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愛車の性能向上に!チューニングカーの基本知識から応用まで伝授

愛車の性能向上に!チューニングカーの基本知識から応用まで伝授

車好きなら一度はチューニングを検討した方も多いのでは。しかしながらどこかハードルを高く感じてしまい、なかなか踏み込むのに勇気がいるものですよね。

またチューニングを始めるにあたって、何から始めたらいいのか疑問に感じている方もいるでしょう。

そこで今回はこれから愛車をチューニングしようと考えている方に向けたチューニングカーについての基礎知識から、チューニング方法に至るまで解説していきます。

1 そもそもチューニングカーとは

チューニングカーはエンジンに一手間を加え、性能を向上し車体を強化するなど性能向上が図られた自動車全般のこと。一般的には「走行性能の向上」を目的とした車のことをチューニングカーと呼ぶことが多いようです。

チューニングは「調律」や「調整」を意味しており、車の本来のスペックを引き出すためのもの。

例えばエンジンのパーツを適正に調律するやキャブレターのバランスやセッティングを調整するなどが挙げられます。

2 チューニングカーとカスタムカーの違いは?

混合されやすい言葉で「カスタムカー(ドレスアップカー)」があります。

では「カスタムカー」と「チューニングカー」の違いは一体どこなのでしょうか。

実は、カスタムカーはバンパーやホイールなどを自分好みのデザインへと変更し、外観(エクステリア)のデザイン性を高めるためのもの。つまりエンジンやサスペンション等の走行性能に関わるパーツには触れずに、外観のみを変更している車をカスタムカーと呼んでいるわけです。

ただしこれらの用語に関しては定義が曖昧で、広義のカスタムカーにチューニングカーが含まれる場合もあるようです。

ひとまずは、走行に関する性能向上が施された車をチューニングカー、それ以外の改造が施された車をカスタムカーと覚えておけば問題ありません。

3 チューニングカーの変遷

現在では車をチューニングすることは一般的となりましたが、1980年代前半では市販車へ手を加えることは違法となる時代でした。

それから15年後の1995年にチューニングがオープンなものへ。これには自動車部品の規制緩和が大きく影響しており、パーツに関する規制が一気に緩くなったわけです。これによりそれまで違法とされてきたチューニングの大半が合法化されました。

それまではアンダーグラウンドの扱いだったチューニングカーが一般化され、ジャンルが多様化され市民権を得たのもこの頃。そして各自動車メーカーがアフターパーツ業界に参入し、様々な専用パーツが誕生しました。

現在では技術が進化したことで精度の高い機材が導入され、セッティングの幅が広がったり環境性能まで考えられたチューニングパーツもリリースされる程です。

4 主なジャンルとチューニング内容

チューニングカーにはそれぞれの目的に合わせて実施するので、ジャンルによってチューニング内容が異なることが特徴。ここでは代表的なジャンルとそれぞれのチューニング内容について説明していきます。

3-1 快適性とスピードを求めるストリート仕様

ストリート仕様は快適性とスピードを求めるスタイルで、現在の主流でもあります。これは内装完備とオーディオ装備がこの仕様の最低条件。しかし中にはそれらが何もない状態で走る人もいるので一般的には明確な線引きはありません。

前述した通り快適性とスピードを求めるスタイルなので、街乗りと兼用することを前提にチューニングしていきます。搭載しているエンジンは低回転域のトルクが極端に細くなるほどのチューンは行わないことがほとんど。またエンジン内部を強化しなくても使用できるターボチャージャーを装備することも。

自分好みの車をチューニングしていくことが特徴の一つで、メイン車種は決まってはいません。

3-2 軽量化を目的としたグリップ仕様

グリップ仕様は前述したストリート仕様の内容に加え、グリップ力の向上やボディ剛性を上げるスタイル。

更に軽量化を図ることが特徴の一つで、そのために内装は全て軽量化のために剥がされることも。その他にもエアコンやオーディオ、ドライバーによってはパワーステアリングまで外す場合もある程。

