2023年8月31日
サンデードライバーとは?その特徴や対処法について
週末をメインに運転し、平日はあまり運転されていないドライバーをサンデードライバーと言います。普段から運転をされていないので、どうしても不規則な動きになりがち。
大型連休や年末年始などに増える傾向にあり、事故やトラブルの元になっているなんてことも。周りの方からするとハラハラ、ドキドキする瞬間を経験された方も多いかもしれません。
今回はサンデードライバーがやりがちな運転の特徴や、そのようなドライバーに遭遇した際にどのような対処をすべきなのかなどをお伝えします。
目次
1 サンデードライバーとは
サンデードライバーは週末をメインに運転されている方で、運転技術が未熟な方を指す俗語です。
大辞林によると「休日だけ自動車の運転をする人。また、そのために運転技術の未熟な人。」と定義されています。普段から車の運転に慣れていないため、周囲の車に気を配ることができなかったり、時には危険な運転をすることも少なくありません。
どこか頼りなく、周りの状況が見えていないような運転をするドライバーをサンデードライバーといいます。
2 サンデードライバーがやりがちな運転
運転技術が未熟な人と定義されているサンデードライバー。では、具体的にどのような運転方法があるのでしょうか。
ここではサンデードラーバーがやりがちな運転方法について紹介します。
2-1 車両感覚がない
サンデードライバーの方は、車両感覚が身に付いていないと言われています。
車両感覚はそれなりの運転経験を積まないと身に付かないため、普段から運転をしていないドライバーにとっては難しいもの。
そのため車間距離の把握や、停止線から大きく離れた状態で車を停止させたり、無意識のうちに極端に幅寄せをしてしまったりするわけです。
特に車間距離の把握や、極端な幅寄せについては事故につながる危険性もあるのでドライバーはもちろんですが、周囲の方も注意が必要です。
2-2 追い越し車線を走行し続ける
無駄に追越車線を走行することも、注意すべき運転方法の一つ。これは高速道路でよく見られる行為です。複数の車線がある場合、一番左側が走行車線で右にいくにつれ速度が遅い車を追い抜くために用意されています。
適切なタイミングで追い越し車線を利用する分には問題ありませんが、周囲の流れよりも遅いスピードで走行しているのにも関わらず、追い越し車線を走行し続けてしまうのは渋滞の原因にもなるので注意しなければいけません。
また追い越し車線を走行し続けるのは「通行帯違反」の対象になることを覚えておきましょう。
2-3 不安定な走行
見通しのいい直線の道路なのに、左右にふらふらしながら走行しているのもサンデードライバーの特徴です。蛇行運転は車線を飛び出してしまう危険性があり、対向車や中央分離帯などに接触し事故につながる可能性も高くなります。
周囲のドライバーは、このような車を見かけたら普段以上の車間距離を確保し、万が一の際に対処できる状態で走行しましょう。
またサンデードライバーに限ったことではありませんが、運転中に携帯電話やカーナビなどの操作により、ふらついていることもあります。こちらも大変危険な運転なので、「ながら運転」は運転に自信があっても絶対にやめましょう。
2-4 適切な速度で走行できない
安定しない速度で走行することもサンデードライバーの特徴の一つ。制限速度があるので、大きくオーバーする速度は危険ですし、走行スピードが遅すぎるのも周囲に迷惑をかけてしまいます。
上り坂や下り坂で気づかず減速や加速をしたり、割り込みを嫌って急に速度を上げたりと、安定した速度で走行できません。これにより、周囲のドライバーに不安を抱かせてしまうわけです。
3 車に与える影響
普段から車を運転しないことで、自動車に関わるパーツなどに異常が起きるケースもあります。これはサンデードライバーに限ったことではなく、日々の自動車の状態をチェックしておくことが大切です。
ここでは、普段から走行していない車に起きうる懸念点について説明します。
3-1 タイヤ
タイヤは車を走行させる上で大切なパーツですが、長期間に渡り車を放置してしまうと空気圧が低下してしまいます。
空気圧が低下したタイヤで走行すると燃費が悪化し、場合によってはパンクの可能性も高まるので定期的に確認することが大切です。
タイヤがパンクする原因や、対応策についてはコチラをご覧ください。
3-2 エンジンオイル
エンジンオイルも定期的にチェックしなければいけないポイント。
定期的にエンジンを作動することでオイルを循環させましょう。放置してしまうと、エンジン内にあるスラッジと呼ばれるヘドロのようなものが溜まりパーツが錆付いてしまいます。
スラッジの蓄積は燃費の低下にもつながりますし、最悪の場合エンジンの焼き付きの原因にもなることを覚えておきましょう。
3-3 ガソリン
車を動かす上で大切なガソリン。
こちらも、車を動かさずに放置してしまうと劣化してしまいます。
タンク内のガソリンの残量によりますが、半年から一年程度使用しなければ燃料としての品質が損なわれると言われています。
運転を日頃からしない場合でも、エンジンを動かすことやガソリンを入れ替えることで改善が期待できるでしょう。
事情により長期間にわたって運転および給油が難しい場合は、劣化防止剤を使用するのも選択肢の一つです。
4 サンデードライバーに接した際に煽り運転は禁物
初心者マークのようなものがついていれば分かりやすいですが、サンデードライバーの場合は確実に見分ける方法はありません。
日頃から運転に慣れてない方にとって、公道はもちろんですが高速道路での運転は余計に恐怖を感じます。そのため周囲の速度に合わせることができず、ゆっくりな速度で走行してしまうことも少なくありません。
そのような車に遭遇した場合に、最もやってはいけない行為が「煽り運転」です。
煽られることで、運転が不慣れなドライバーにとっては余計に焦ってしまい、急ブレーキを踏んだり、無駄に加速したりと事故につながる危険性が高くなります。
そのため可能であれば車線変更を行い、無理な場合は十分な車間距離をとることが大切です。
心に余裕を持ち思いやりのある運転を
普段から運転する頻度が少なく、運転技術の未熟なドライバーをサンデードライバーと言います。
確実に見分けられる方法はありませんが、サンデードライバーの特徴には追い越し車線を走行し続けるなど、不安定な走行をしがちです。
そのような車が周囲にいた場合は、思わぬ事故につながる可能性もあるので十分に注意をしましょう。また自分の車が接近することで、焦らせてしまうかもしれません。
運転する際は、心に余裕を持ち周囲への配慮ができる運転を心掛けることが大切です。
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