
2021年7月30日
車の夏対策!車の暑さ対策をして車内を快適に
夏は山や海へドライブに出かける予定を立てられている方も多いのではないでしょうか。開放感がある夏はカップルでも家族でもよりアクティブになれる季節ですよね。
しかし駐車場に車を止めていざ乗ろうとした際に「モワッ」と暑さを感じることもしばしば。また暑さが原因で、熱中症を引き起こしたりなんて可能性も気を付けなければいけません。
そこで今回は車における夏対策について解説していきます。
目次
1 車内の温度を下げる効果的な対策
真夏の炎天下で駐車していると、車の室内温度はなんと約60度近くにまで達してしまうことも。これでは熱中症や脱水症状を引き起こしてしまうのも納得できますよね。
ここでは、車に乗り込む際に車内の温度を下げる効果的な対策方法を紹介していきます。
1-1 ドアと窓を使って暑い空気を逃そう
車に乗車する際に、ドアを開け閉めすることで暑さを和らげてくれます。
手順としては助手席の窓か、助手席側の後部座席の窓を全開にしましょう。その後運転席側のドアを複数回開け閉めします。これにより外気との温度差が縮まり、乗車した際の「モワッ」とした嫌な空気を解消することができます。
注意点としては運転席のドアを強く開け閉めしすぎると故障の原因になるので、適度な力で行いましょう。
1-2 外から水をかけるだけでも効果的
乗車する前に車に水をかけることも暑さ対策の一つ。
全ての窓ガラスとルーフに水をかけると、熱を逃がしやすくなります。近くに水を供給できる場所がなければ、ペットボトルの水をかけるだけでも有効です。これにより車内温度がある程度下がります。
ペットボトルは持ち運びにも便利ですので、2リットルのペットボトルに水を入れて車に積んでおくといいでしょう。即効性があり、手軽にできる暑さ対策なのでおすすめです。
1-3 エアコン機能を活用した対策方法
一刻も早く車内の温度を下げたい場合は、熱い空気を追い出してから冷房をつけるとより効果的です。
手順はエアコン機能の「外気導入」に設定し、車内の空気を入れ替えていきます。暑い空気を車内から追い出したら「内気循環」モードに。冷房から出る冷たい空気を循環させると効率的に冷やすことができます。また季節に関係なく、トンネルや渋滞時などは外気導入モードだと汚い空気を車内に入れてしまうことに。このような場合でも内気循環は効果的なのでおすすめです。
しかし内気循環モードが続いてしまうと、車内の二酸化炭素の濃度が高くなってしまう恐れが。これにより眠気や頭痛が生じることもあるので注意が必要です。長時間に渡って運転するのであれば、30分から1時間ごとに外気導入に設定し換気するといいでしょう。その際、風量を最大にすると素早く換気することができます。
2 車における夏対策に便利なアイテム
車の夏対策のアイテムは、カーショップやホームセンターなどで多くリリースされています。
ここでは暑さ対策におすすめグッズを紹介していきます。
2-1 暑さ対策の定番アイテム「サンシェード」
サンシェードは、フロントガラスからの太陽光を和らげてくれるアイテム。長時間、停車する際は設置しておきましょう。車内温度の上昇を防止してくれる効果が期待できます。
カラーやデザインは様々ですが、光を反射しやすい白か銀色のタイプがおすすめ。これは太陽光を反射しやすく、車内の温度の上昇を抑えるには効果的です。
最近では100円ショップなどでも提供されているので、手軽に試すことができることも魅力の一つ。商品によっては断熱シートを用いている物もあるので、機能性の違いも確認しておきましょう。
2-2 一度取り付ければ手間いらず「断熱フィルム」
断熱フィルムは窓ガラスに貼って、太陽光を受け車内の温度が上昇するのを防ぐ専用フィルム。前述したサンシェードは取り外しが必要なため、面倒な方は断熱フィルムがおすすめ。
夏の熱気だけではなく、冬の冷気もカットすることができるタイプなど実に様々。さらに赤外線や紫外線をカットすることができるタイプも。赤外線をカットすることで、室内の温度上昇を防いでくれる効果があります。紫外線カット仕様の場合、日焼け防止や疲れ目の軽減などの効果も期待できます。
断熱フィルムを取り付ける際は、業者に依頼しましょう。
自分では簡単には貼れない点と、場合によっては道路交通法違反で罰せられる可能性もあります。フロントガラスとフロントドアガラスにフィルムを取り付ける場合、可視光線の透過率が70%に満たないと使用できないと道路交通法で定められているためです。
断熱フィルムを取り付けるのであれば、カーショップや専門業者に相談し、フィルムの濃度や色などを決めましょう。
2-3 エアコンとの併用でより快適に「車用扇風機」
車にはエアコンが装備されていますが、炎天下の日などは低い温度設定にしてもすぐには車内全体まで涼しくなりません。車用扇風機を活用することも、対策方法の一つ。これにより冷たい空気を循環させ、車内全体の温度を均一に保ってくれる訳です。
車用扇風機は自動首振り機能が搭載されている物や、360角度調整できるタイプなど様々。デザインや性能も多く提供されているので、自分の車に合ったタイプを選びましょう。
2-4 あると便利な「冷却スプレー」や「制汗シート」
冷却スプレーを使用するのも、おすすめの暑さ対策方法。車内全体やシートに冷却スプレーを吹きかけることで車内の温度を下げることができます。
これらのアイテムには即効性があることがメリット。シートやチャイルドシートの背中部分など、熱がこもりやすい箇所に使用することで熱中症対策にも効果的です。ただ冷却スプレーの中にはガスが入っているので、高温になった車内に放置しておくと破裂の可能性があることを覚えておきましょう。
また、瞬間的に体を冷やすことができる制汗シートもおすすめ。暑い夏には大量の汗をかき、身体のベタつきや汗の臭いが気になることも。制汗シートであれば、破裂の恐れも無く持ち運びにも便利です。冷却スプレーと併用することで、快適に過ごせるでしょう。
3 子供の熱中症に注意
夏は年齢性別関係なく熱中症を引き起こしてしまう可能性があります。特に子供は大人に比べ、体温調節機能が未熟なため注意しましょう。
子供を乗車させる際には、チャイルドシートの設置が義務付けられています。しかしながらチャイルドシートは熱がこもりやすく、大人に比べ熱中症を引き起こす危険性があることを覚えておきましょう。
顔が真っ赤になり熱を持ち、飲み物を飲む量が多くなると熱中症になりそうなサイン。普段とあまり見た目などに変化はないため、こまめな水分補給や温度対策が必要になります。
熱中症になると「汗が出ない」「手足が冷たくなる」「発熱」「呼び掛けても反応がない」などの症状がポイント。
万が一、このようなサインが見られた場合はすぐに涼しい場所へ移動し、水分補給を行いましょう。また服を脱がせ、首筋や脇を冷やすのも効果的です。それでも症状が治らない場合は、すぐに病院へ連れていきましょう。
まとめ
今回は車における夏対策について、説明してきました。
炎天下の中で、駐車された車内の温度は約60度にまで達する程。乗車した際の「モワッ」とした空気を想像するだけで嫌な気持ちになりますよね。現在では多くの夏対策のアイテムが提供されているので、自分の車に合ったグッズを選びましょう。
また、注意すべき点は熱中症などのリスク管理もポイントの一つ。自分はもちろんですが、同乗者の健康を守るためにも熱中症対策を行うことが大切です。
夏のドライブが、より楽しく快適なドライブになれば幸いです。