |
バッテリー上がり | 13,130円 |
パンク | 15,230円 |
燃料切れ | 16,770円 |
キー閉じこみ | 15,230円 |
故障車けん引 | 13,130円〜 |
落輪 | 14,280円 |
雪道・泥道でのスタック | 13,130円〜 |
異音・異臭 | 10,280円〜 |
3-3 ロードサービス利用後の保険等級について
ロードサービスを利用しても、次年度の保険等級には影響がありません。等級ダウン・保険料アップの心配も不要なので、安心して利用できるのがロードサービスの強みです。
4 ロードサービスの依頼が必要なシチュエーション
ここでは、ロードサービスの依頼が必要になる以下のシチュエーションについて解説します。
- パンク
- キー閉じ込み
- レッカー移動
- バッテリー上がり
- ガス欠
- オイル漏れ
- ホイールの不備
- ライトの故障
- エンジントラブル
- サイドブレーキの固着
- 脱輪・落輪
- 旅先での故障
4-1 パンク
タイヤに釘などが刺さって、パンクしてしまったらロードサービスを依頼しましょう。パンクは異物だけでなく、空気圧の不足により発生することもあります。
車にスペアタイヤを積んでいる場合は、ロードサービスの担当者に交換してもらえるでしょう。スペアタイヤがない場合は、その場で修理対応が行われます。
4-2 キー閉じ込み
車内に鍵を置いたままドアをロックすると車に入れなくなるため、ロードサービスへの依頼が必要です。ロードサービスを呼ぶことで、解錠やスペアキーの作成を行ってもらえます。
ただし、スマートキーの場合は解錠が可能でもエンジンをかけられないことが多いため、ディーラーにスペアキーを作成してもらう必要があります。
4-3 レッカー移動
車が走行困難になった場合は、レッカー車を手配して車を移動する必要があります。
走行中のエンジン停止やラジエーターからの水漏れなど、走行に影響が出るトラブルの場合はレッカー移動を手配しましょう。仮に人身事故でレッカー移動が必要な際は、まず119・110へ連絡し、最後にロードサービスへ連絡してください。
4-4 バッテリー上がり
半ドアやライトの消し忘れでバッテリーが上がってしまった際も、ロードサービスへの依頼が推奨されます。
また、走行中にバッテリーの寿命がきてしまった場合も、バッテリー上がりになるためロードサービスへの依頼が必要です。
4-5 ガス欠
ガソリンスタンドのない道でガス欠になった際は、ロードサービスを手配する必要があります。
ガス欠の際は、予備のガソリンを入れてもらえるでしょう。また加入するサービスによっては、ガス欠時のガソリン代が補償対象になります。
4-6 オイル漏れ
オイル漏れや、オイル切れが原因の白煙発生なども、ロードサービスを依頼すべきシチュエーションです。
ロードサービスでは、オイルの補充やオイル切れが原因の故障に対応してくれます。
4-7 ホイールの不備
ホイールのボルトに不備がある際は、ロードサービスを呼んでボルトを増し締めする必要があります。
ボルトが緩いままだと、走行中のハンドリングが困難になり、事故の発生につながります。ホイールのボルトは専用の工具を使用しないと締められないため、ロードサービスを呼んで対処してもらわなければなりません。
4-8 ライトの故障
ライトが故障すると夜間の走行が困難になるため、ロードサービスを呼んで対処してもらいましょう。
ロードサービスを呼ぶことでライトを交換してもらえますが、ライトの種類によっては対応できないこともあります。その場合は、レッカー移動の対象になるので覚えておきましょう。
4-9 エンジントラブル
エンジンが熱くなり、オーバーヒートを起こした際もロードサービスに依頼するシュチュエーションの一つ。
オーバーヒートは、エンジンオイルや冷却水の不足、冷却システムの故障が原因で発生する現象です。エンジントラブルは走行における異常につながるので、安全な場所に停止したうえでロードサービスを呼ぶ必要があります。
4-10 サイドブレーキの固着
サイドブレーキが固着し、パーキングの解除ができない場合も、ロードサービスの依頼が必要です。
サイドブレーキが固着すると運転そのものができなくなるので、早急にロードサービスへ依頼をしましょう。
4-11 脱輪・落輪
側溝にタイヤが落ちた、スタックした、縁石に乗り上げたといった際も、ロードサービスを手配しましょう。
脱輪や落輪は運転操作で抜け出せる場合はあるものの、他の事故を発生させる原因になるため避けるべきです。
4-12 旅先での故障
旅先で車が故障してしまった場合も、ロードサービスの依頼が必要です。
ロードサービスを旅行先で利用することで、車の修理やレッカー移動だけでなく、ホテルの手配やホテル代の補償が受けられることもあります。
運転中のトラブルに備えた、ロードサービスの必要性
走行中の故障や事故、キー閉じ込みなどのトラブルの対処を依頼できるのがロードサービスの特徴です。年会費を支払って加入することで、各サービスを無料で受けられます。
ロードサービスの依頼前には、加入の必要性や利用料金の目安、保険等級の変化についても把握しておく必要があります。
自分に合ったロードサービスを選択し、安心・安全なカーライフを楽しみましょう。
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