しかしグリップ力が高い車はパワーステアリングがなければハンドルが切れなくなってしまいます。この手法は1Kgでも軽量化したい場合のライトウェイトカーに適している仕様です。

3-3 大きなエンジンパワーと強力なトラクション性能を追求するドラッグ仕様

ドラッグ仕様は極端にパワーを追求したエンジンと、トラクションを得るために他のジャンルとは全く違うセッティングになるサスペンションが特徴的なスタイル。

またタイヤは他の仕様では使うことがないような直線グリップ重視、コーナリンググリップ軽視の特殊なタイヤが使われることがほとんど。

メイン車種はパワーを得やすい大排気量車や、トラクションを得やすい4WD車が主流です。その一方軽量コンパクトなボディを求める場合も。そのようなケースではコンパクトカーや軽自動車をベース車にすることもあり、そのボディとは不釣り合いなチューニングが施されるなんてこともあります。

3-4 国産スポーツカーや海外生まれのスーパーカーが主流の最高速仕様

最高速仕様は前述したドラッグ仕様同様に大きなパワーが求められるスタイル。

ボディ側はグリップ仕様に近いものになることがドラッグ仕様との違いです。これは空力で車体を押さえ込んだり、高速域でも安定したコーナリングが要求されるためです。

ただサスペンションは硬すぎるとギャップで跳ねてしまい危険なので、少し柔らかめに設定されることがポイント。

メイン車種はフェアレディZなどの日本で誕生したスポーツカーや、海外のスーパーカーが主流。しかしチューニングするコストが高くなってしまうため、最高速仕様は現在ではあまりみられません。

5 チューニングを行う際のおすすめの手順

いざ車のチューニングを始めようと動き出しても、一体なにから始めたらいいのか悩んでしまうものですよね。

色々と手をつけたくなりますが、先ずは足回りから始めてみることをおすすめします。なぜならチューニングは全体のバランスが大切になるため、足回りを固めてからボディやエンジンを改善することで効率的に求める機能を得られるからなんです。また、足回りをしっかりさせることでパワーがあまりなくても速く走れることも。

具体的には「サスペンション」「タイヤ」「ホイール」「スプリング」「スタビライザー」などのチューンナップが挙げられます。先ずはこれらをチューニングしていきましょう。その後に「ブレーキ」「マフラー」を交換し、最後に「エンジン」や「ボディ」の手順でチューニングを行うことをおすすめします。

これはあくまでも一般的なチューニングの手順になるので、どのような環境で走るのかをイメージし求める機能に合わせてチューニングを行なっていきましょう。

6 走行性能を重視派向け!4つのチューニングポイント

前述した通り、チューニングを行う際はどのような環境で走るのかをイメージし求める機能に合わせてチューニングすることがポイント。ここでは走行性能を重視する場合の4つのチューニングポイントについて説明していきます。

6-1 走行性能の向上に重要なホイール選び

先ずはホイールを選んでいきましょう。車のホイールは種類やサイズが多く販売されており実に様々。しかし沢山の種類から選ぶため、どれを選べばいいのか困ってしまうもの。

ありがちなのが見た目だけで決定してしまい、後々後悔してしまうなんてことも少なくありません。

ホイール選びのポイントは「重さ」です。車はホイールを回すことでタイヤを通して地面を蹴ることで走行しています。このことからホイールが重くなる事でエンジンに負荷がかかり走行中に車が重く感じたり、アクセルをその分踏むため燃費も悪くなることも。

ホイールを1kg軽くすることで、車体15kgの軽量化に相当すると言われている程。それくらいホイールの軽量化は走行性能の向上と関係あるのです。

6-2 どれでもいいわけではない!大切なタイヤ選び

ホイール選びが終わったら次はタイヤを選んでいきましょう。

タイヤは走行性能を向上させるためには重要なパーツ。最近では各メーカーやブランドから提供されており、その種類や得られる性能も様々。どれを選んでも同じなのではとコストがかからないタイヤを選びがちですが、自分にあったものを選択することがポイント。

