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ネオンカスタムを検討する際に知っておくべき注意点や車検に関する疑問点

ネオンカスタムを検討する際に知っておくべき注意点や車検に関する疑問点

車のドレスアップの一つにネオンカスタムが挙げられます。

アンダーネオンやホイールネオンなどがあり、愛車のオリジナリティを演出するカスタム方法の一つとして人気を集めています。

しかし、これから自動車にネオンの取り付けを検討されている方にとっては、車検に通るのか疑問に感じられる方も多いでしょう。

今回はネオンカスタムを検討されている方に向けて、取り付ける際の注意点や車検に関する疑問などについてお伝えします。

1 ネオンカスタムが人気を集めるきっかけ

ネオンカスタムは、自動車のドレスアップシーンにおいて、長年にわたり人気を集めているカスタマイズの一つです。

ネオンカスタムの始まりは、ガラス管の中にガスを封入したネオン管を用いた車両下部のライトアップでした。鮮やかな光が夜道を彩り、独特な雰囲気を醸し出していたため、多くのカーマニアを魅了しました。

近年では、より高輝度で多彩な表現が可能なLEDテープが普及したことで主流となっています。

ネオンカスタムが世界中で注目を集めるようになった大きな要因の一つに、映画「ワイルドスピード」シリーズの存在があります。

ド派手なカーアクションと、個性的なカスタムカーの数々が印象的な同シリーズは、若者を中心に大きな支持を得ました。劇中に登場する「トヨタ スープラ」や「日産 スカイラインGT-R」、「マツダ RX-7」といった日本車が、鮮やかなネオンライトを纏いながら疾走する姿は、多くの観客の心を掴み、ネオンカスタムに対する憧れを掻き立てました。

これをきっかけにセダンやミニバンなど、スポーツカー以外でも同様のカスタム手法が取り入れられたのです。

アンダーネオンは、自動車のアンダーボディをLEDテープで照らし、車両全体を際立たせるドレスアップパーツです。LEDテープは柔軟性に優れ、車両の形状に合わせて自由に曲げたり切ったりすることができるため、さまざまな車両へ取り付けることができます。また、発光色も多種多様であり、自分好みのカラーで車両をカスタマイズすることができる点も魅力。

ネオンカスタムは、映画の影響もあり、世界中で愛されるカーカルチャーの一つとなりました。LEDテープの普及により、手軽に個性的なカスタムが可能となったことで注目されています。

2 ネオンを取り付ける際の注意点

ネオンの装着自体は違法ではありません。

国土交通省が定める道路運送車両の保安基準において「その他灯火類」の扱いとなります。

保安基準についてさらに詳しく見ていきましょう。

・光色

まず、光色ですがNGとなるのが赤・白・オレンジ。場所によって分類されており、フロントは赤、リアは赤・白・オレンジがNGです。

フロント部分に赤を使用することは、パトカーや救急車など赤色灯と被ってしまい、リア部分に白やオレンジ、赤を使用するとウィンカーとバックランプの光色と重複してしまうことが禁止されている理由です。

・光量

次に光量ですが、300カンデラ以下に抑えなければいけません。これはポジションランプの明るさと同程度で、この光量を超えてしまうと車検不適合となります。

点滅したり、光の明度が増減しないことと、光源が車外から見えないことも重要です。

・取り付け方法

取り付け方法にも規則があり、専用両面テープと数ヶ所をタイラップでしっかり固定する必要があります。またLEDテープを装着する際は、LEDが走行時に脱落しないようにしっかりと固定しなければなりません。

ネオンは電気が流れているので、ショートしないよう防水加工を行うこともポイント。

LEDテープの場合は防水用もありますが、非防水であれば透明なチューブにLEDテープを通して、全体を水から守る必要があります。

これらの要件をクリアすることができれば、当然ながら保安基準にも適合しているので、車検を通すこともできます。公道で走行すれば違反となりますので注意しましょう。

ちなみにレーシング仕様に区別される、イベントや競技など公道を走行しない場合は、色味や光量などに指定はありません。

3 ネオンカスタムは車検に通る?

ネオンカスタムは、保安基準を満たせば車検に通すことが可能とお伝えしました。しかしながら全国的に統一された明確な基準がないため、地域によって車検に通る場合もあれば、通らないケースもあるというのが実情です。

保安基準では、サイド下などにつけた「その他灯火類」の光源が、車の前後方向から見えてはいけないと定められています。しかし一部の地域では、この解釈が厳しくネオンの光源だけでなく、路面を照らした際の反射光も車の前後方向から見えてはいけないと判断されることがあります。このため同じカスタムでも、一部の地域では車検に通るのに、別の地域では通らないといったケースが発生してしまうわけです。

つまりネオンカスタムの車検事情は、グレーゾーンになっているのが現状です。

そのため多くのディーラーは、ネオンカスタム車両の車検を敬遠する傾向にあります。これは、ネオンカスタムがグレーゾーンであり、車検を通すことで将来的なトラブルに巻き込まれるリスクを避けるためです。

車検の専門業者の中には、ネオンカスタム車両の車検に対応しているところもありますが、すべての業者が受け付けてくれるわけではありません。事前に、ネオンカスタム車両の車検に対応しているかどうかを必ず確認する必要があります。

万が一、見つからない場合は自分で車検を行う「ユーザー車検」という方法も考えられます。しかし、ユーザー車検は、手続きが複雑で、専門知識が必要となるため、初めての方にはハードルが高いと言えるでしょう。

また、車検の際にネオンを取り外して車検をお願いすることになります。

ネオンカスタムは魅力的なカスタムですが、車検に関しては地域や業者によって対応が異なります。そのため事前に十分な情報収集が必要です。

適切なネオンカスタムを実施し素敵なカーライフを

今回はカスタム手法の一つでもある「ネオンカスタム」についてお伝えしました。

愛車に見た目がかっこよくなる点がメリットで、オリジナリティを演出するにはとっておきのカスタム方法です。

一方、場合によっては車検不適合になるなどのデメリットがあることも。取り付けを検討する際は「光色」「光量」「取り付け方法」に注意しカスタムしましょう。

また保安基準によるとネオンカスタム自体は問題はありませんが、地域によっては車検に通すことができないケースも少なくありません。

ネオンカスタムを検討する際は、メリット・デメリットを理解した上で実施することをおすすめします。当記事を参考に、安全かつ合法的にネオンカスタムを楽しんでいただけますと幸いです。

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