オーバーホールとは?エンジンを例に解説

オーバーホールとは?エンジンを例に解説

車におけるオーバーホールとは、エンジンやミッションなどの機械部分を分解し洗浄や修正、交換を行うこと。これにより、エンジンなどの新品時の状態に戻すことができます。主に旧車などの希少モデルを所有しているオーナーが実施することがほとんど。

愛車に乗り続けたいと考えている方にとっては心強いチューニング方法の一つではないでしょうか。

しかしながら、オーバーホールにかかる費用や実施を検討すべきタイミングを知らない方も少なくありません。またオーバーホールを実施することでのデメリットがあることも覚えてきましょう。

そこで今回は車におけるオーバーホールについて、エンジンを例に解説していきます。

1 オーバーホールを実施することでエンジンの性能は向上するのか

オーバーホールを実施することで、通常は行う前よりエンジン性能は良くなります。

しかしエンジンの各部の摩耗したパーツや、劣化した部品を交換して組み上げているだけなので、新車の頃のエンジンスペックより上がることはありません。

エンジン性能を向上させることが目的なのであれば、オーバーサイズのピストンを使ってボアアップを図ったり圧縮比を高めるなどの方法があります。

また高性能エンジンに載せ替える「エンジンスワップ」なども方法の一つ。

エンジンスワップについて実施する上での注意点や、メリット・デメリットなどを知りたい方はコチラも併せてご覧ください。

2 オーバーホールを実施することでのデメリット

エンジンのオーバーホールを実施することはメリットばかりではありません。場合によってはエンジンの性能を低下させるリスクがあることも覚えておきましょう。

エンジンは金属同士の摩擦とそのバランスによって成り立っています。エンジンが寿命で性能低下する前にオーバーホールしてしまうと、逆にエンジンのバランスが崩れて性能が低下することもしばしば。

また難しいチューニング方法のため、コストが高額になりやすいこともデメリットの一つ。

前述した通りオーバーホールはエンジンを分解するため時間や手間がかかり、それに伴い整備士には高度な技術や豊富な知識が求められます。当然ながら実施するためにはそれなりの設備が必要になるので、最近ではオーバーホールなどの重整備を実施してくれる整備工場は減少傾向に。

エンジンを開けてみないと、どのパーツが再利用できてどの部品が交換が必要なのか熟練のメカニックでなければ判断が難しく、設備も必要になるので費用が高額になる訳です。

オーバーホールを検討する際は、実施のタイミングをよく考えて依頼しましょう。

3 オーバーホールを検討すべきタイミング

エンジンのオーバーホールは、基本的には実施する必要はありません。なぜならエンジン自体の寿命は、走行距離が30万〜50万kmに設計されているからです。もし走行距離で判断するのであれば、20万kmを超えたあたりを目安にするといいでしょう。

具体的にはエンジン本体からオイルがにじみでていたり、エンジンオイルの減りが早くなった場合です。

もともと、エンジンオイルが減少すること自体は正常なこと。しかしながらオイル交換後に数千kmしか走行していないのに、明らかにゲージが下限に近付いている場合は注意が必要です。こまめにオイル交換をしているのであれば、大きな問題に発展する可能性は低いでしょう。

しかしながらオイルが減りやすくなっている状態を知りながら、運転を続けているとエンジン内の摩耗が進行しているので注意が必要です。この状況が進行してしまうと、オーバーホールどころか愛車を廃棄処分にするしかないケースも。不安な方は業者に点検依頼をすることをおすすめします。

その他にはエンジンアイドリング時にマフラーから白煙がでているケースや、急加速時などに加速が鈍くマフラーから白煙がでる症状は、一部のパーツが損傷していることを疑いましょう。これはエンジンの燃焼室にオイルが入り込むために引き起こされる現象の一つで、通常のエンジンでは見られない現象です。

白い湯気のようなものがマフラーからでることもありますが、特に問題はありません。車内が寒い時に発生することが多く、臭いは無臭です。すぐに消えることも特徴で、車内が温まるとでなくなります。

またエンジンから“カタカタ”などの異音が発生する際は、エンジン内部のパーツが破損している可能性が高いです。この場合はエンジンブロー等に繋がることもあるため、早急に点検やオーバーホールを検討することをおすすめします。

4 どのくらい時間と費用がかかるのか

エンジンをオーバーホールする際の費用は、自動車整備の中でもコストが多くかかります。

基本的に工賃と部品代が必要になり、ガスケット類の交換のみで20〜30万円。ピストンやクランクなどを交換しなければいけないケースであれば、50万円前後の費用がかかってくることも少なくありません。

また輸入車をオーバーホールする場合は、国産車に比べ費用が倍くらいかかってきます。

車によってはエンジンを下ろすのにアクスルやサブフレーム、ミッションなどの部品を降ろさらなければいけないなど、非常に手間がかかりパーツ代が高くなりがちです。

オーバーホールを依頼した場合、一般的な故障とは異なるため作業が完了するまで時間はどうしてもかかってしまうもの。エンジンを開いてみないと不具合、故障箇所の特定ができません。一つ一つのパーツを細かく精査するため、最低でも1ヶ月を目安に待ちましょう。

5 レストアとの違い

車における検査と修理が目的のオーバーホールに対し、車を新品状態に戻すレストアも整備方法の一つ。

自動車におけるレストアには、クラシックカーやヴィンテージカーなど、製造されてから時間が経過した旧車を、もう一度新車同様の状態に復元するという意味が含まれます。また、レストアには大きく分けて「セミレストア」や「フルレストア」の2種類に分類されます。セミレストアは事故を起こした時などに、破損した一部分を修復する作業です。

一方フルレストアは、車の外装や内装部分はもちろんですが、エンジンやパーツまで、全てを新たにのせ変えることで新車のような状態まで仕上げること。またフルレストアに近い言葉で「レストモッド」があります。これは、レストアと一部を変更する意味の「モディファイ」を掛け合わせた造語。

旧車をレストアし修復させるのはもちろんですが、一部をカスタマイズすることで旧車のクラシックな雰囲気は残しつつも、現代風にアレンジすることができる手法です。

レストアして当時の新車のようにするだけでも相当な時間もお金もかかりますが、それをさらにモディファイするわけですから、ある意味一番贅沢な車と言えます。

レストアやオーバーホールを実施することで、愛車に長く乗り続けられることができるため、愛車の状態にあわせて検討しましょう。

レストアについて詳しく知りたい方はコチラもご覧ください。

まとめ

今回は車におけるオーバーホールについてエンジンを例に解説してきました。

エンジンをオーバーホールすることで、性能を元に戻すことができることがメリット。しかしながら実施する際の費用は高額になりがちで、メカニックの技術力次第ではエンジンの性能を低下させるリスクがあることも覚えておきましょう。まずは信頼できる業者を探して、愛車の現状をしっかり点検してもらい見積もりを依頼することをおすすめします。

ヴァ・ベーネは業歴30年以上の実績があり、国土交通省認証の自社工場を完備しています。エンジンのオーバーホールやレストアなどの重整備も対応可能です。その他にも改造車の公認車検や構造変更なども対応可能です。

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