種類が多いタイヤですが、メリット・デメリットがあるので困ったらお店の方に問い合わせてみるのもおすすめです。

タイヤについて種類や交換時期を知りたい方はこちらも併せてご覧ください。

6-3 闇雲に交換してしまうと失敗してしまうサスペンション選び

サスペンションは車を構造する上で外すことのできない部品で、車の見た目や走行性能に大きな影響を与えるもの。タイヤと車体の間に位置しており、四輪全てに装着されタイヤと車体を繋ぐ役目を果たしています。

こちらも目的に合わせたサスペンションを選ばないと乗り心地が悪くなったという結果になることも。またサスペンションはパーツの中でも高価なものなので、闇雲に交換してしまうと失敗してしまう可能性があることを覚えておきましょう。

普段の公道で走行するには純正が一番適しています。それはコーナリングする際に純正のサスペンションだと、遠心力でタイヤが地面に押し付けられグリップ力が上がるからです。

自動車レースのような高速でカーブを曲がる場合などは、硬いスプリングに高減衰のショックを使用することがおすすめ。しかし慣れていないドライバーだとなかなか難しいもの。テクニックを習得するまでに膨大な時間が必要になるでしょう。

サスペンションについて種類や交換することでのメリットについて詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。

6-4 更に走行性能を向上させるためのエンジンチューニング

車の性能を向上させるためには、どれか一つだけのチューニングでは車の力を引き出すことはできません。それはエンジンにとっても例外ではなく、関係したパーツをセットで交換する必要があります。

エンジンをチューニングする場合は吸気排気系のパーツ、「エアクリーナー」と「マフラー」をセットで交換しましょう。

エアクリーナーはエンジンに取り込む空気をろ過するフィルターのこと。エンジンに送り込む空気の量が多くなることで性能が向上するわけです。交換も手軽にでき、その効果を得られやすいことがメリット。また排気の抜けが悪い純正マフラーからスポーツマフラーへ交換することで排気量を上げていきましょう。

車のマフラーについて役割や機能を知りたい方はこちらをご覧ください。

7 チューニングカーを手放す際は

車を自分好みにチューニングし手塩にかけた一台でも、生活環境の変化や好みが変わったりなどの理由から手放すこともあるでしょう。

莫大な時間とコストをかけてきたわけですから、もちろん買取額も期待してしまいますよね。しかしながらチューニングカーは所有者の好みが色濃く反映されているため、買手がつきづらいことがネックです。このことから売却時の買取価格が大幅に下がってしまうなんてこともしばしば。

また車検対応できているかどうかを買取店は判断する必要があります。これは専門店でない限り時間がかかってしまうため、そもそも断られてしまうことも。

せっかく手塩にかけた一台も、価値を理解してもらえず低い査定額で売却するのは心苦しいもの。そんな場合は是非、ヴァベーネにお問い合わせ下さい。愛車の価値を適正に判断できる知識と技術が自慢です。また事故などで動かなくなった車や、ローン中でも相談大歓迎です。

まとめ

今回は、愛車を自分好みにカスタマイズしていくことが醍醐味のチューニングカーについて説明してきました。現在ではチューニングすることが一般的となったことで、様々なパーツが販売されています。

またチューニングカーには主に4つのジャンルに分類され、内容は以下の通り。

・快適性とスピードを求めるストリート仕様
・軽量化を目的としたグリップ仕様
・大きなエンジンパワーと強力なトラクション性能を追求するドラッグ仕様
・国産スポーツカーや海外生まれのスーパーカーが主流の最高速仕様

これから愛車をチューニングすることを検討している方も、是非参考にしてみてくださいね。

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